光と風と地を感じながら実現するZEB
藤崎建設建設工業は2017年に本社ビルを新築しました。先端技術と快適性が融合するオフィスと言えます。
霞ヶ浦が一望できるように、そして、太陽光を最大限活用できるように南面の開口部を大きくしました。
ZEBを目指すこの建物は、開口部のガラスにLow-E複層ガラスを採用することに決めました。しかし、シミュレーションでは南面の開口部の日射調整がポイントとなったため、快適性と断熱性を両立するために見つけたのが外付けブラインド。建物外部での日射調整により夏、冬、一年を通しての快適性を手に入れることが可能になりました。
開口部以外の工夫として、空調設備に年中温度が安定している井水を活用した高効率システムを使っています。照明設備は人感センサーや明るさセンサーの情報により1灯ごとに調光・点滅が可能なきめ細やかなシステムを採用しています。給湯設備も太陽熱集熱パネルを設置し、自然エネルギーを活用します。BEMSにより各設備を統合管理・連動制御しながら、太陽光発電したエネルギーを無駄なく使える蓄電池設備を導入し、建物全体としてZEB化を達成しているようです。