既存の事務所を使いながらZEB化改修工事
竹中工務店は、2003年竣工の建物のZEB化改修工事に取り組みました。そして、本案件は2016年に改修工事を終え、ZEB化を実現しています。この改修工事では、4つのコンセプトを掲げました。
- 1.快適性の考え方を変える
- 2.スーパー省エネビルへ
- 3.スマートな働き方
- 4.災害にも強くなる
新しいワークスタイルの提案や各種省エネ技術の導入によりZEB化を図るとともに、快適性の向上や災害時に備えた BCP性能の向上など更なる付加価値の追求を図ったプロジェクトです。
省エネルギー化するには、パッシブ技術とアクティブ技術を使う方法があります。当社の外付けブラインドは、パッシブ技術をにおいて貢献しました。この建物は、2階建ですが、東西面フルハイトのカーテンウォールの建物でした。まず、外皮性能のアップのため改修工事ながらダブルスキン化を決めました。断熱層となるダブルスキン内での日射コントロールは非常な要素となってきます。さらにこの建物が海から非常に近い建物であったこと、非常に外部環境に近い簡易ダブルスキンであったということから当社製品が選ばれ、採用されました。
また、この建物に採用されているブラインドコントロールシステムは、ZEB採択案件であるということと、ブラインドは自動制御してこそ最も有効な日射コントロールシステムとなりますので、当社オリジナルの太陽追尾機能付のシステムが採用されています。さらに接点対応ながら火報連動、他設備との連動ができるシステムが使われています。