木目のきれいな無垢のフローリングは、木のぬくもりや風合いが楽しめるため長くきれいな状態を維持したいと考えている方も多いでしょう。フローリングには塗装が施されていますが、塗装の種類によって掃除の際に気を付けておくポイントが異なります。

本記事ではフローリング塗装の種類別に、掃除の際に用意しておきたい道具や掃除の頻度、掃除の仕方を紹介します。またフローリングの汚れの種類とその掃除方法も紹介しているので、フローリングの掃除で迷っている方はぜひ参考にしてください。

【この記事のまとめ】
  • フローリング塗装の種類は?

→主に「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の二種類があります。

  • オイル塗装の掃除方法は?

→毎日の掃除は、掃除機、フローリングワイパー、フローリングシート(ドライタイプ)、ぞうきん(から拭き)などの道具を使用します。基本的に水拭きや床用クリーナーの使用は控え、乾拭きにしましょう。

  • ウレタン塗装の掃除方法は?

→掃除機、フローリングワイパー、フローリングシート(ドライタイプ、ウエットタイプ)、ぞうきん(から拭き、水拭き)などの道具を使用します。毎日の掃除は掃除機やフローリングワイパーなどを使用し、月に1回程度、水拭き住居用クリーナーで水拭きします。

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フローリング掃除の前に塗装の種類を確認しよう

フローリングにはほとんどの場合塗装が施されており、これにより艶のある美しい床面になるだけでなく「水分や汚れが染み込む」「傷が付く」といったことから守る役割を果たしています。塗装のタイプには「オイル塗装」と「ウレタン塗装」の2種類があります。塗装の種類によって掃除の仕方が異なるため、まずはそれぞれの特長を詳しく解説していきましょう。

 

オイル塗装

オイル塗装とは主にオイルを使用し、木材に染み込ませて仕上げる塗装のことです。無垢の質感を活かすことができ、ごわつきのないしっとりとした仕上がりになるのが特長です。塗装をしていない木材と比べて手入れもしやすいですが、塗膜がないため撥水効果は期待できません。

またウレタン塗装に比べると耐久性はあまり高くなく、1年に1回程度の頻度でオイルを再塗装するのが推奨されています。オイル塗装の場合、定期的なメンテナンスが必要になりますが、塗膜がないぶん木のぬくもりを感じられる仕上がりや、木材の調湿機能を生かせる点は魅力でしょう。

 

ウレタン塗装

ウレタン塗装は樹脂を主成分とした塗料を使い、フローリング表面をコーティングするように仕上げる塗装のことです。樹脂膜は光を反射しやすいため基本的には艶のある仕上がりになります。その他にもあえて艶を消して木材の落ち着いた質感になるようにしているマットタイプもあります。

木材が塗膜で覆われた状態になるため、水分がフローリングに染み込みにくいのが特長です。また湿度に影響されて割れや反りが発生する心配も少なく、長期間効果が持続するメリットもあります。木の質感やぬくもり、木材ならではの機能面は低減してしまいますが、定期的に再塗装する必要がなく、掃除やメンテナンスのしやすさは魅力でしょう。

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オイル塗装の掃除

オイル塗装のフローリングを掃除する際に用意しておきたい、掃除道具と掃除の頻度、掃除方法を詳しく紹介します。

 

掃除に使用する道具

オイル塗装のフローリングを掃除する際に、用意しておくと便利な道具は以下の通りです。

  • 掃除機
  • ぞうきん(から拭き用)
  • フローリングワイパー
  • フローリングシート(ドライタイプ)
  • モップ(ドライ)

オイル塗装の場合、水分が染み込み跡になることもあるため、基本的に水拭きや床用クリーナーの使用は控えましょう。ぞうきんやフローリングシート、モップは乾燥しているものを用意してください。これら全てを使用するわけではないので使いやすいものを選びましょう。

 

掃除の頻度・方法

フローリングには汚れがたまりやすいため、基本的には毎日行うのがおすすめです。オイル塗装のフローリングの掃除は、以下の手順で行いましょう。

  1. 床に置いてあるものを移動させる
  2. フローリングワイパーで小さなゴミを取り除く
  3. フローリング全体に掃除機をかける

床に置いているものは、先に移動させておくと掃除がスムーズです。始めにフローリングワイパーなどで、ホコリや髪の毛など気になる汚れを取り除きましょう。掃除機はゆっくりとした速度でかけると、取りこぼしなく吸い取ることができます。部屋の端から順番にフローリングワイパーや掃除機やかけていくと、まんべんなく掃除できます。

 

ウレタン塗装の掃除

ウレタン塗装のフローリングを掃除する場合に用意しておきたい掃除道具や、掃除の方法を紹介します。

 

掃除に使用する道具

ウレタン塗装のフローリングを掃除する際は、以下の道具を用意しておきましょう。

  • 掃除機
  • フローリングワイパー
  • フローリングシート(ドライタイプ、ウエットタイプ)
  • ぞうきん(から拭き、水拭き)、
  • モップ(ドライ、ウエット)
  • 住居用クリーナー

毎日全てを使う必要はありませんが、ウレタン塗装フローリングの掃除用としてこれらを用意しておくと便利です。

 

掃除の頻度・方法

基本的には毎日の掃除機がけや、シートを付けたフローリングワイパーでの掃除で問題ありません。手順は以下の通りです。

  1. 床に置いてあるものを移動させる
  2. フローリングワイパーで小さなゴミを取り除く
  3. フローリング全体に掃除機をかける
  4. 固く絞ったぞうきんで水拭きする(月に1回程度)

床に置いているものは先に移動させておき、部屋の端からくまなく掃除していきましょう。月に1回程度、水拭きや住居用クリーナーを使用して拭き上げておくと、きれいな状態を保ちやすくなります。水拭きの後はから拭きしたり窓を開けたりして、しっかりと乾燥させましょう。

なお住居用クリーナーを使用する際は目立たない場所で試し使いし、変色などがないか確認してから使用してください。

 

フローリングが汚れる原因は?

フローリングを汚す原因になる細かなゴミは数多くあります。例えばホコリや髪の毛、知らないうちに落ちている人の垢などです。これらは基本的に掃除機やフローリングワイパーなどでさっと取り除けますが、汚れによっては簡単に取り除けないものもあります。ここではフローリングが汚れる原因を詳しく解説します。

 

皮脂汚れ

フローリングが汚れる原因で、意外と見落としがちなのが皮脂の汚れです。人の皮膚から分泌されている皮脂には油分が含まれているため、フローリングに付くと落としにくく蓄積すると酸化して黒ずみになることがあります。

皮脂汚れはから拭きや水拭きだけでは落ちないため、床用クリーナーを使って落としましょう。薄めた中性洗剤でも代用できますが、目立たない場所でフローリングが変色しないか試し使いしてから使用するようにしてください。

拭き取っただけでは落とせない場合は、クリーナーを多めに吹き付け少し放置してから拭き取るようにしましょう。その後固く絞ったぞうきんで、クリーナーの洗浄成分が残らないように拭き上げます。

なおオイル塗装のフローリングの場合クリーナーを吹き付けて放置は推奨できないため、どうしても目立つ黒ずみはサンドペーパーでサンディングし、再度オイル塗装することをおすすめします。

 

カビ汚れ

カビは「水分が多く湿気がたまりやすい」「カビが繁殖しやすい温度」「カビの栄養が豊富」といった条件がそろった場所で繁殖します。カビが栄養とするのはホコリや人の垢、髪の毛、食べこぼしなどです。そのためこうした条件がそろえばフローリングにもカビが発生します。

フローリングのカビ汚れを取り除く際、「掃除機」「塩素系漂白剤」は使用しないようにしましょう。掃除機でカビを吸い込むと、部屋中にカビの胞子をまき散らすことになります。塩素系漂白剤はカビに有効とされていますが、フローリングに使うと変色や劣化の原因になります。オイル塗装、ウレタン塗装いずれの場合も使用しないようにしましょう。

フロアコーティングをしている床なら無水エタノールと住居用クリーナーで取り除きます。エタノール:水を8:2程度で薄めて使用するのがおすすめです。市販の消毒用アルコールでもよいでしょう。無垢材やワックスを塗ったフローリング、変色の可能性があるため使用できません。

 

油汚れや食べこぼし

キッチンやダイニングテーブル周りでよく見られるのが、油汚れや食べこぼしによる汚れです。油汚れは炒め物や天ぷらなど油物を調理しているうちに徐々に蓄積されるもので、気付くとベタベタとした嫌な手触りになっていることがあります。さらに放置すると黒ずんで落ちにくくなるため、できるだけ早めに掃除するのがポイントです。

食べこぼしに気付いたらすぐに拾い上げる、拭き取るなどして掃除しましょう。油汚れも食べこぼしによる汚れも、住居用クリーナーや薄めた中性洗剤を使用して掃除するのがおすすめです。オイル塗装のフローリングの場合は専用の住居用洗剤を使って落とすと、木材の風合いを損なわずきれいに掃除できます。どうしても落ちない場合はサンドペーパーでサンディングし、再度オイル塗装しましょう。

 

水垢

キッチンや洗面所など水が飛び散りやすい場所では、水垢ができることがあります。水垢の原因は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムが固まったものです。水回りのフローリングに白くくすんでこびりついた汚れがあれば、水垢と考えられるでしょう。

水垢にはクエン酸が有効です。掃除用などのクエン酸スプレーを吹きかけ、ぞうきんやペーパータオルなどで拭き取りましょう。なおオイル塗装のフローリングにクエン酸スプレーは使用できないため、気になる場合はサンディングがおすすめです。

 

ペットの糞尿

飼っているペットが、フローリング部分で粗相してしまった経験がある方もいるでしょう。特におしっこはそのまま放置しているとフローリングに染み込んで跡になるだけでなく、雑菌が繁殖して嫌な臭いが取れない原因になります。

ペットの糞尿はできるだけ早く取り除きましょう。特に尿は広がらないようにそっとペーパータオルやペットシーツなどを乗せ、染み込ませて取り除くようにしてください。臭いが残る懸念があるため、ペットの粗相専用のクリーナーなどを使用してよく拭き取りましょう。

 

まとめ

フローリングにはオイル塗装とウレタン塗装のものがあり、オイル塗装のフローリングは水分が染み込みやすいため掃除の際に住居用クリーナーを使用する場合は注意が必要です。

さらに、もともと無垢フローリングにどのような塗装が施されているかが重要です。

オスモ&エーデルが取り扱っている、オスモフローリングオスモカラー フロアークリアー塗装のフローリングは、撥水性・保護性能が高く、水拭きができ、メンテナンス性にも優れています。

オスモカラーのフローリング用洗剤「オスモウォッシュアンドケアー」は、水拭きOKなフローリングに使用可能な自然の植物油由来の洗剤です。ジュースや牛乳、ワイン、コーヒーなどの染みも効果的に洗浄できます。毎日のフローリング掃除に使えるため、いつもさらっとした肌触りのフローリングを維持できるでしょう。

また、植物ワックス由来の「オスモワックスアンドクリーナー」によるワックスがけにより、撥水性をよみがえらせ、オスモカラー塗装の保護性能をキープすることができます。

きれいな床面と木の温かみを長く維持したいと考えているなら、ぜひオスモフローリングとオスモカラーを検討してみてください。

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