天然の木が持つナチュラルな雰囲気を楽しめる「無垢床」をご存じですか。ナチュラルな無垢材を使ったフローリングのことで、近年マイホームを建てる方にも人気があります。

これから無垢床の施工を考えている場合は、無垢床のメリット・デメリットや正しいメンテナンスの方法を確認しておきましょう。またすでに無垢床の家に暮らしている方も、無垢床の特性を理解して正しく扱うことで無垢床の良さを長く楽しむことができます。

本記事では、無垢床の特長やメリットとデメリット、6つの樹種の特長や床材として使用する際の仕上げ方やメンテナンス方法などを詳しく説明します。本記事を読んで無垢床に関する正しい知識を得て、メンテナンスをきちんと行えるようになりましょう。

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無垢床とは?

無垢床とは、1本の木から切り出した丸太を一枚の床板の形に加工し、それを並べて作ったフローリングのことを指します。

無垢(むく)は「混じり気がない」を意味する通り、天然の木の素材を活かした自然な風合いの床に仕上がるのが特長です。

一般的な床材には「無垢フローリング」と、合板を何層にも貼り合わせて作られた「複合フローリング」の2種類があります。床材の表面を見ただけではどちらか判断が付きにくいですが、断面を見ると無垢フローリングは継ぎ目のない一枚の板だと分かります。

また、断面の見た目だけではなく、実際に施工して床の上を歩くと、季節によって質感や温度など無垢床が持つ快適さを感じることができるでしょう。

 

無垢床のメリット

 

マイホームに無垢床を施工するメリットにはどのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、無垢床のメリットを3つ紹介します。

木のぬくもりを感じられる

無垢床のメリットの一つは、木のぬくもりを感じられることです。

無垢材には、その繊維の方向に沿って多くの微細な管状の空間が存在します。これらの空間が空気を含んでおり、それによって無垢材の保温性と断熱性を高めてくれます。そのため、無垢床の上では季節を問わず素足で歩くことができ、木のぬくもりを感じられて快適に過ごせます。

また、無垢床は天然の木特有の「経年変化」を楽しめるのも魅力の一つです。施工時の真新しい木の素材感や香りも良いですが、年月の経過と共に木の色合いやツヤが美しく変化していきます。

家族の成長に合わせて味わい深さが変わるのは無垢材の醍醐味でしょう。

 

調湿機能がある

無垢床のメリットの一つは、調湿機能があることです。

調湿機能とは、部屋の湿度に応じて無垢床が空気中の水分を吸収したり放出したりする作用のことです。この作用により室内の湿度が一定に保たれやすくなり、部屋の快適性が上がります。

例えば、湿気が高くジメジメする夏や梅雨の時期は、無垢床が湿気を吸収して湿度を下げ、逆に空気が乾燥する冬は、無垢床が湿気を放出して乾燥や静電気の発生を防ぎます。そのため無垢床を取り入れると1年を通して快適に過ごせる部屋作りができるでしょう。

 

足触りが心地よい

足触りが心地よいことも、無垢床のメリットの一つです。

一般的に合板を使用した複合フローリングはヒヤリとした肌触りで、素足で上を歩くのが苦手な方も多いでしょう。しかし、天然の木を使用している無垢床は熱伝導性が低く寒い冬でも底冷えしにくいため、冷えが気になる方でも素足で過ごしやすいのは大きな特長です。

また、無垢床に選ぶ樹種によっても差がありますが、天然の木からできている無垢床は複合フローリングに比べてクッション性があり柔らかく、素足で上を歩いても足が疲れにくいのが特長です。

そのため、足腰が悪いお年寄りや、ハイハイをし始めた赤ちゃんの体への負担が少なく優しいのもメリットの一つでしょう。

 

無垢床のデメリット

多くのメリットがある無垢床ですが、デメリットにはどのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは無垢床のデメリットを3つ紹介します。

膨張、収縮する性質がある

無垢床のデメリットの一つに膨張、収縮する性質が挙げられます。

これは、前述した調湿機能の際に起る天然の木の性質です。部屋の湿度の変化によって無垢床が膨張したり収縮したりすると、板と板の合間に隙間ができたり、つなぎ目が盛り上がったりする原因になります。

この無垢材ならではの性質を防ぐためには、施工前に無垢材の含水率をコントロールすることが有効です。

無垢材の膨張や収縮によるダメージを防ぐには、あらかじめしっかり乾燥させてあり環境に合わせて低い含水率に仕上げた無垢材を選ぶと安心でしょう。

また、施工する空間にしばらく無垢材を置いておき、木の含水率を安定させるのも良い方法です。

 

傷や凹みが付きやすい

傷や凹みがつきやすいのも無垢床のデメリットの一つです。

樹種により傷や凹みの付きやすさの度合いは異なりますが、比較的柔らかいパインやスギなどの無垢床は跡が付きやすいでしょう。柔らかい無垢床だと、椅子を倒したり硬いものを落としたりした凹みや、ペットの爪による傷などが付く可能性もあります。

しかし、このような傷や凹みは経年変化の一つと捉えることもできます。傷や凹みを家族との思い出の跡だと捉えると愛着が沸きやすいでしょう。

どうしても消したい傷や凹みがある場合、濡れたタオルとアイロンを使用して傷や凹み部分に水分を含ませることで、目立ちにくく修復できることがあります。

 

水に弱い

無垢床のデメリットの一つに、水に弱いことも挙げられます。

無垢床の表面に塗装をしていても、天然の木は比較的水分に弱いです。無垢床を濡れたまま放置するとシミの原因や床板の膨張や反りを招くため、水をこぼしたらすぐに拭き取るようにしましょう。

 

無垢床に使用される木材の種類

無垢床に使用される木材には、針葉樹や広葉樹などさまざまな種類があります。

針葉樹は、比較的成長が早い樹種で手に入れやすく安価なものが多いのが特長です。針葉樹の無垢床は柔らかさがあり、優しい踏み心地が魅力です。

広葉樹は、針葉樹に比べると成長が遅く、無垢材に加工するまでに時間を要するため比較的高価な物が多いです。表面の硬さがあり、耐久性にも優れた無垢床なのが特長です。

ここでは、無垢床に使われている人気の樹種とその特長を説明します。

パイン

パインは針葉樹で、柔らかな質感とナチュラルな雰囲気が人気の樹種です。

木目や木の節、色味に優しさがあり、素朴でのどかなテイストの部屋にも良く合います。木のあたたかさを感じられるため、素足で歩いたり床に座ったりする生活を好む方におすすめです。お年寄りや小さい子供がいる家庭のリビングルームにも適しているでしょう。

ナチュラルテイストが好きな方や、経年変化によるツヤや色味の変化を楽しみたい方はパインの無垢床を選びましょう。

 

スギ

スギも針葉樹で、昔から日本で親しまれている樹種です。

スギは、まっすぐな木目が特長で和室によく使われてきましたが、最近では洋室に使用されることも多く、幅広いテイストに馴染む無垢床です。柔らかく滑らかな肌触りが心地よく足腰への負担が少ないため、お年寄りや小さい子供がいる家庭にもぴったりの床材でしょう。まだハイハイをしている赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。

パインと基本的な特長は似ていますが、よりはっきりとした木特有の見た目を好む方はスギを選ぶと良いでしょう。

 

ヒノキ

ヒノキは針葉樹の中でも日本を代表する樹種です。

上品な木目を持つヒノキは、柔らかさと滑らかな肌触りが特長で美しい光沢があります。美しさだけではなく、耐水性や耐久性にも優れており加工のしやすさも人気の理由です。

日本では特にその芳醇な香りから「ヒノキ風呂」に加工されて親しまれてきました。木のあたたかみと豊かな香りを放つヒノキは高級建築材として使われ、日本の神社仏閣や家具などの加工品にも重宝されています。

芳醇な天然の香りで家を癒しの空間に変えたい方はヒノキの無垢床を選ぶと良いでしょう。

 

チェスナット(クリ)

チェスナットは広葉樹の中でも、傷の付きにくさが人気の樹種です。

チェスナットははっきりした木目を持ち、力強い見た目の無垢床です。

木が持つ特有の力強い見た目を好み、傷の付きにくい無垢床を施工したい方におすすめです。

 

オーク

オークは広葉樹の中でも無垢床としての人気が高い樹種です。

落ち着きのある細やかな木目とシックな雰囲気を持つオークは、耐水性や耐久性に優れています。その性質から、古くから船舶やウイスキーの樽などにも使われてきました。オークはシンプルな空間にも合わせやすく、和室・洋室どちらにも馴染みやすいでしょう。

オークは木のグレードや規格によって価格帯が大きく変わりますが、比較的安価で手に入れやすい物も流通しています。

落ち着いたテイストを好む方や無垢床の耐久性を重視する方にはオークをおすすめします。

 

ウォールナット

ウォールナットは広葉樹の中でも、世界的に人気のある樹種です。

ウォールナットは流れるような美しい木目を持ち、重厚感を感じさせる落ち着きのある色が人気の理由の一つです。落ち着いた雰囲気のリビングルームや寝室にもよく合うでしょう。

衝撃に強く耐久性にも優れているため、無垢床以外にも高級家具や楽器などにも加工されており、高級感を漂わせるその見た目から世界中で需要が高い樹種です。

ウォールナットは世界3大銘木として名高く、高価で流通しています。予算に余裕があり、高級感あふれる大人な空間に合う無垢床を探している方にはウォールナットがおすすめです。

 

無垢床の仕上げ方法

無垢床の表面を保護して傷みから防ぐには、どのような仕上げをしておくと安心でしょうか。ここでは無垢床に使える2つの保護塗料のタイプを紹介します。

造膜タイプ

造膜タイプは、無垢床の表面に塗膜を作るタイプの塗料です。

造膜タイプの塗料を使うと、無垢床の表面をコーティングでき、傷や水などのシミを防ぐ効果があります。特にキッチンや洗面所、お風呂など水回りの無垢床の保護には有効です。

造膜タイプは頻繁に再塗装をしなくても、日々の簡単な掃除できれいに保つことができるのも特長です。しかし、無垢材が持つ木の素材感や調湿作用は失われてしまいます。

 

浸透タイプ

浸透タイプは、無垢材の表面に浸透させて保護するタイプの塗料です。

浸透タイプの塗料には主に「オイル塗装」と「ワックス塗装」の2つがあります。どちらも、無垢床が持つ木の素材感を保ち、木目を美しく見せてくれる効果があります。

造膜タイプよりも比較的表面の保護力が弱めですが、天然の木が持つ調湿機能を保てるため、無垢床の特長を存分に楽しみたい方には浸透タイプの塗料がおすすめです。

また、1年に1回を目安に、カサカサしたりツヤが消えてきたりする部分に再塗装をすると、無垢床をより長く美しく楽しむことができます。

 

無垢床の日常メンテナンス方法

無垢床を美しく保つためには、どのようなことに気をつけて日常的なメンテナンスを行えば良いのでしょうか。ここでは基本的なメンテナンス方法を紹介します。

水拭きをする

無垢床の日常的なメンテナンス方法の一つは水拭きです。

前述した通り、無垢床は水に弱いため毎日水拭きをする必要はありません。日常的なお手入れは、目立った汚れが無ければ乾拭きで大丈夫です。

水拭きは、1〜3カ月に1回くらいの頻度で行い、余分な水分を含まない硬く絞った雑巾で優しく拭いてあげましょう。

 

クリーナーで汚れを落とす

無垢床の日常的なメンテナンスの一つに、クリーナーで汚れを落とす方法もあります。

半年〜1年に1回くらいの頻度で、汚れが気になる部分をメンテナンスしましょう。この時、無垢床を痛めない自然由来の専用クリーナーを選ぶと安心です。

乾いた布で床全体に塗り広げながら丁寧に汚れを落としていきましょう。

 

凹みは濡れたタオルで戻す

無垢床に凹みができてしまったら、濡れたタオルで戻すことができます。

日常生活の中で、椅子を倒したり硬いものを落としたりして無垢床が凹んでしまうことがありますがある程度は対処可能です。

木が水を吸って膨らむ性質を利用して、気になる凹みの上に濡れたタオルを置き、その上から熱したアイロンを当てましょう。すると木が膨張して傷が目立ちにくくなります。アイロンを使う際は、床を焦がさないように気をつけながら作業しましょう。

 

無垢床は定期的に再塗装が必要

これまで無垢床の種類や特長を説明しましたが、どの樹種の無垢床にも定期的な保護塗料の再塗装が必要です。

無垢床は天然の木からできているため、年月の経過で無垢床の油分がなくなり、カサカサした肌触りに変化してツヤが消えてしまうでしょう。

無垢床の持つ肌触りをキープして調湿作用などの特性を長く楽しむには、前述した「浸透タイプ」のオイル塗装やワックス塗装の使用をおすすめします。

特に、浸透タイプのオイル塗料は木の内部に染み込んで木を硬化させ、より丈夫で傷がつきにくい無垢床へと育てる効果があります。定期的な再塗装を行いながら、無垢床の経年変化を楽しみたい方にもおすすめでしょう。

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まとめ

本記事では、無垢床の特徴やメリット・デメリット、6つの樹種の特長や床材として使用する際の仕上げ方やメンテナンス方法など無垢床に関するさまざまな項目を説明しました。

この記事を読んで、天然の木から作られた無垢床の特性を長く楽しみたいと思った方や、ナチュラルな自然由来の塗料を探したいと思った方には、オスモ&エーデルの「オスモカラー」がおすすめです。

床の塗装には、床用クリアー塗料のフロアークリアー床用着色塗料のフロアーカラーのいずれかを2回塗装するのがおすすめです。

オスモカラーは植物由来の成分を主体とした塗料で、主にひまわり油、大豆油、アザミ油などの「植物油」と「植物ワックス」をベースに作られた木材保護塗料です。無垢床の持つ天然の木の美しさを引き出しながら表面をしっかり保護し、木の調湿機能を妨げません。オスモカラー フロアークリアーやフロアーカラーがきちんと塗装されたフローリングは水拭きができ、オスモ専用メンテナンス製品もあり、お手入れが簡単な点も魅力です。

また、オスモ&エーデルでは、オスモカラー塗装済みのフローリングのご用意もございます。こちらもあわせてご検討ください。

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