カーテンに比べて、外部から侵入する光の調整が容易という点でも優れているのがブラインドです。手入れも簡単ですし、オフィスの雰囲気をより素敵に見せるためにも役立つ家具です。 そんなブラインドをオフィス内に導入する場合、種類が多すぎて困ってしまう方もいます。

そこでオフィスブラインドを選ぶときの注意点について説明したいと思います。

オフィスにブラインドがおすすめの理由

オフィスの窓に設置するアイテムとして、カーテンとブラインドがあります。開閉が面倒なカーテンに対して、ブラインドはスムーズな移動ができる点が魅力です。

また厚さがないので設置しても邪魔にならず、扱いやすいオフィス家具と言えます。 オフィスにカーテンではなく、ブラインドを設置するメリットとは何なのでしょうか。

ここで特に魅力的に感じられる2つのメリットについて、解説したいと思います。

ブラインドはお手入れが簡単

オフィスの窓にいつも取り付けているブラインドは、徐々に汚れがついてしまいます。清潔感のあるオフィスを維持するために、掃除を定期的に行うことが大切です。 アルミや木製のブラインドは、ハンディモップなどを使って簡単にホコリを除去できます。

また、最近ではスラットの部分を挟んで使用する、便利なお掃除グッズも販売されています。 カーテンは布が一般的で、その場合デリケートに扱わなければなりません。また、汚れが残る場合には取り外して掃除をしなければなりません。取り外す手間がかからないブラインドは、カーテンに比べてよりお手入れがしやすいオフィス家具と言えます。

参考記事:ブラインドの掃除は大変?簡単な掃除方法や裏技をご紹介!

光の調整が簡単

強い日差しがオフィス内に入ると、眩しくて仕事に集中できません。ブラインドがあれば、日差しを完全にカットすることが可能です。ただ完全にカットすると少し室内が暗くなるため、多少の日差しが必要だと感じることもあることでしょう。

ブラインドのスラットは微妙に調整できるので、少しだけ日光を室内に入れられます。カーテンは開閉しかできないため、微妙な調整が難しいと言えます。光の調整が簡単といった面では、カーテンよりもブラインドが優れています。

オフィスブラインドの選び方

オフィス家具の選び方によって、室内の雰囲気は大きく変わります。ブラインドは商品によって、カラーや素材がそれぞれ異なっています。 ブラインドは外部からの視線をカットする、また仕事に集中できる環境にするために欠かせない家具です。

そのため素材やカラーだけではなく、機能性も考慮に入れて選択しなければなりません。ここでオフィスブラインドを選ぶ場合に、どんな点を考慮に入れればいいのか説明したいと思います。

ブラインドの素材

ブラインドと聞くと、アルミ製をイメージする方がきっと多いことでしょう。シンプルで無機質な印象のアルミ製は、多くのオフィスで使用されています。

しかし、販売されている商品を見ると、アルミ製の他にもさまざまなタイプが見られます。それぞれ特徴が異なっており、その特徴をあらかじめ理解しておく必要があります。

アルミ製ブラインド

アルミ製の最も大きな魅力と言えるのが、他のタイプに比べてリーズナブルな点です。ただ、いくら価格が低くても耐久性に優れてなければ購入後の満足度は低くなってしまいます。その点この素材は耐久性にも優れているので、長く使用できます。

コスパの点で優れているだけではなく、アルミ製は軽量で薄いといった特徴を持っています。窓に設置しても邪魔にならないので、限られたオフィス空間には適した素材です。

現在アルミ製のブラインドは非常に多く販売されており、デザインやカラーも豊富です。シンプルな白だけではなく、ブルーやイエローなど個性的で美しいカラーも登場しています。さまざまなタイプのオフィスに合うカラーを見つけられるので、色選びで妥協する心配がありません。

木製ブラインド

アルミ製だとちょっと無機質で、設置する空間が殺風景に見えてしまうと感じる方もいることでしょう。そのような場合には、温かみのある木製がぴったりです。お客様が利用する応接室、また、多くの社員が休憩のために集うスペースには特に合っている素材と言えます。

木製には癒やしや温かみなど、心を穏やかにしてくれる効果があります。また高級感もあるので、設置する空間をより素敵に見せてくれる点は見逃せないポイントです。 木製のカラーはダークブラウンだけではなく、淡いカラーも販売されています。ダークすぎるとちょっとオフィスが重く感じられる場合には、ライトカラーを選ぶといいでしょう。

布製ブラインド

アルミ製や木製ではなく、もっと個性的なタイプを選択したい方もいることでしょう。そのような方は、布製に注目をしてみてください。

現在では布製のブラインドも登場しており、柔らかい質感が特に印象的です。優しさや親しみやすさが感じられ、設置する場所に穏やかな雰囲気をプラスしてくれます。 布製はベージュやライトグリーンなどホッとするカラーだけではなく、レッドやブラックなど個性的なカラーも見つけることができます。個性的なオフィス空間にしたい場合には、レッドなどが最適です。

ブラインドのタイプ

多くのオフィスでは、横型のブラインドが設置されています。しかし実際にはブラインドは横型だけではなく、縦型タイプもあって人気です。 横型には、横方向に並んでいるスラットがついています。これに対して縦型についているスラットは、横方向ではなく縦方向です。場所によって適したタイプが異なっているため、設置前にそれぞれの特徴を理解しておく必要があります。

縦型ブラインド

縦型のブラインドには、縦方向に並んだスラットがついています。外部から差し込む日差しの量を調整するために、スラットを左右に動かす点が大きな特徴です。横型と同じように使用するので、初めて導入した場合でも簡単に扱うことができます 縦型はスラットが縦方向に並んでいるので、室内が広く感じられます。

またカーテンのような印象を抱かせるので、カーテンが持つ温かみをこのタイプでも感じられます。 カーテンよりも遮光性の面では劣りますが、差し込む光の量を微妙に調整したいのであれば縦型が適しています。おしゃれな雰囲気もあるので、スタイリッシュなオフィスにはぴったりです。

横型ブラインド

多くのオフィスで導入されている横型のブラインドは、横方向に並んでいるスラットを上下に動かして使用します。外部から差し込む日差しの量を簡単に調整できるので、ストレスなくオフィスの環境を整えられる点は魅力です。

横型のブラインドは、上下からの視線をカットできる点も大きな特徴です。オフィスの内部が向かいにあるビルの上階から見えてしまう、このようなときに使用すればプライバシーをしっかりと守ることができます。
参考記事:ブラインドの種類と特徴を紹介!縦型と横型の違いとは?

オフィスブラインドにおすすめの色

落ち着いた雰囲気を好むオフィスの場合、鮮やかなレッドやブルーなどビビッドカラーは個性的すぎます。社員の心が散漫になりがちなので、避けた方がいいでしょう。

一般的にオフィスに設置するブラインドのカラー選びでは、落ち着きや癒やしといった点を考慮することが大切です。さまざまなカラーが考えられますが、具体的には何色が最適なのでしょうか。清潔感に溢れた白色のほか、おすすめしたいカラーについてここで説明します。

白色ブラインド

内壁やオフィス家具などが白で統一されている空間の場合は、調和を持たせるためにブラインドも白にするといいでしょう。清々しく、開放的な雰囲気の空間になります。 白は清楚やシンプルといったイメージがあり、白いブラインドを設置すれば清潔な空間を演出できます。

ちょっと日当たりが悪いオフィスでは、明るさをもたらせます。 また白いブラインドはホコリが多少ついても、あまり目立ちません。汚れが目立つ前に掃除をすることが大事ですが、汚れがついていても不潔な印象を与えない点は白いブラインドが持つ魅力です。

淡い青色ブラインド

白い色はちょっとシンプルすぎるかなと思ったら、空間にさわやかな印象を与える淡い青色のブラインドはいかがでしょうか。白と同じく清潔感があるので、快適さを感じる空間で仕事をすることが可能です。

鮮やかな青はビビッドすぎるので、一般的なオフィスには不向きです。しかし淡いカラーで統一されたオフィスであれば、淡い青色のブラインドは空間にうまくフィットします。

淡いオレンジ色ブラインド

穏やかさや清楚さよりも、アクティブな印象を持たせるカラーを希望する職場もあることでしょう。活動的な職場では、淡いオレンジのブラインドがぴったりです。 オレンジには活発さやフレッシュ感など、元気なイメージがあります。

濃いオレンジは鮮やかすぎますが、淡いカラーであれば壁やオフィス家具と合わせやすいと言えます。

オフィスブラインドを選ぶ際のポイント

多数あるオフィスブラインドを見ると、とかくデザインやカラーに目が向きがちです。オフィスに設置するため、家具や内壁に合うカラーなどを選ばなければなりません。しかしそれだけではなく、機能性などの点も考慮に入れる必要があります。

ここで機能性や掃除方法など、ブラインド選びで重視すべき点について説明します。必要な情報を得ることで、正しい選択ができるようになります。

ブラインドの機能を把握する

現在販売されている商品は、それぞれ機能の面で違いが見られます。まずどんな機能があるのかを把握し、その上で何を重視したいのか検討するといいでしょう。 ブラインドは日光を遮断する効果が期待できますが、素材によって効果の度合いは異なります。強い光が入ってくる空間では、遮光性の高さが魅力のアルミ素材が最適です。

遮熱性に優れている、また汚れがつきにくい加工が施されているなど、製品によって魅力的な機能がついています。

また最近では手動でブラインドを調整するのが面倒な方向けに、電動式も登場しています。大きな窓に設置するブラインドは上下させにくいため、電動式であれば快適に扱えるでしょう。

ブラインドの清掃方法を把握する

一般的にオフィスのブラインドは、乾拭きで掃除するのが基本です。ただ最近では水拭きや水洗いができるタイプも登場しており、定期的にしっかりと掃除したい場合には便利です。 水拭きできるかどうかについては、製品によって異なります。

また布や木でできたブラインドは、一般的に水を使って掃除すると変色などが起こる可能性があります。 どんな掃除方法でメンテナンスをしたいのかを考え、それに合ったタイプを選ぶようにしましょう。

また頻繁に掃除ができない場合には、白やベージュなど汚れが目立ちにくいカラーのブラインドが最適です。
参考記事:ブラインドの掃除は大変?簡単な掃除方法や裏技をご紹介!

ブラインドを取り付ける窓枠を把握する

オフィスに設置されている窓のサイズは、それぞれ異なっています。高さだけではなく幅も違います。間違ったサイズのブラインドを購入しないためにも、事前に窓枠のサイズを計測しておく必要があります。 ブラインドを設置する際には、金具を窓枠に取り付けます。金具はネジとテープ、さらにレールがあります。

これらのうち、オフィスの窓枠に取り付けられない品もあるので注意が必要です。またテープでブラインドを固定すると、強度が弱くて外れてしまう恐れがあります。 取り付け金具のうち、どの品が使用できるのか確認しておくようにしてください。

それによって、容易に外れることがないブラインドを購入することが可能です。

大型窓の場合は電動ブラインドを検討

複数の窓を一つのブラインドで保護したい、また大型の窓にブラインドを設置したいと思う方もいることでしょう。このような場合には、手動ではなく電動タイプを選ぶことをお勧めします。 大き目サイズのブラインドを手で扱う場合には、作業に時間がかかってしまいます。

また作業自体が面倒なため、電動で動くタイプの方がストレスなく扱えます。ただ電動タイプは数万円する商品もあるので、手動タイプに比べて費用がかかることはあらかじめ頭に入れておく必要があるでしょう。

電動ブラインドなら外付けブラインド

便利な電動ブラインドを操作する場合に、音がしてストレスを感じてしまう恐れがあります。常に静かなオフィスでは、社員の集中力を削ぐかもしれません。

電動タイプを導入する場合には、ノイズ対策として外付けできる商品を選ぶといいでしょう。外付けできるブラインドであれば、ほかの社員に迷惑をかけることなくブラインドの操作が可能だからです。
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オフィスブラインドを省エネ対策に

光熱費の削減のために、あまりエアコンを使用しないように心がけている会社もあることでしょう。省エネを意識しているのに、なぜか光熱費が高くなってしまうとお悩みの方はいませんか。

もしも省エネ対策に役立つことをしたいのであれば、オフィスブラインドを活用しましょう。どのようなタイプのブラインドが省エネに役立つのか、ここで説明をします。

参考記事:オフィス・企業で取り組める省エネ施策 について解説

オフィスの省エネ対策は遮光・遮熱が効果的

現在では、遮光性に優れたブラインドが販売されています。また表面にコーティングを施し、遮熱性を持たせた商品も登場しています。これらを導入すれば、室内に断熱性をもたらすことが可能です。 強い日差しや熱気をカットすれば、必要以上にエアコンの温度を下げる必要性がなくなります。設定温度を高めにしても、快適な温度で仕事をこなすことが可能です。

参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

外付けブラインドは光や視線の遮りにおすすめ

室内に設置するブラインドは、隙間ができてしまうことがあります。わずかな隙間から日差しが入り込んでくると、室内の温度は上昇してしまいます。 外部から室内が見えなくなる、また日差しの侵入をカットするためには、外付けブラインドが適しています。

外付けブラインドは窓にピッタリフィットするため、隙間を作ってしまう恐れがありません。省エネ、またプライバシーの保護の2点に関するメリットを持っています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ブラインドはカーテンよりも手入れがしやすく、日光の遮断などさまざまなメリットを持っていることがわかったのではないでしょうか。ブラインドも年々進化を遂げており、従来よりも遮熱や遮光効果に優れた製品が登場しています。

ブラインドを選ぶときには、何を優先したいのかをまず考えてみましょう。

またオフィスに合ったカラーやデザインを決め、その上で絞り込みを行うといいでしょう。

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