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今回はブラインドの種類と特徴についてご紹介します。

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「ブラインドを設置したいけれど、どのような種類があるのだろう」 「縦型と横型のブラインドは何が違うの?」

このような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
カーテンの代わりとして人気のブラインドですが、どのような製品が自宅に合うのか正しく見極めるのは難しいでしょう。

今回はブラインドの基礎知識と、よく使われている生地の種類について解説します。
ブラインド選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ブラインドとは

ブラインドは、直訳すると「目に見えない・盲目」といった意味を持つ言葉です。

インテリア用語として使用される際には、主に「目隠しのための覆い」という意味で用いられます。
また、覆うための製品そのものではなく、何かに遮られて見えない範囲自体を表すこともあるでしょう。

基本的な用途としては、カーテンと同じように窓につけたり、部屋の中の見せたくない箇所を隠すために設置したりします。

参考記事:ブラインドが1番?外から見えないようにするならこのアイテムが最適

ブラインドをつける3つのメリットは以下のとおりです。

1.外からの視線を遮れる

ブラインドについている羽の角度を調整することで、外から室内の様子を見えにくくできます。
日差しにあわせて角度を微調整すれば、光を取り入れつつ、外からの視線だけが気にならないようにできます。
カーテンよりも太陽光を取り入れやすい点が特徴です。

参考記事:外からの視線を遮る窓の目隠し方法とは。目隠しの工夫と具体例を紹介

2.冷暖房の効果があがる

窓際にブラインドを設置することで、夏は外からの太陽光を防ぎ、冬はすき間風が入らないようにしてくれます。

外気の影響を少なくすることで、室内の冷暖房が効きやすくなります。

3.調光と通風がまとめてできる

ブラインドは羽の向きを変えることで、光の量を調整できる点が特徴です。
少しだけ光を取り入れたいときや、風通しを良くしたいときにも便利に使えます。

カーテンに比べて、外の風を直に感じられる点も人気のひとつです。

以下では、さまざまなブラインドの種類を紹介します。


参考記事:窓はカーテン以外にも選択肢がある!特徴や費用について解説

ブランドの種類

ブラインドは大きくわけて「縦型」と「横型」の2種類があります。
以下ではそれぞれの形と使用している素材を紹介します。

    • 縦型×生地のブラインド
      縦型×木製のブラインド
      横型×アルミブラインド
      横型×プラスチックブラインド
      横型×ウッドブラインド
      横型×外付けブラインド

以下で詳しく解説します。

縦型ブラインド

縦型のブラインドはカーテンのような見た目で、左右に開閉するタイプの製品です。
別名で「バーチカルブラインド」と呼ばれることもあります。

縦型のブラインドは「生地」または「木製」の製品が主流です。 以下で詳しく紹介します。

生地のブラインド

縦型のブラインドの素材でメジャーなのは、生地タイプです。
カーテンと同じ生地を使っている製品が多く、下記のような素材 が用いられています。

  • ポリエステル
  • アクリル
  • レーヨン
  • コットン

さまざま種類があるので、インテリアにあわせた好みの生地を選べます。
そのほかに、レースカーテンのような透け感のある素材で作られている製品もあります。
縦型のブラインドの場合は、カーテンのようにレースタイプと遮光タイプを重ねて使用することも可能です。

生地の場合は、ほとんどが洗える仕様になっているため、メンテナンスも手間なく行えます。
布地ならではの柔らかい風合いが好きな方に、選ばれる素材です。

木製 のブラインド

縦型のブラインドには「木製」の製品もあります。
布に比べて重厚感のある木を用いることで、高級感を演出できます。

一般住宅はもちろん、店舗や事務所など人がよく来る場所にもオススメです。
光を通しにくい素材なので、遮光性は高く、明かりを入れたくないときはしっかり部屋を暗く保ってくれます。

また、窓際の目隠しとしてだけでなく、部屋の仕切りとしても役立つでしょう。
ナチュラルで淡いカラーのものや、シックなダークブラウンの製品など、インテリアにあわせて選べます。

布地タイプの縦型ブラインドに比べると高額な商品が多いですが、価格に見合ったラグジュアリーな空間を作れるでしょう。

横型ブラインド

横型のブラインドは上下に開閉して、採光と風の通りを調整できます。
別名で「ベネシャンブラインド」と呼ばれることもあり、縦型に比べて多く流通している形状です。

横型のブラインドには、以下のような製品の種類があります。

  • アルミブラインド
  • プラスチックブラインド
  • ウッドブラインド
  • 外付けブラインド

以下でそれぞれを詳しく紹介します。

アルミブラインド

アルミブラインドはスラット(羽)の部分が、アルミで出来ている商品です。
アルミ素材は腐食に強く、低価格な点です。

素材自体が軽いため、大きな窓につけるブラインドの場合でも重量をあまり気にする必要がありません。

透け感はないので、しっかり閉じていれば遮光性も高く、外からの光を抑えられます。

メンテナンスも簡単で、モップで埃を取ったり、水拭きをしたりすればほとんどの汚れが落ちるでしょう。

市販されているサイズ展開も豊富なので、すぐに取り付けたいときにも重宝します。

プラスチックブラインド

アルミ製のブラインドと見た目が似ているのが、プラスチックブラインドです。

アルミ製の製品より安価で購入できますが、見た目がややチープになってしまうことがあります。
ただし、プラスチックブラインド にもメリットはあります。

  • ホコリを寄せ付けにくく静電気も起こりにくい
  • 羽が柔らかいので子どもが触っても安全

布地のブラインドやカーテンに比べて、ホコリが溜まりにくい性質を持っている点が特徴です。
また、アルミ製のブラインドは硬さと鋭利さがあり、手を切ってしまうことがまれにあります。
プラスチックのブラインドは柔らかい素材なので、小さな子どもがいる家庭には向いているでしょう。

ウッドブラインド

縦型の木製ブラインドも人気がありますが、横型の商品も多くの人に支持されています。
ウッドブラインドの大きな特徴は「見た目の良さ」です。

ナチュラルな木製の素材は、どのようなインテリアにもマッチし、部屋に高級感を与えてくれます。

ウッドブラインドは他の製品に比べて羽1枚の厚みがあります。
そのため、無駄なすき間ができにくく、ホコリも溜まりにくい造りです。
遮光性も高く、しっかりと窓を塞いでくれます。

重厚感のある反面、素材自体の重さが気になりますが、設置後に落下することはまず無いでしょう。

開閉時に手にかかる重みが気になる場合は、電動式の製品を選べば問題ありません。

外付けブラインド

外付けブラインドのメリットは、窓や窓枠に当たる太陽光を防げることです。
ブラインドがあれば室内に光が入ることは防げますが、窓自体が熱くなってしまうことは避けられません。

日当たりが非常に良い窓の場合は、外側にブラインドを設置するのもひとつの手段です。

室内側にカーテンや目隠しを付けなくて良いため、窓際がとてもスッキリと見えます。
国内での取扱いはまだ少ない製品ですが、今後普及していく可能性もあるでしょう。

外付けブラインドの特長については、後に詳しく説明します。

縦型ブラインドと横型ブラインドの違い

縦型と横型のブラインドには、その形状だけでなく、光の調節方法にも違いがあります。

  • 縦型ブラインドは左右の光調整
  • 横型ブラインドは上下の光調整

それぞれを詳しく解説します。

縦型ブラインド は左右の光調整

縦型ブラインド(バーチカルブラインド)は左右に開く点が特徴で、リビングやダイニングの大きな窓に最適です。

縦型ブラインドは見た目のおしゃれさで選ぶ人も多く、上から下へ伸びるラインが部屋をスタイリッシュに広く見せてくれます。

製品にもよりますが、左右どちらからでも開閉ができるため、窓をあけて換気する際にも邪魔になることが少ないでしょう。

縦方向に伸びている羽(スラット)の向きは無段階で左右に開閉できるので、室内に取り込みたい光の量を細かく調整できます。

朝と夕方では日差しが入り込む方向が変わるので、時間にあわせて調光できる点も便利です。

一方で、横型のブラインドに比べて商品数が少ないことや、価格が高額である点はデメリットと言えます。

素材にもよりますが、布地でできたブラインドの場合は、遮光性や断熱性があまり高くありません。

どちらかというと、機能面よりも部屋のインテリアに合う見た目を重視する方が選ぶことが多いでしょう。

横型ブラインド は上下の光調整

横型ブラインド(ベネシャンブラインド)は、水平方向に羽が並んでいる形状で、多くのオフィスやビルの窓に採用されている製品です。

「オフィスに設置されているブラインド」を想像すると、白いシンプルな製品を思い浮かべますが、近年は異素材のものやおしゃれなデザインも増えています。

サイズ展開も豊富なので、住宅のリビングやダイニングはもちろん、階段や洗面所などの小窓に採用している人も多いでしょう。

また水回りに特化したブラインドも開発されていて、カーテンの付けにくい台所やお風呂の目隠しとしても活躍してくれます。

横型ブラインドは、羽(ルーバー)が上下に動く仕組みになっています。
羽を全て開いた状態にすれば、光と風を室内に最大限に取り入れられるでしょう。

角度を微調整することで、外の通行人や隣家からは室内が見えないようにもできます。
カーテンに比べて、調光と風のとおりを、より細かくコントロールできる点が特徴です。

サイズや素材をオーダーメイドで作ることも出来ますが、市販品も多数販売されているため、手軽に入手しやすくなっています。

日よけや目隠しには「外付けブラインド」

国内ではあまり浸透していませんが、ヨーロッパでは「外付けのブラインド」がよく利用されています。

窓の内側ではなく、外側(外壁)に設置することで、窓ガラス自体が太陽光で熱くならない点がメリットです。
日本では夏になると「すだれ」を利用する人が多くいますが、効果としてはこれと同じです。

ヨーロッパでは主に省エネ対策として用いられていて、夏場の室内環境をできるだけ快適に保つための施策のひとつと言えるでしょう。

熱伝導率 の低いアルミを素材に使用することで、ブラインド自体は熱を蓄積しにくくなっています。
水で洗える素材なので、外側からホースで流水をかけて、スポンジでこすればメンテナンスも簡単にできます。

ブラインドを外壁側に設置することで、室内側がスッキリする点も支持されている理由です。

電動で開閉できる製品もありますが、その反面、電気系統の配線の設置が必要です。
ある程度の大きさもあるので、自分で設置するのが難しいケースもあるでしょう。

適切に設置するためにも、業者に施工を依頼するのがオススメです。
製品代金のほかに、施工費用もかかる場合が多いため、室内にブラインドを設置する場合に比べて高額になります。

参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

用途やインテリアにマッチするブラインド見つけよう

ブラインドには縦型と横型があり、使われる素材も多数あります。
素材ごとのメリット・デメリットを把握して、自分の住まいに合った商品を選びましょう。

国内ではまだ普及していない外付けブラインドは、多くのメリットがある注目の製品です。
人とは違う家づくりやインテリアに興味がある方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

夏場の暑さの対策としても、ブラインドは欠かせません。
最適なブラインドを設置すれば、節電の効果も期待できるでしょう。

多数の商品があり迷ってしまいますが、色々な商品を比較してぜひお気に入りの商品を見つけてください。

オスモ&エーデルでは、外付けブラインドを取り扱っています。機能性にくわえデザイン性にもこだわりのある製品をご用意しているので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください。