カーテンの交換時期はどこを見て判断すれば良いのでしょうか。また、どんなところに注意して使用すれば長く使用できるのか気になる方も多いかもしれません。長く良い状態で使い続けられるように、ちょっとしたコツがあります。
目次
カーテンの寿命は5年ほど
さまざまな種類のカーテンがありますが、当然のことながら半永久的に使用することはできません。カーテンは素材によっても寿命に違いがありますが、使い方や室内の環境などによって寿命に差が出てきます。
たとえば、カーテンをお洗濯する時に適切な方法でおこなうことができれば、生地も傷みにくいでしょう。
しかしながら、間違った方法で洗濯したり、乾燥方法に問題があったりすると、寿命が縮みやすくなります。脱水時間が長すぎると、カーテンが傷みやすくなるので注意が必要です。 また、直射日光があたる場所に設置しているものであれば、紫外線によって傷みが進みやすい傾向があります。
一見問題がないように見えるカーテンであっても、長く使用してきたことで劣化が進んでいることも多く、適度な交換がどうしても必要になってきます。買い替えのタイミングの目安は、おおよそ5年です。
こういったことをふまえたうえで、希望に合ったカーテンを購入しながらインテリアを楽しんでみましょう。
参考記事:カーテンとブラインドどっちがいい?それぞれの特徴について詳しく解説
カーテンが劣化してしまう原因
何でもそうですが、長く使用することで劣化が気になってくるのは当然です。しかし、それほど長期間使用していないのに、カーテンの劣化が早く感じられる場合もあります。次に、多く見られるカーテンが劣化しやすい原因についてご紹介します。
劣化の原因1 日当たりが良い場所に設置している
東西南北のどの方角の窓に取り付けているかによって、カーテンの劣化のしやすさが異なってきます。南向きの窓はどうしても紫外線の影響を受けやすいため、寿命が短くなりやすい傾向があります。これは、カーテンに使われている塗料が、太陽の光によって化学反応を起こすことが理由です。
また、カラーによっても違いがあり、暗めのカラーよりも薄い色のほうが太陽の光によって変色しやすい傾向があります。劣化が進むと、少し引っ張っただけで生地が裂けてしまうこともあります。
劣化の原因2 窓の開閉回数が多い
窓を開けて換気をおこなうことが多い場合、風が当たったりほこりが付着したりする頻度が上がります。これはある意味致し方がないのですが、カーテンを劣化させる理由の1つになります。
ベランダに洗濯物を干す方は、干す度にカーテンを開けることになるかもしれませんが、それが毎日のことであれば窓の向きに関係なく、劣化リスクが上がることも知っておいてください。
劣化の原因3 洗濯のやり過ぎ
清潔な状態で使用したいと思う方が多いかもしれませんが、洗濯頻度が高くなればその分生地にストレスを与えることになります。正しい方法且つ適度な頻度で洗濯すれば、寿命を延ばすことにつながりますが、洗いすぎてしまえば寿命を縮めてしまいます。
劣化の原因4 乱暴に開閉している
カーテンを開ける際に、勢いをつけて生地を引っ張る使い方をしていませんか。この繰り返しも生地を傷める原因となり劣化させてしまうため注意が必要です。
劣化の原因5 カーテンレールに洗濯物を干している
天気が悪い日など、部屋干しをする際にカーテンレールを利用する方もいるかもしれません。しかしながら、この方法で洗濯物を干すと、湿気の影響でカーテンにカビが生えやすくなります。カーテンレールが壊れる心配だけでなく、生地の劣化にもつながるため注意が必要です。
参考記事:カーテンにカビが生える原因とは?カビを取る方法や予防法をご紹介!
劣化の原因6 サッシに結露ができている
カーテンにカビが生える原因は、カーテンレールに洗濯物を干すことだけではありません。サッシに結露がある場合も、カビの発生リスクが上がります。
カーテンの寿命は素材によって異なる
さまざまな素材がありますが、そのなかでも一番多いのがポリエステル製です。カビが生えにくく耐久性が高いなどのメリットがあり、長く使いたい方にもおすすめだと言えそうです。ほかにもいくつかの素材がありますが、それによって寿命も大きく異なってきます。できるだけ長く使用したいとお考えの方は、寿命が長い素材を積極的に選ぶと良いでしょう。
カーテンは、「天然繊維」と「化学繊維」のどちらかが使用されています。それぞれの寿命についてご紹介します。
天然繊維カーテンの寿命
ナチュラルな雰囲気を感じさせ、室内をおしゃれにしてくれる天然素材。具体的には、コットンやシルク、リネンなどがあります。これらは、紫外線に弱い傾向があるため、全体的に寿命が長くありません。
また、洗濯によって毛羽立ってしまったり、生地が縮んでしまったりすることもあるため、お手入れが難しい特徴もあります。 一般的に、カーテンの買い替え頻度は5年に1回程度だと言われていますが、お手入れ方法や使い方を誤ると、その前に使用できなくなることもあるようです。
合成繊維カーテンの寿命
先にご紹介したポリエステルをはじめ、アクリル、レーヨンなど合成繊維で作られたカーテンも多数販売されています。これらは、あらかじめ遮光機能などが施されているものも多く、丈夫なものが少なくありません。
ただし、レーヨンだけは水に弱い特徴があるため、場合によっては生地が縮んでしまったり色落ちしてしまったりすることもあり、お手入れはより注意しながらおこなう必要があります。 5年が寿命だと言われていますが、適切なお手入れと丁寧な扱い方をするように気を付ければ、さらに長く使用することができます。
カーテンの寿命を見極めるポイント
一見、何ら問題ないように見える場合でも、すでに寿命がきている場合もあります。遮光機能があるカーテンであれば、その機能が失われていることも考えられるため、適切なタイミングで交換して使用することが必要です。無理やり使用し続けていると、知らないうちに紫外線によって室内や家具類が傷んでしまったり、日焼けなど肌に影響があったりするからです。
寿命がきたカーテンは、見た目が良くないだけでなく、機能についても心配なのです。 次に、カーテンを買い替えるタイミングはいろいろあります。また、特に目立った傷みがない場合でも、雰囲気的に交換したほうが良いと思うこともあるでしょう。
たとえば、購入時と比較して外の光が入り込みやすくなった感じがする時などです。その場合は、感覚によって対応することをおすすめします。についてご紹介しますので、参考にしてみてください。
カーテンの汚れが目立つ場合
当然のことながら、あまりにも汚れている場合は買い替えが必要だと言えるでしょう。きれいな手で触れていても、それを繰り返すことで手垢が付着してしまいます。また、湿気や結露などによって黒カビが生えていることもあるため、表側と裏側の両方についてチェックしてみてください。
手垢などの汚れや黒カビなどが見られる場合は、洗濯やクリーニングが必要になります。
しかしながら、それでもきれいにならない場合は寿命だと思って新しいものと交換することをおすすめします。
カーテンの色あせが目立つ場合
毎日眺めていると、変色していることに気が付きにくいかもしれませんが、色あせが目立ってきたら買い替えのタイミングだと思って良いでしょう。カーテンを広げてみて、一部分だけ変色していたりまだらになっていたりすることもあります。
また、プリント柄が薄く見えることもありますが、いずれにしても寿命だと言えそうです。
カーテンの生地が傷んでいる場合
軽く引っ張っただけで裂けてしまうような時も、買い替えのタイミングです。明らかに傷みがわかる場合はもちろんですが、触ってみて以前と大きく手触りが変わっている場合も、交換した方が良いでしょう。ザラザラする感覚がある場合は、近い将来使えなくなると思っていてください。なぜなら、繊維そのものが劣化している可能性が高いからです。
また、多くの場合、レースカーテンも使用していると思います。レースカーテンは窓側に取り付けることが多いこともあり、直射日光を受けやすい状態です。劣化しやすいので、とくに注意して様子を見ていてください。
参考記事:窓から差し込む西日対策!室内を快適にする効果的な方法をご紹介
カーテンがほつれてしまっている場合
糸がほつれている状態になっていたら、早めに交換することをおすすめします。縫い糸も、紫外線によって劣化します。また、ペットを飼っている方は、ペットのひっかき傷などでも糸がほつれやすくなるため、早めに劣化すると思っていてください。
カーテンを長持ちさせるためのお手入れ方法やコツ
できるだけ長く良い状態で、カーテンを使用したいと思うことでしょう。そのために一番大切なポイントは、正しい方法でお手入れすることです。清潔な状態で使いたい方が多いと思いますが、洗濯する際にも注意が必要です。なぜなら、洗濯によっても寿命に差が出てくるからです。
また、干し方にも注意が必要です。正しい方法で干すことができれば、きれいな状態で使えるのはもちろん、長持ちさせることができます。次に、カーテンの洗濯のコツと使用時の注意点についてご紹介します。
カーテンの洗濯頻度
普段、どれくらいの頻度でカーテンを洗っているでしょうか。なかには、めったに洗うことがない方もいるかもしれません。結論から言うと、洗濯可能なものであれば、適度に洗うほうが良い状態で使用できるほか長持ちさせることができます。
しかしながら、洗いすぎにも注意しなければなりません。洗濯頻度が高すぎると、生地が傷みやすくなり早く寿命がきてしまうからです。 洗濯の回数の目安としては、1年に1回か2回程度です。これ以上洗ってしまうと、生地が傷むだけでなく、加工によって得られる機能を失ってしまうからです。
洗濯におすすめの時期は夏です。結露ができにくくカビの心配があまりないため、可能であれば7~8月に洗濯してみましょう。
また、日頃からこまめにハタキなどでほこりを取り除いたり、優しく掃除機で吸い取ったりしながら良い状態を保つようにすれば、洗濯回数を減らすことができます。汚れの多くが、ほこりによるものだからです。
また、汚れが付着した時は、すぐに汚れを拭き取るようにしましょう。洗濯用中性洗剤を薄めて汚れている部分に含ませてから、きれいな生地を下に押し当て、汚れた部分を上からトントンと叩くようにして汚れを生地に吸い込ませてきれいにする方法もあります。漂白剤は使用しないでください。少々面倒に思うかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
カーテンを洗濯機で洗う方法
自宅で洗う場合は、まずそれが可能かどうかチェックする必要があります。タグなどに洗濯機の使用が可能かどうか、洗う際の適温、洗い方などが表示されているので確認してみましょう。 洗濯機で洗える場合は、できるだけホコリを落としてからフックを外し、ひだに合わせて畳み、洗濯ネットに入れて洗濯機に入れることをおすすめします。
こうすることで、生地の傷みを抑えられるだけでなく、ゴミの付着も避けることができます。 洗濯機で洗う際は、お湯の量を最大にして洗うのがコツです。
また、脱水にかける時は、短時間でおこないます。乾燥機は、生地が縮んでしまうリスクがあるのでおすすめできません。 洗剤は、特別な物でない限り、一般的な洗濯用中性洗剤を使用して問題ありません。ただし、カーテンによって漂白剤入り洗剤が使用できないものもあるので、必ずチェックしてから判断しましょう。
カーテンを手洗いで洗う方法
洗濯機ではなく、手洗いしなければならないものもあります。まずは、洗濯表示をチェックしてみましょう。それに従って洗濯してください。洗う際は、揉み洗いは避け、押し洗いが基本です。
また、あまりにも汚れが目立つような時は、洗濯機で洗う前に手洗いすることをおすすめします。汚れの原因が黒カビの場合は、黒カビが生えている部分だけを漂白剤が入ったぬるま湯に30分〜1時間くらい浸けた後、優しく手洗いしてから十分すすぎ、洗濯機で洗うのがおすすめです。
黒カビは、洗濯機で洗うだけではきれいにならないことが多いからです。ただし、漂白剤が使えない生地もあるため、確認してから洗いましょう。
参考記事:カーテンの寿命は?見極めるポイントやお手入れ方法をご紹介!
カーテンの干し方
干し方にもコツがあります。シワがある場合は優しく伸ばし、カーテンレールにかけて干すのがおすすめです。ただし、直射日光が当たる場所は避けて、風通しが良く陰干しできるところに干すのがポイントです。これは、生地の傷みをなるべく抑えるためです。
カーテンは丁寧に開閉する
開閉する際には、優しくおこなうようにしましょう。毎日開閉する方も多いと思いますが、日々どのような使い方をするかで、生地にかかるストレスに大きな違いが出るからです。開閉する時は、上の方をつかんでおこないましょう。生地が傷みにくくなります。
カーテン以外の新しい選択肢に外付けブラインドがおすすめ
紫外線対策として有効なのは、カーテンだけではありません。ブラインドを取り付けるのも良い方法です。ブラインドは室内に設置するものをイメージする方が多いかもしれませんが、外付けタイプもありこちらもおすすめです。外付けブラインドを設置すれば、日差しを効率良く遮ることができるほか、エアコン代を抑えることもできます。
また、外からの視線を遮りながら、室内に風を通すことも可能です。 カーテンと一緒に利用すれば、カーテンの劣化を緩やかにすることもできるでしょう。興味がある方は、ぜひ一度ご検討ください。
★より詳しいヴァレーマの強みはこちら
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外付けブラインド「ヴァレーマ」の寿命
ヴァレーマは、建物の外に設置するタイプのブラインドです。日本の家屋では、建物の外にブラインドを設置することがあまり多くはないかもしれませんが、ヨーロッパでは多くの建物に導入されています。
メリットは、室内に設置するよりも、太陽の熱を大幅に遮ることが可能なところです。断熱効果が高いため、暑い季節も快適な空間を保てやすく、エアコンにかける費用をぐんと抑えることができます。 また、寒い季節も暖房効果が長く保たれるため、1年を通してメリットがあります。見た目もおしゃれでスタイリッシュなため、印象も良くなることでしょう。
カラーも豊富に用意されているので、建物に合ったものを選ぶことができます。 気になるヴァレーマの寿命についてですが、一般的な使い方をした場合、20年以上は使用することができます。さらにうれしいのは、メンテナンスが不要であることです。ストレスなく使用できるので、多くの方におすすめです。
参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!
まとめ
いかがだったでしょうか。
カーテンの寿命は5年が目安だと言われています。素材によっても違いがあるため、寿命に注目して長く使えるものを選びたい方は、合成繊維のものを選んでみても良いでしょう。また、日差しが強い場所に設置していたり、洗濯頻度が多かったりすると傷みやすいので注意が必要です。こまめにホコリを取り除きながら、洗濯頻度を下げましょう。
オスモ&エーデルのヴァレーマは、外付けタイプのブラインドです。設置することにより、太陽の熱を大幅に遮ることができるため、夏も快適な室内で過ごすことができるほか、エアコン代を抑えられるなどのメリットもあります。
また、一般的な使い方をすれば20年以上使用できるため、そこに魅力を感じる方も多いことでしょう。 このほかにも、オスモ&エーデルでは快適且つ安心して暮らすためのいろいろな資材を提供しています。
ドレーキップ窓は、内開き、内倒しの2種類の開き方ができる窓で、一般的なスライド式タイプよりも機密性と断熱性があります。そのため、エアコン代を抑えたい方にもおすすめです。
また、植物油由来の自然塗料であるオスモカラーは、高い撥水性と手触りの良さが魅力です。興味がある方は、ぜひ検討してみてください。