「カーテンの代わりにブラインドを付けたいけど、外から見えないか不安」という人は多いようです。
確かに、羽の角度や時間帯など条件によっては、十分にプライバシーが守られるとは言い難いかもしれません。
しかし、実はブラインドを使用した上で、昼夜問わず外から見えにくくする方法があります。
本記事では、ブラインドの使い方やプライバシーを守るブラインド以外の方法、おすすめのアイテムについて解説します。

ブラインドは外から見えることはあるの?

結論から言うと、一見隙間の多いブラインドであっても、「スラット」と呼ばれる羽の角度を上手に調整することで中の様子は見えなくなります。
ただし、スラットを動かす角度や方向を間違うと、うっかり丸見えになってしまうことがあるため注意が必要です。
具体的に、どのような角度に調整すればプライバシーが守れるのでしょうか。

外から見えにくくするブラインドの最適な角度

一言で「外から見える」と言っても、その状況はさまざまです。
例えばリビングの窓が、人通りの多い通りに面しているとしましょう。
通りに比べるとリビングの方が高くなり、歩行者が中を覗く時は見上げる形になります。
その視線を避けるためには、スラットを手前側に下げた状態で使用します。
一方、隣接したマンションのベランダなど、上からの視線を遮りたい時は、スラットの奥側つまり窓に接している側を下げます。
そうすることで、外からはスラットだけが見えている状態になります。

プライバシーを守るための方法

窓を覆ってプライバシーを守る方法は、ブラインドだけではありません。
ここでは、一般的な住宅で多く採用されている目隠しアイテムについてご紹介します。
それぞれメリットとデメリットがあるので、よく理解しておきましょう。

ロールブラインド

「ロールスクリーン」とも呼ばれているロールブラインドは、ロール状に巻かれた生地を付属の紐やチェーンを操作し、上下に動かして使用します。
カーテンの代わりとして窓に設置するのはもちろん、部屋の間仕切りや棚の目隠しなどとしても活用されています。

一枚布で作られている分見た目がシンプルなのが特徴で、生地や柄が豊富なため、部屋の雰囲気やインテリアに合わせたトータルコーディネートも可能です。
窓枠の天井に設置すれば、ブラインドが窓枠にぴったりと収まりよりスッキリとした印象に。 正面に窓を覆うように設置すれば、遮光性に優れ、さらにはプライバシーを守るのにも役立ちます。

ただし、対応できる窓の幅に制限があるため、リビングの大型窓などを一枚ですっぽり覆ってしまうことはできません。
また、風が強い日に窓を開けておくと、生地部分が揺れ、下部のウェイトバーが壁や窓枠に当たってしまい、大きな音がする可能性があります。

プリーツスクリーン

じゃばら状に加工された生地を、折りたたむ形で開閉して採光を調節するのがプリーツスクリーンです。
他のアイテムと異なるのは、窓の上方から下ろす横型に加えて、左右にスライドできる縦型があることです。
一般的に横型はブラインドのように付属の紐やチェーンなどで開閉しますが、縦型は窓を開ける感覚で使用できます。
一見和紙のように見える透け感のある生地は人気があり、和室に多く採用されています。 リビングや洋室に設置する場合は、透け感の少ない無地かプリント生地がおすすめです。

プリーツスクリーンは、柔らかな光を取り入れる目的で作られているため、遮像や遮光の効果はあまり期待できないのが難点です。
中の様子や光を映さないような厚手のファブリック生地もありますが、そうなると操作が重くなってしまうため購入する際は一度実物を確認することをおすすめします。

外付けのブラインド

最近注目を集めているのが外付けのブラインドです。
基本的な造りや操作は室内用のブラインドと同じですが、利便性の高い電動タイプも販売されています。

太陽の光を浴びた窓の熱がカーテンとの間に溜まり、それが室内に伝わることが室内の温度を上昇させる原因の1つです。
そのため、窓の温度が上がらないように、その手前で太陽の光をカットしてしまおうという考えのもと作られたのが外付けのブラインドで、ヨーロッパでは主流となっています。
屋外に設置することで窓の周りはすっきりとした印象になり、スラットの角度を調整することで十分目隠しの機能も果たしてくれます。
また、大型の窓にも設置することができるため、リビングなどはより開放的な雰囲気にしたい人にもおすすめです。

ただ、どうしても他の日除けアイテムに比べると高額になってしまいます。
上階など高い位置に設置するとなると、高所での作業が必要となり、さらに費用がかかります。
また、あくまでもブラインドのため下部は固定されておらず、台風の多いエリアなどでは破損の恐れがあります。

すだれ

日本で昔から使用されてきたすだれも、基本的には外付けのブラインドと同じ原理で、外からの熱気を遮断するために考えられたものです。
窓の外に吊るすだけで簡単に日陰を作り出すことができ、日除けだけでなく目隠しや虫よけとしての効果も期待できます。
他のアイテムに比べると非常に安価で、ホームセンターなどで手軽に購入できるというのも魅力でしょう。

ただ、すだれはバリエーションが少なくデザイン性に欠けるため、「どんな窓にでも合う」とは言えません。
最近はスタイリッシュな住宅が増え、残念ながらどうしてもすだれが似合わないというケースや「見た目が嫌」という人も多くなってきています。
また、竹などの天然素材で作られているため、雨風や紫外線の影響を受けやすく、劣化が激しいというのも気になる点と言えるでしょう。

カーテン

目隠しにもなる最も一般的なアイテムと言えば、やはりカーテンです。
サッと閉めてしまえば家の中は完全に見えなくなり、プライベートが守られます。
遮光性の高いカーテンにすれば、外からの光が入らないだけでなく、中からの光も漏れないため、生活パターンを知られることもなく安全です。
また、レースや遮光、遮熱、無地にプリント生地などバリエーションが豊富なのも大きなメリットです。
価格には幅がありますが、比較的リーズナブルな価格帯であってもインテリアや部屋の雰囲気に合ったカーテンを見つけることができるでしょう。

現在でもカーテンが主流となっているためあまり気にならないかもしれませんが、他のアイテムに比べるとカーテンはひだがある分、部屋が狭い印象を与えます。
また、開け閉めの微調整ができず、レース生地以外のカーテンは閉めると風が通らなくなってしまうのがデメリットです。

外付けのブラインドが最適な理由

暑い日差しを遮りながらプライバシーをしっかりと守ることができるアイテムは数多くあります。
その中でも、最もおすすめなのが外付けのブラインドです。
外付けのブラインドが最適とされる理由について見ていきましょう。

リモコンで角度調整可能

外付けのブラインドは、室内用とは異なり、室内からリモコン操作が可能です。
朝はスラットを広く開け、夕方日差しが強くなればスラットを下げる、といった調整が指1本でできるのです。
難しい操作はなく、子どもからお年寄りまで簡単に使用できます。

眺望・通風・採光はそのままで遮光・遮熱可能

外付けのブラインドは、ほしい機能はそのままに、暑さだけをカットすることが可能です。
一般的なブラインドやカーテンの場合、太陽の熱を最大限遮断するためには、閉めきってしまう必要があります。
そうなると、明かりが入らないだけでなく風も通らず、あとはエアコンに頼るしかありません。
しかし、外付けのブラインドであれば、屋外で太陽の熱を遮ってくれるため、眺めや風通し、室内の明るさはそのままに、暑さだけをカットすることができます。
また、夜間はスラットを調整することで、同じように眺望や風通しを維持しながら、プライバシーを守ることが可能です。

デザイン性

建物の外観デザインを損なわず、しっくりと馴染むのも外付けのブラインドの魅力です。
無駄な装飾が一切ないシンプルなデザインは、和風・洋風問わずどんな住宅にも調和します。
それぞれの外壁や全体的な雰囲気に合わせられるようカラーバリエーションが豊富なのもポイントです。
屋根や塀とコーディネートしたり、そこだけアクセントとして違う色味を採用したり、と住む人のスタイルに合わせて楽しむことができます。

種類が豊富

最近は、外付けのブラインドも種類が増えてきています。
いずれも素材はアルミとなりますが、モデルによってスラットの稼働角度や耐風強度など、細かい部分が少しずつ異なり、メーカーによっても違った特徴があります。
選択肢が多い分、高性能のモデルが魅力的に見えるでしょう。
しかし、外付けのブラインドは室内用の日除けアイテムを基準に考えると高額です。
機能性が高くなると、それに比例して価格も上がるため、どんな機能が必要かを見極めた上で購入しましょう。

遮光や遮熱ができてプライバシーも守れるブラインドを選ぼう

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、ブラインドでプライバシーを守る方法や、ブラインド以外のアイテムについてご理解いただけたと思います。
さまざまな方法で中の様子が見えてしまう状態を回避することが可能ですが、それなりのデメリットもあります。
「いいとこ取りがしたい!」という方は、ぜひ一度外付けのブラインドも検討してみてくださいね。