みなさまのより良い住まい作りのご提案やアイデアを発信する、オスモ&エーデル広報部です。
今回は室内の日焼け対策についてご紹介します。

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夏になると気になる「紫外線」ですが、実は部屋の環境によっては室内にいても日焼けしてしまう可能性があることをご存知でしょうか。

屋内で日焼けを防止するためには、遮光カーテンの導入やブラインドの設置といった、室内ならではの日焼け対策を行う必要があるのです。

これから新築を建てようと考えている方やご自宅の日焼け対策を考えている方は、ぜひ本記事で紹介する室内の日焼け対策に関する情報を参考にしてみてください。

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カーテンで紫外線は対策できるのか

カーテンを使って紫外線対策をすることは十分可能です。
また、カーテンで紫外線を避けることは、室内で過ごす私たちだけでなく、大切な家具やインテリアを守るのにとても重要な役割を担っています。

紫外線によって室内でどの程度日焼けをしてしまうのかについては、次項で解説します。

窓際の紫外線対策として、UVカット加工が施された窓ガラスを設置する方法があります。
しかし、こちらの方法は費用が高額だったり、設置に手間がかかったりするため、実際に行うのは大変です。

そんなときに手軽にできる紫外線対策がカーテンの設置です。
カーテンであれば、カーテンレールに取り付けるだけで力を必要としないため、女性一人でも簡単にできます。
また、UVカット加工が施されたレースカーテンであれば、光を取り入れつつ紫外線対策ができるので一石二鳥です。

また、最近はカーテンの種類も豊富です。
機能性の高いものやおしゃれなものまで、さまざまなラインナップの中から気に入ったものを選べます。

そしてUVカット加工が施されたカーテンは、使い続けてもその効果が落ちることはありません。
たしかに、紫外線ダメージから肌や衣服を守るための日焼け止めやUVカットスプレーは、使い続けていくうちに効果が薄れるため、塗り直しが必要になります。
しかし、UVカットカーテンは、繊維の素材や生地の織り方に工夫を凝らした、紫外線を遮る加工がされています。
そのため、経年劣化や洗濯などで効果が極端に落ちることはありません。
そういった寿命を気にせず半永久的に使い続けられることが、カーテンで紫外線を防ぐをするメリットといえるしょう。

室内でも日焼けはしてしまう原因

「室内にいるのだから、日焼け対策はしなくてもいいのでは?」と考えている方は多いかもしれません。しかし、たとえ室内にいたとしても日焼けはしてしまうのです。その理由を詳しく解説します。

窓際の紫外線は屋外の80%以上

紫外線には窓を通り抜ける性質があり、窓際の紫外線量は屋外の約80%におよぶといわれています。
そのため、窓があるからといって日焼けしないということはなく、紫外線はしっかりと肌に届いています。
仮に、日焼け止めを使わずにカーテンのない窓辺で1日過ごしたとしましょう。

その場合、肌が浴びる紫外線量は、1日外で活動をした場合とほとんど変わらないのです。
外にいるときに日焼け止めを塗って入念に紫外線対策をしていたとしても、これでは意味がありません。
季節によって量に違いはありますが、紫外線は1年を通して降り注いでいます。そのため、紫外線対策は季節を問わず行う必要があるのです。

人以外にも床や壁、家具に影響

紫外線は人だけでなく、床や壁、家具といったインテリアにも悪影響を及ぼしています。
紫外線を長時間浴び続けた家具や床は、日焼けによって色が変わってしまうことがあります。
特に、タンスやテーブルなどに使用されている木材は、日焼けをすると色が濃くなるなどの変色を起こしてしまい、場合によっては、乾燥によってささくれやひび割れが起こることもあるのです。

最近流行している無垢材などの天然素材を使用した家具は、日焼けの影響を非常に受けやすいので注意が必要です。

日焼けによって変色、ささくれなどを起こしてしまった家具は、基本的に日焼け前の状態に戻すことはできません。

日焼けした家具の修復をするための商品はホームセンターなどで販売されていますが、家具や木材に関する知識がない方ができる対策には限界があるでしょう。

むやみに修復しようとすると、家具を余計に傷めてしまうことにもなりかねません。
また、ラグやカーペットといった布製品も日焼けしやすいので注意が必要です。退色をしてしまったり、白い布製品は茶色く変色したりすることもあります。
変色してしまった布製品も、洗濯をしても日焼け前の状態に戻すのは難しいでしょう。
なかには洗濯ができないカーペットやラグもあるので、家具をいつまでもきれいな状態を保つためには、やはり事前に家具の日焼け対策をしておくことが大切なのです。

インテリアや家具の日焼け対策をしておけば、大切な家具たちを守れるだけでなく、日ごろのメンテナンスも楽に済ませられることでしょう。

紫外線は夏以外にも影響がある

気象庁の「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(2021年)」を見てみると、1年で特に紫外線量が多いのは7月~8月ですが、12月や1月といった冬の時期にも紫外線が観測されていることが分かります。
3月~5月の春先から梅雨前の時期にも、夏のおよそ半分の量の紫外線が観測されているのです。

紫外線は季節や天候、屋外・室内に関わらず毎日私たちのもとへ届いているため、紫外線対策は常にしておくべきなのです。

室内で日焼け防止!おすすめの紫外線対策

室内でできるおすすめの紫外線対策は以下の通りです。

遮光カーテン

遮光カーテンとは、外からの光を遮る効果が高いカーテンのことで、光を遮りたい寝室や、シアタールームなどに多く利用されています。
太陽の光を遮断する遮光カーテンは、紫外線カット効果も非常に高いため、肌を日焼けから守れるだけでなく、家具やインテリアなどの変色も防げます。

遮光カーテンには、上から「遮光1級」「遮光2級」「遮光3級」と光を遮るレベルによって等級が分けられており、等級が高いほど価格が高額になる代わりに遮光率も上がります。
また、遮光カーテンの設置費用は設置したい窓の大きさによっても変わってきますので、詳しい費用については、担当の建築会社や最寄りの家具店、工務店に相談してみるのがいいでしょう。

光や紫外線を遮断してくれる便利な遮光カーテンですが、購入する際に気をつけてほしいことがあります。
最も効果が高い遮光1級の遮光カーテンは、その遮光効果の高さゆえに、設置する部屋によっては室内が暗くなり過ぎてしまうことがあります。
特に朝は日光で自然に目覚めたいと考えている方は、購入する遮光カーテンのグレードを気にする必要があるでしょう。

ただし、遮光効果が薄いカーテンを選ぶと、そのぶん紫外線をカットする効果も薄れてしまうので、遮光カーテンを選ぶ際には、その家や部屋に合った遮光カーテンを選ぶようにしましょう。

参考記事:遮光カーテンの特徴は?カーテンのメリットとデメリットもご紹介!

UVカットシート

窓からの紫外線対策には、UVカットシートもおすすめです。
UVカットシートとは、窓ガラスに貼るだけで太陽からの紫外線が部屋に入り込むのを防げる光沢透明フィルムで、紫外線を遮断することで、人はもちろんのこと家具の日焼けも防げます。

先ほど紹介した遮光カーテンとは違い、明るさのもとである可視光線を適度に部屋の中に取り入れることができるので、室内が暗くなりすぎるデメリットもありません。
また、目隠し効果があるので、プライバシーを守ってくれるというメリットもあります。

遮光カーテンと設置費用や設置にかかる手間を比べてみると、UVカットシートのほうが安価で手軽に設置できます。
「紫外線対策はしたいけど、カーテンを設置するほどじゃない」という方は、手頃なUVカットシートを使用したほうが良いでしょう。

ただし、UVカットシートは窓ガラスの種類によっては設置できないこともあります。
窓ガラスの種類によっては、はがすときにその窓ガラスごと交換しなければならなくなる場合もあるため注意が必要です。
UVカットシートを貼る際は、その窓ガラスがUVカットシートに合っているのか、事前に確認するようにしましょう。

ブラインド

金属やプラスチックを細長い帯状にしたものを糸などでつないだブラインドも、紫外線カット効果を持ちます。
ブラインドで光を遮る際は、ハネを上向きにするだけで、室内にいる人や家具に直接光が当たるのを防いでくれます。
光を程よく取り込みたいときは、ハネの向きを調節すれば適度に部屋の中に光が入るようになります。

ブラインドの最大のメリットは、遮光カーテンやUVカットシートとは違って、外からの光や視線を遮りつつ風を通すことができる点にあります。
遮光カーテンやUVカットシートにはない「調光」に優れているところや「通気性」は、ブラインドを使用する大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、ブラインドにもデメリットがあります。
風通しが良い代わりに「遮音性」は低いです。ハネを完全に閉じたとしても窓を開けている状態ではブラインドに遮音性は期待できませんので、外の騒音がうるさい家庭には窓を開けた状態での使用はおすすめできません。
また、カーテンと違って柔軟性はないので、窓を開けているときに激しい風が吹いた場合、ハネ同士がぶつかったり窓枠にブラインドが当たったりして大きな音が鳴ってしまいます。

また、ハネにホコリが溜まりやすいため、専用のブラシでこまめに払い落とす必要があります。
メンテナンスの手軽さを求めている方には、ブラインドはあまりおすすめできません。

参考記事:ブラインドの種類と特徴を紹介!縦型と横型の違いとは?

参考記事:窓はカーテン以外にも選択肢がある!特徴や費用について解説

おすすめは外付けブラインド

ブラインドの設置を検討している方におすすめなのが、窓の外側に設置できる「外付けブラインド」です。
外付け構造は、室内に設置するものとほとんど変わりません。
しかし、室内ブラインドの場合はハネの角度を手動で調節しなければならないのに対して、外付けブラインドの場合はリモコン操作で角度を調節できるため、簡単に室内に入る日光の量を調節できるというメリットがあります。

外付けブラインドには日差しをカットして室内に入る紫外線の量を抑える効果だけでなく、室温の上昇を防ぐ遮熱効果もあります。
室内ブラインドの場合、強い日差しを浴びるとブラインド自体の温度が上がって、その熱が室温に影響を与えることがありますが、対して外付けブラインドは屋外に設置されているため、それ自体の熱が室内に入ることはありません。
外付けブラインドは室内ブラインドに比べて遮熱効果が高いため、夏場の冷房にかかるコストも下げてくれます。

また、外付けのものは本体がしっかりと固定されているので、ハネ同士がぶつかって大きな音が鳴ることもありません。
これらの理由から、日焼け対策にブラインドを設置するときは、外付けブラインドの導入がおすすめなのです。

参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

室内の日焼け対策には外付けブラインド「ヴァレーマ」がおすすめ

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日焼け止め

ここまで紹介した日焼け対策に加えて、日焼け止めを塗ることも忘れずにしておきましょう。
たとえ遮光カーテンやUVカットシートなどの紫外線対策をしていたとしても、それだけでは紫外線を完全にカットすることはできないので、窓際にいるときに紫外線を浴びてしまう可能性は十分あるのです。

最近は、コンビニやドラックストアでクリームタイプやジェルタイプ、スプレー対応といったたくさんの種類の日焼け止めが販売されています。
日焼け止めを塗ったときのべたつきが気になるという人は、さらっとしたジェルタイプや、塗った瞬間に水のような肌触りに変わるタイプのものがおすすめです。

また、日焼け止めを使用するときはこまめに塗り直すことも大切です。
できれば、1~2時間に1回は、日焼け止めを塗り直すようにしてください。
何度も塗り直しするのが面倒な方には、スプレータイプやスティックタイプの日焼け止めがおすすめです。
ご自分にあった日焼け止めを見つけて、ストレスなく紫外線対策ができるようにしましょう。

また、日焼け止めは人だけでなく、家具などにも必要だといえます。
フローリングやタンスなどの木製品には、ワックスやオイルコーティングなどをすることで、日焼けすることを防げます。
ただし、ワックスやコーティング剤には木材との相性が悪いものもあります。
特にフローリングは、ワックスやコーティング剤を使用することで本来持っている風合いが失われてしまうこともありますので、個人で使用する際には慎重に行うようにしましょう。

一人で行うのが不安な場合には、プロに相談することをおすすめします。

部屋の特徴に合った日焼け対策をしよう

いかがでしたでしょうか。
本記事では、カーテンを使った紫外線対策の効果や、室内でもできる日焼け対策についてご紹介しました。

室内でできる紫外線対策には、遮光カーテン、UVカットシート、日焼け止めなどいくつもの方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあるうえ、設置したい窓の構造によっては取り付けや施工ができないものもあります。

効果的な室内の日焼け対策の方法は家によって少しずつ異なりますので、対策をする際には担当の建築会社や工務店に相談してみることをおすすめします。

オスモ&エーデルでは、外付けブラインドを取り扱っています。遮熱性能が高く、カーテンにはない開放感を味わえるため心地よい空間づくりが期待できるでしょう。

気になる方はぜひ一度お問い合わせください。