新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、換気の重要性に改めて注目が集まっています。
従来は、夏の冷房、冬の暖房時は、窓を閉め切った状態にすることが一般的でしたが、「新しい生活様式」ではエアコンを使用して室温を28℃以下に保ちながら、こまめに換気を行うことが推奨されています。
また一時的に室温が28℃を越えることを避けるため、外気温が非常に高い時には定期的に窓を全開するよりも、常時窓を少し開けて連続的に換気を行うのが望ましいとされています。
ドイツの窓まわりのスタイルにおいて特長的なのが、ドレーキップ窓と外付けブラインドです。
この2つを組み合わせることで、確かな断熱・換気・遮熱が実現できます。
【ドレーキップ窓について】
ドイツで生まれたドレーキップ窓は、ハンドル操作で内開き・内倒し2通りの開閉ができます。
まず、ドレーキップ窓の内倒し(キップ)の状態について。
内倒しの状態にしておくと、ゆるやかな常時自然換気ができます。
ドイツに行って、ホテルの部屋に通された時に、部屋の窓がこの内倒し(キップ)の状態で開けてあり、換気されている状態になっていることがあります。
カーテンが閉まった状態だと、冬でも朝まで気がつかず、窓が開けっぱなしだったという経験談はよく聞く話です。
これは、ドイツの窓(樹脂サッシ)や建物自体の断熱性能が良いこと、ドレーキップが寒すぎず暑すぎず、ちょうど良い具合に換気をしてくれていることを示している、エピソードではないでしょうか。
ドイツでは、ドレーキップ窓をキップの状態にしておいて、効果的に換気ができるので、日本よりも日常的に窓を開放することによる自然換気が行われているように思います。
内倒し状態では、窓上部が少しだけ開放されるのでエアコンで冷やした空気が室外に逃げにくく、エアコンの冷房効率を大きく損ないません。
キップの状態で窓を開けて、部屋のドアも開け放した状態にすれば、より空気が流れるので、換気量を増すことができます。
さらに、窓を内開き(ドレー)の状態にして、部屋のドアも開け放つ状態にすれば、一気に空気の入れ換えをすることができます。
ドイツではこの換気方法は、1日に数回、数時間ごとに行うことが推奨されています。
【外付けブラインド「ヴァレーマ」について】
さらに、ドレーキップ窓に、外付けブラインドを組み合わせることで、窓からの暑い日差しや視線を遮りながら常時換気を行っていただけます。
熱中症を予防しながら、換気をするという「新しい生活様式」において、特に、効果を発揮できる換気のスタイルの一つだと思います。
外付けブラインドは部屋の室外に設置するため、窓から室内に侵入する日射熱の80%以上をカットできるので、エアコンの冷房効率が上がります。
また羽の角度を調節することで室内に入る光の量(明るさ)や風の量を調節し、快適な室内空間をつくり出せます。
外付けブラインドの羽はインテリアブラインドの倍以上の厚みがあり、また両側にガイドを設けることで羽を保持しているため、インテリアブラインドのように風でバタついたりしません。
さらに外付けブラインド「ヴァレーマ」は、昼間は外から室内がほとんど見えないので、視線を気にせず換気をしていただけます。
このように、ドイツでは当たり前のドレーキップ窓と外付けブラインドの組み合わせは、今まさに求められている、効果的に、そして、快適に、換気をするという「新しい生活様式」を実現できるコンビネーションです。
ドイツの窓「エーデルフェンスター」について
https://osmo-edel.jp/product/fenster/
外付けブラインド「ヴァレーマ」について
https://osmo-edel.jp/product/warema/