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オスモ&エーデル広報部です。今回はマンションの最上階が暑い理由についてのご紹介です。
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マンションの最上階は展望が良く、風通しや日当たりが良いイメージがある方も多いのではないでしょうか。一方で、最上階は夏場暑いという声も少なくありません。
そこで本記事では、マンションの最上階が暑くなる原因とメリット・デメリット、そして暑さを解決する方法について紹介します。
目次
マンションの最上階が暑くなる原因とは?
マンションの最上階が暑くなるのは以下のような原因があります。
- 屋上の熱が伝わるため
- 日当たりがよい立地にマンションが建っているため<
- 気密性が高いため
- 断熱性が低いため
それでは、暑くなる原因について確認していきましょう。
原因①屋上の熱が伝わるため
鉄筋コンクリート造り(RC造)や、鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC造)のマンションでは、屋上のコンクリートが日光を吸収し熱を長時間ため込む性質があります。
そして夏場になると、高温になったコンクリートが夜になっても十分に冷えることができないため、屋上の熱が室内に伝わりやすくなり暑くなりやすいのです。
このような現象は低層マンションやタワーマンションの最上階でも同じように起こります。
原因②日当たりがよい立地にマンションが建っているため
最上階は、周囲の建物による障害物が少ないため、日当たりが非常に良くなるため室内が高温になりがちです。
室内が暑くなるのは、室内に取り込まれている熱の70%以上が窓を通じて入ってくるからです。
太陽の直射日光はもちろんのこと、ベランダからの照り返しも室内の暑さの原因となります。
さらにバルコニーに溜まった熱はコンクリートを介して室内に伝わり暑くなるのです。
つまり、最上階では日射の影響が大きく、室内の温度が上昇しやすい状況になりやすいといえます。
原因③気密性が高いため
コンクリートで作られたマンションは、木造や鉄骨造のアパートに比べて気密性が高くなり室内にこもった熱がなかなか逃げず、暑さが室内に溜まりやすくなります。
さらに、マンションは一つのフロアに多くの部屋が建てられることが一般的です。
そのため、窓の数が一戸建て住宅に比べて少なくなる傾向があります。
つまり窓が少ないと空気の通り道が制限され、十分な換気が行われずに熱がこもりやすくなってしまい、窓を開けても熱が逃げにくい状況となるのです。
原因④断熱性が低いため
省エネ基準としての断熱性能は、過去に何度も改正が行われてきました。
そのため、築年数が古いマンションほど断熱性能の基準が緩くなっており、最上階が暑くなりやすい傾向があります。
これは、古いマンションの最上階では断熱材の性能が不十分であるためです。
なお平成11年基準(1999年)以降に建設されたマンションでは、より優れた断熱材が使用しており断熱性能が改善されています。
そのため、2023年7月現在で築24年以内のマンションに絞ると、最上階でも比較的暑くなりにくい物件を見つけやすくなります。
マンションの最上階に住むメリットとデメリット
マンションの最上階に住むメリットとデメリットを確認しましょう。
最上階マンションに住むメリット
まずは、マンションの最上階のメリットについて見ていきます。
展望が良い
最上階は見晴らしが良いのは大きなメリットといえます。
南側に位置していれば、冬季の日中でも十分な日光を取り入れることができ、温かい環境で過ごすことが可能です。
また、低層階と比べて外部からの人目を気にする必要が少なく、ストレスを感じない点もメリットといえるでしょう。
風通しが良くカビが発生しにくい
周りに障害物がないため、風通しが良く快適な空間となるでしょう。
また、換気が十分にできるためカビが発生しにくい点がメリットといえます。
ただし、マンションの近くに同じ位の高さがある建物がある場合は風通しが悪くなる可能性があるため注意が必要です。
騒音が気にならない
マンションでは、上階に住んでいる住人の足音や生活音に困っている方も多いでしょう。
しかしマンションの最上階では、上階がないため騒音が気になりません。
また、マンションが高層階のマンションであれば外からの騒音も聞こえないため静かに生活ができるでしょう。
虫の被害が少ない
最上階に住むと、高さがあるためセミや蚊などの虫が飛んでくる心配が少なくなり、安心して窓を開けることができます。
しかし、最上階への空き巣被害が報告されているため、外出時にはしっかりと施錠してください。
また、防犯のために窓に取り付けられる防犯グッズもあり、窓を一定以上開けられないようにすることが可能です。
最上階マンションに住むデメリット
一方で、最上階のマンションには以下のような留意すべきデメリットもあります。
外気温の影響を受けやすい
最上階のマンションは外気温に大きく影響されるため、外が暑いと部屋の中も暑くなり、外が寒いと部屋の中も寒くなりやすくなります。
また、雨が降っているときと晴れているときなど、天候の条件によっても室温は大きく異なります。
外気温の影響は体調を崩す原因となる可能性があるため、夏と冬それぞれの対策を立てておきましょう。
参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!
災害時に自力で昇降しないといけない
火災や地震などの災害発生時、最上階に住んでいる場合では、避難するために1階まで下るまでに時間がかかってしまいます。
特に火災の場合、煙は通常上に上昇する性質を持っているため、できるだけ早く下の階に移動することが重要ですが、移動そのものが困難になってしまいます。
地震は発生すると最上階は揺れやすい
地震は最上階にいると揺れをより感じやすいため、家具などがしっかりと固定されていないと地震によって倒れる可能性があり、けがや破損などの恐れがあります。
普段から地震が発生した場合を考慮し、家具などをしっかりと固定することや、万が一の際の避難経路を確認しておきましょう。
マンションの最上階の暑さを解決する方法
マンションの最上階の暑さの解決には以下の5つの方法があります。
- 断熱性が高いカーテンをつける
- ベランダに水打ちをする
- 窓やドアを開ける
- エアコンの設置場所やタイプを変更する
- サーキュレーターで空気を循環させる
それでは、暑さ対策の解決方法を確認していきましょう。
方法①断熱性が高いカーテンをつける
断熱性が高いカーテンを取り付けて暑さ対策をしましょう。
なお、暑さ対策には遮光カーテンではなく断熱カーテンを選ぶことが大切です。
断熱カーテンは、一般的にホームセンターや他の販売店で手に入れることができ、暑さ対策を行うことができます。
また、一部のカーテンでは遮光性と断熱性の両方を備えているものもあります。
方法②ベランダに打ち水をする
打ち水をすることで、周囲の熱を吸収する性質を利用した暑さ対策を行う方法です。
水分が蒸発する際に冷却効果が生まれます。
そのため、ベランダや庭などに水をまくだけで簡単に行うことができますし、後処理も水が自然に蒸発するまで待つだけで特別な手続きをする必要ありません。
また打ち水は、暑さ対策だけでなく、土埃などを抑える効果もあります。
したがって、窓を開ける際には打ち水を行うことで、部屋の中に埃などが侵入するのを防ぐことができます。
方法③窓やドアを開ける
最上階の暑さを解決するためには、窓やドアを開けて風の通り道を確保することが大切です。
また、風の通り道を作るためには、窓やドアを対角線上に開けると効果的です。
他にも窓に風を取り込むための通気口や網戸を設置するのもおすすめです。
夜間や風の強い時間帯に窓を開けることで、涼しい風を取り入れて室内の熱を逃がすことができます。
方法④エアコンの設置場所やタイプを変更する
エアコンの効きが悪いと感じている場合は、効果的な設置場所に移動したり、大き目の畳数タイプのものに変更したりするのもひとつの方法です。
そして部屋が暑くなりきる前に、エアコンをこまめに付けてください。
方法⑤サーキュレーターで空気を循環させる
サーキュレーターは室内の空気を効果的に循環させるために使用します。
最上階の暑さを解決するためには、サーキュレーターを利用して室内の空気を動かすことが重要です。
効果的な設置場所は、「エアコンの反対側にサーキュレーターを設置する」ことです。
サーキュレーターはエアコンからの冷風を効果的に利用するために、エアコンの反対側に斜め上に向けて設置します。
この配置にすることで、エアコンから出た冷たい空気が天井を通って下に降りてくるのをサーキュレーターが巻き込み、部屋内に冷気を循環させることが可能となります。
最上階のマンションで快適に過ごすための対策をしましょう
今回は、マンションの最上階が暑くなる原因とメリット・デメリット、そして暑さを解決する方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
マンションの最上階には、風通しが良く、素晴らしい眺望があり、上階からの騒音の心配もないというメリットがあります。一方で、暑くなりやすいというデメリットもあるため懸念する人もいます。
しかし、最上階のマンションが暑くなりやすい理由を理解し、適切な対策をすることで快適な環境を実現することが可能です。暑さ対策を徹底し、最上階の魅力を存分に楽しんでください。
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