「シェードのメリットとデメリットを知りたい」
「シェードで電気代を節約したい!」
「シェードの断熱効果はどんなもの?」

窓の外やベランダに設置するシェード。
見た目から涼しさを演出するシェードですが、当然デメリットも存在します。

本記事では、断熱効果や遮光性を求めてシェードをお探しの方に向けて、シェードのメリットとデメリットについて解説します。

シェードとは

まずはシェードとは何かから説明していきます。
シェードとは、窓の外やベランダに設置する日よけのための外装のひとつです。
近年の夏は、真夏日となる日も少なくなく、地域によっては40度を記録する日も珍しくなくなりました。
それに伴ってか、室内での熱中症を危惧する声も次第に広がり、日よけ対策はいまや必須となっています。
シェードを取り付けることで、日よけとなり、あわせて断熱効果も上がります。

シェードの種類

ここまでシェードが何かについて解説してきましたが、同じシェードでもその種類はさまざまです。
シェードの種類は以下の3つの観点から語ることができ、それぞれ使い勝手が異なってきます。

  • 生地の枚数
  • 縫製のデザインスタイル
  • 昇降機の種類

それぞれの概要と種類について解説していきます。

生地の枚数

まずもっともオーソドックスなのが、生地の枚数による分類です。
シェードには、主に以下の2種類の分類が存在します。

  • シングルシェード
  • ダブルシェード

それぞれ見ていきましょう。

シングルシェード

1つ目は、シングルシェードと呼ばれる種類です。
シングルシェードは生地の枚数が1枚のため、開けてすぐに日光を入れられるのが特徴です。
その手軽さがありがたい反面、遮光性やプライバシーの面では少々懸念が残ります。
階段や吹き抜けなど目線より高い位置に設置する場合はシングルタイプの恩恵を存分に受けられるでしょう。

ダブルシェード

2つ目は、ダブルシェードと呼ばれる種類です。
ダブルシェードは薄手のレースと厚手の遮光カーテン、この2枚で構成されています。
レースが加わることで、遮光性と調光性が上がっています。

縫製のデザインスタイル

次によく見られる分類が、縫製のデザインスタイルです。
デザイン自体は多種多様ですが、縫製のスタイルによる変化は主に以下の3つに区別されます。

  • シャープシェード
  • プレーンシェード
  • バルーンシェード

それぞれ特徴を解説していきます。

シャープシェード

はじめに紹介するのは「シャープシェード」と呼ばれる縫製スタイルです。
シャープシェードはシェードの下部がまっすぐ揃っており、すっきりした印象を醸し出します。

プレーンシェード

次に紹介する縫製スタイルは「プレーンシェード」というものです。
プレーンシェードは柔らかい形で生地を折りたたむスタイルで、穏やかかつ落ち着いた印象を与えます。

バルーンシェード

最後に紹介するのは「バルーンシェード」という縫製スタイルです。
バルーンシェードはシェードの下部が丸い形でカットされており、可愛らしい印象を与えます。

昇降機の種類

最後はシェードを上げ下げする装置、昇降機の種類です。
多くの昇降機は以下の5つのいずれかに分類されます。

  • プルコードタイプ
  • チェーンタイプ
  • コードタイプ
  • ポールタイプ
  • 電動タイプ

それぞれ簡単に概要を見ていきましょう。

プルコードタイプ

昇降機の種類、1つ目は「プルコードタイプ」です。
プルコードタイプは、ワンタッチで開閉できる昇降機です。
その手軽さが最大の売りといえます。

チェーンタイプ

昇降機の種類、2つ目は「チェーンタイプ」です。
チェーンタイプは、左右のどちらかで操作する昇降機です。
左右に大きいシェードカーテンであればあるほど利便性が高まるでしょう。

コードタイプ

昇降機の種類、3つ目は「コードタイプ」です。
コードタイプも左右のどちらかで操作する昇降機です。
チェーンタイプとの違いは、名前のとおり紐部分が「チェーン」か「コード」かという点です。
チェーンタイプと同じく、左右に大きいシェードカーテンであればあるほど利便性が高まります。

ポールタイプ

昇降機の種類、4つ目は「ポールタイプ」です。
ポールタイプは、採光の角度を調整できる昇降機で、昇降機だけでいえば調光性がもっとも高いタイプといえます。

電動タイプ

昇降機の種類、5つ目は「電動タイプ」です。
電動タイプは、その名のとおり電動で動くタイプです。
リモコンによる遠隔操作が可能で、スマートホーム化が進む現代において徐々にシェアを広げています。

シェードのメリット

ここからはシェードのメリットを解説していきます。
ここでは以下の4つに絞りました。

  • 遮光できる
  • 断熱効果がある
  • 雨よけできる
  • プライバシー対策ができる

それぞれ見ていきましょう。

遮光できる

はじめに紹介するシェードのメリットは、遮光できるというものです。
シェードを設置する人の多くは、涼しさに加えてこの遮光性を求めて設置します。
直射日光をほどよく防いでくれますよ。

断熱効果がある

次に紹介するのは断熱効果があるというメリットです。
遮光性があるため日光の入りも抑えられ、それは結果的に熱が室内へ侵入することを防ぐことにつながります。

関連記事:シェードは日除け対策に効果的?目隠し効果についても解説

雨よけできる

次に紹介するのが、雨よけになるというメリットです。
庭のウッドデッキやベランダが、急な雨で汚れてしまった経験はないでしょうか。
シェードを使えば、光や熱だけではなく雨を防ぐこともできてしまいます。

プライバシー対策ができる

最後に紹介するメリットはプライバシー対策になるというもの。
近隣宅と近い場合は視線が気になることも多いですが、シェードによって遮ることができます。

シェードのデメリット

ここまでシェードのメリットを解説してきましたが、ここからはシェードのデメリットについて解説していきます。
こちらは以下の3つを紹介します。

  • 設置に費用が掛かる
  • 大きい窓には不向き
  • 風を通すと窓枠にあたる

それぞれ解説していきます。

設置に費用が掛かる

まずは設置に費用がかかること。
シェード自体も高いですが、取付けにも別途費用がかかります。
業者で依頼した場合は約2万〜3万円。
決して無視できる金額ではありません。

大きい窓には不向き

また、大きい窓には不向きであることもデメリットといえます。
大きい窓こそ普通のカーテンを避けたいという方もいるかもしれませんが、あまりに大きい窓は設置が困難な場合もあります。

風を通すと窓枠にあたる

シェードのデメリット、3つ目は風を通すと窓枠にあたることです。
シェードカーテンのよさはその薄さですが、それが翻ってデメリットとなる場合もあります。

新しい選択肢に外付けブラインドがおすすめ

シェードに代わる選択肢としておすすめなのが、外付けブラインドです。
室内に取り付けるブラインドと同じように羽部分の角度が自由に変えられるため、日中の明るい日差しを取り込めるのが特徴です。

室内ブラインドとの違いは、カットできる太陽の熱の量にあります。
外付けされているブラインドの方が、真夏の日差しの影響を受けにくく、快適な室内温度を保てます。

外付けブラインドなら閉塞感なく外からの視線を遮り、適度な日差しを取り入れられ、かつオシャレさも確保できます。
植木やフェンスを立てるスペースがない場合でも、利用できるのが魅力です。

外付けブラインドのメリット

夏における断熱効果はシェードに匹敵しながらも、冬には外の冷たい空気が室内に伝わるのを防ぐとともに室内の暖かい空気を逃がさない効果も期待できます。

真夏の暑い日差しをカットしたい場合は、羽部分の角度を変えて臨機応変に対応できます。
そのカット率は脅威の80%。
断熱効果があるとエアコンの効きもよくなるため、節約も期待できるでしょう。

さらに、外付けブラインドの羽の調節はリモコンで簡単に操作が可能です。
ソファでくつろぎながら、心地のよい日差しの量を調節できます。
暑い日も寒い日も外に出る必要がないのは嬉しいポイントです。

また、ブラインドの羽の隙間から外の景色も見られるので、室内にいながら開放感を得られるメリットもあります。

隣の家との距離が近かったり、道路に面していたりしても大きな窓を設置できるのは、外付けブラインドの大きな魅力です。
新築やリフォームの際の設計の幅も広がるでしょう。


参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

シェードのデメリットが気になる場合は外付けブラインドがおすすめ

シェードはオシャレに断熱できるメリットがある反面、設置に費用がかかったり風になびいて窓わくに当たってしまったりといったデメリットがあります。

「シェードの断熱効果や遮光性能は捨てがたいけど、より手軽に設置したい」という方は外付けブラインドという選択肢をぜひご検討ください。

断熱、遮熱、遮光、遠隔操作など、欲しい要素がふんだんに盛り込まれています。

オスモ&エーデルでは、外付けブラインドについてご相談に応じられます。
ぜひ一度ご来店ください。