リビングの窓にはカーテンを設置するのが定番ですが、ブラインドを設置してスタイリッシュな空間に仕上げるのが人気を高めつつあります。

ブラインドはデザイン性だけでなく機能性も抜群で、採光量を調節したり風通しを確保しつつも外部からの視線を遮ったりと、カーテンにはできないブラインドならではのメリットがあります。

またカーテンよりもコンパクトで圧迫感が少なく、部屋が広く感じるのも大きなメリットです。単調になりがちなリビングの窓辺をおしゃれにしたい方や、他とは違うインテリアにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【この記事のまとめ】
  • リビングにブラインドを設置するメリットは?

採光量の調節しやすさ・室温の快適さ・プライバシーの確保・スタイリッシュな見た目の4つが挙げられ、カーテンにはないブラインドならではの良さがあります。

  • リビングにブラインドを設置する注意点は?

完全な遮光の難しさ・窓を開閉する際の手間・スラットの折れやすさ・賃貸では取り付けに工夫が必要な点が挙げられます。

  • リビングに適したブラインドの種類は?

アルミ製や木製、ファブリック製、バーチカルブラインド、セパレートタイプなどが適しており、デザイン性や機能性、使いやすさなどから、自宅にあったものを選ぶのがおすすめです。

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リビングにブラインドを設置するメリット

リビングにブラインドを設置するメリットとしては、大きく4つ挙げられます。それぞれどのようなメリットがあるのか詳しく解説します。

 

天候や時間帯に合わせて採光量を調節できる

ブラインドはスラットと呼ばれる羽の角度を変えることで、巻き上げずとも天候や時間帯に合わせて、細かく採光量を調節できるのがメリットです。

カーテンは開ける・閉めるしかできませんが、ブラインドであれば「今日は日差しが強いから少しだけ開ける」「友達が来たから大きく開けて明るくする」など、羽の角度を変えるだけで微妙に調整できます。

特に西日・朝日の差す部屋であれば、時間帯に応じて調光できるブラインドのメリットを感じやすいでしょう。

また、ブラインド自体を巻き上げて、直射日光を避けつつも部屋をしっかりと明るくすることもできるので、採光量の調節における柔軟性の高さは抜群です。

 

室内の温度を快適に保てる

風通しがよく、室内の温度を快適に保ちやすいのもメリットです。

カーテンの場合は光を遮断しようと思うと、同時に風通しも悪くなってしまうため、日差しの強い夏場などは室内が暑くなりがちです。しかしブラインドであれば、羽の角度を調節することで、日光を遮りつつも風を取り入れて、室内の温度を快適に保つことが可能です。

日光・風通しどちらも細かく調節したい場合に、ブラインドはぴったりだといえます。

 

風通しを確保しながら外からの視線を遮れる

ブラインドは風通しを確保しながら、外からの視線を遮れるのもメリットです。

ブラインドは羽の角度を変えることで外部からの視線を遮りながらも、風通しの良さを確保できるため、大通りに面した部屋や隣家との距離が近い場合などに、室内の快適性を保ちながらプライバシーを守れます。

また夜間は、室内の明かりで外から中が見えやすくなるため、ブラインドは重要な役割を果たします。

特にリビングに設置される窓は家の中でも大きい傾向にあるため、風通しの良さを確保するには欠かせません。ブラインドであればプライバシーを守りながら、風が吹き抜ける爽やかな生活を送れるでしょう。

 

スタイリッシュな見た目になる

ブラインドは見た目がスタイリッシュなため、リビングの窓に設置すれば、一気に小洒落たインテリアになります。

直線で構成されたデザインのため、部屋全体をスッキリと洗練された印象にしてくれます。加えてカーテンのように膨らみがなく、壁面と一体化したフラットな見た目のため圧迫感がないぶん、実際よりも部屋が広く感じられるのも魅力です。

一般的なカーテンと同じく豊富にカラーバリエーションが揃っているので、部屋の雰囲気やインテリアに合わせやすく、どのような部屋にもマッチします。

オフィスや学校などにあるアルミブラインドだけでなく、木製やファブリック製など使われる素材の種類も豊富なため、さまざまな質感・デザインの中から好みのものを選べます。洋風のリビングはもちろん和風のリビングにも合わせやすく、幅広いインテリアとテイストを合わせやすいアイテムです。

また、大きさも幅広く揃っているため、人が出入りできる大きな窓だけでなく小窓もブラインドで揃えて、統一感ある部屋に仕上げることも可能です。

 

リビングにブラインドを設置する際の注意点

ブラインドには多くのメリットがあり、一般的なカーテンにはない魅力もある一方で、リビングに設置するには知っておきたい注意点もあります。

それぞれ詳しく紹介するので、注意点も押さえた上でブラインドを採用するか判断してください。

 

完全な遮光は難しい

ブラインドは完全な遮光は難しいという点は注意しましょう。

ブラインドは完全に閉め切っていても、羽根と羽根の隙間やコード・チェーンが通る穴などから多少の光が漏れてしまうため、完全には遮光できません。

例えば、リビングを真っ暗にしてプロジェクターを使用したい場合や、お昼寝のために暗くしたい場合などは、少しの光が漏れているのが気になる可能性があります。

また隙間があることで、外気温の影響を受けやすい点も要注意です。夏は日差しの影響で室温が上がりやすく、冬は部屋の暖気が外に逃げて室温が下がりやすい傾向にあります。

大きな窓ほど熱の出入りが激しく外気温の影響を受けやすいため、リビングの窓が大きいほど冷暖房の効率が悪くなるでしょう。

 

窓の開閉に手間がかかる

ブラインドは上げ下げの操作に手間がかかるため、窓の開閉がしにくく出入りの多い窓の場合は不便に感じるかもしれません。

一般的なカーテンは、簡単に横へ開閉できますが、ブラインドは開閉する度にコードやチェーンを使って操作する必要があるため、慣れるまでは開閉に手間がかかりやすくなっています。

またコード・チェーンの種類によっては、ブラインドの重さが操作者へダイレクトに伝わるため、ある程度の力が必要になるかもしれません。

そのためリビングの窓が、庭やバルコニー、車庫などへの出入り口となる場合は、移動しにくくなり不便に感じやすいでしょう。ブラインドを設置する場合は、窓の開閉や出入りの少ない窓を選ぶのがおすすめです。

 

素材によってはスラットが折れやすい

ブラインドの素材によっては、スラット(羽根)が折れやすいのも気を付けるべき点です。

アルミ製のブラインドの場合、羽根には薄いアルミ板が使用されているため、触ったり引っかけたりしてしまうと折れやすく、風に煽られただけでも変形する可能性もあります。特に小さい子どもやペットがいる家庭では、ブラインドにいたずらしないよう注意する必要があります。

大きく変形してしまえば、昇降・角度調整に支障が出る場合もあるので、一度のうっかりで使用不可になってしまうかもしれません。

ブラインドの羽根は一度折れてしまうと元の状態には戻らないため、風の強い日は窓を閉じる・衝撃を加えないよう気を付けるなど、日頃から注意することが大切です。

羽根が折れに強い商品を選んだり、折れにくい素材のブラインドを購入したりして、そもそも折れないよう対策するのも効果的です。

 

賃貸の場合は取り付け方法を工夫する必要がある

賃貸の場合は、取り付け方法を工夫したり商品の選択肢が狭まったりするのがネックです。

一般的にブラインドは、ブラケットと呼ばれる取付金具を壁に穴を開けて固定しますが、賃貸住宅の場合は壁に穴を開けられないケースが多く、導入が難しくなっています。特にブラインドの中でも重量がある、木製ブラインドや羽根が縦向きのバーチカルブラインドは、ビス留めが必須のため賃貸住宅には不向きです。

壁に穴を開けられない場合は、下記どちらかのタイプを選びましょう。

  • カーテンレールに取り付けられるタイプ
  • 突っ張り式で窓枠内に設置できるタイプ

どちらも特別な工具や穴開けがいらないため、賃貸住宅でも問題なく取り付けられます。特に突っ張り式のタイプは窓枠の内側に収められるので、リビングをより広く見せやすくなります。

 

リビングに適したブラインドの種類

一口にブラインドといっても、素材・形状などの違いから多様な種類があり、部屋の印象を大きく左右します。特にリビングの大きな窓は面積が大きいため、インテリアの顔ともいえる存在です。

主なブラインドの種類を紹介するので、どのタイプがリビングに合いそうかチェックしてみましょう。

 

アルミ製のブラインド

アルミ製のブラインドは、オフィスや学校などで見られる一般的なタイプです。

水に強く簡単に手入れできるため、初めてブラインドを導入する場合でも扱いやすい素材です。

無機質な素材感からモダンなインテリアと相性抜群で、スタイリッシュなリビングにマッチしやすくなっていますが、アイボリーやベージュなど温かみのあるカラーを選べばナチュラルなインテリアにもコーディネートできます。

ブラインドの代表格であることから羽根のカラーバリエーションが豊富なのも魅力で、リビングの雰囲気やインテリアに合わせたカラーリングを選びやすくなっています。中には木目などプリントが施されたものもあり、デザインの幅が広いタイプです。

 

木製のブラインド

木製のブラインドは羽根に木材が使用されており、木の温かみが感じられるナチュラルな雰囲気が魅力です。自然と高級感が醸し出されるので、お客さまを迎えるリビングに向いているでしょう。

木の色合いによってテイストが変化し、濃いブラウンカラーならヴィンテージ感あるインテリアに、薄いブラウンカラーならナチュラルなインテリアになり、リビングの印象をガラッと変えてくれます。

落ち着いた雰囲気のリビングや高級感あるリビングにしたい方には、木製のブラインドがおすすめです。

ただしアルミ製よりも重量があるため、壁に穴を開けての設置が必要になる商品が多く賃貸住宅では選択肢が狭まる点や、昇降する際に重く扱いにくい点など、デメリットも把握しておきましょう。

 

ファブリック製のブラインド

ファブリック製(布製)のブラインドは、カーテンのように生地で作られており、ブラインドの機械的な無機質なイメージを和らげ柔らかい印象にしてくれます。

使用される生地の種類によって風合いが異なり、主にポリエステルやアクリル、レーヨン、麻、コットンなどの生地が使用されています。

部屋の雰囲気や家具・壁紙などとテイストを合わせやすく、統一感あるおしゃれなリビングに仕上げやすいのが利点です。レースカーテンのような透け感のある素材を選べば、光を柔らかく取り込みながらも、外からの視線を遮ることも可能です。

また、メンテナンス性の高さも魅力で、ほとんどの製品が丸洗いできる仕様になっているため、ホコリや汚れ、臭いなどを簡単に落とせます。アルミ製や木製のブラインドと比べて、清潔さを保ちやすいのは大きなメリットです。

 

バーチカルブラインド

バーチカルブラインドは羽根が縦向きに並んでおり、左右に開閉できるようになっています。羽根が垂直に並んでおり縦のラインが強調されるため、天井を高く見せる視覚的効果があり、空間に広がりを感じやすくなるのが特徴です。

素材はファブリック製や木製が多く、カラーバリエーション・デザインが豊富なため、どのようなインテリアのリビングにも合わせやすいでしょう。

一般的なブラインドと違い、カーテンと同じく左右に開閉するため、リビングの大きく出入りの多い窓にぴったりです。羽根が縦型のおかげで、ホコリが溜まりにくく掃除しやすいのもポイントです。

また、ファブリック製のバーチカルブラインドは、カーテンのようにレースタイプ・遮光タイプを重ねて使えるので、昼間は柔らかい光を取り入れて夜は光を遮断するといった使い分けもできます。

 

セパレートタイプのブラインド

セパレートタイプのブラインドは左右で独立しており、片方だけ開閉するなど自由度の高い操作が行えます。

一般的なブラインドは、窓全体を一つのブラインドが覆うような形になっており、羽根の角度調整や昇降を行うと、ブラインド全体が動いてしまいます。セパレートタイプは、左右どちらか片方だけ昇降させたり、一部だけ羽根を動かしたりすることが可能です。

例えば、日差しが強く当たる部分だけ羽根を閉じたり、窓から出る際に通路幅だけ昇降させたりといった使い方ができます。特にリビングに設置するような大型のブラインドの場合、左右に分かれていることで重さが分散され操作しやすくなります。

ただしセパレートタイプは種類が少なく、デザインの幅には限りがあるため、リビングにマッチする商品を見つけにくくなっています。

 

まとめ

リビングの窓にブラインドを設置すると、スタイリッシュでおしゃれな空間に仕上げられます。カーテンのような膨らみもなく壁と一体化するため、実際よりも部屋が広く感じられるのもメリットです。

ただしカーテンに比べ、断熱・遮光対策に乏しかったり開閉に手間がかかったりする面もあります。ブラインドを設置したいけれど、断熱・遮光の機能も欲しいとお考えの方には、外付けブラインド「ヴァレーマ」がおすすめです。

窓の外にブラインドを設置することで、窓とブラインド・カーテンの間で温まった熱が溜まって室内全体が暑くなる現象を防げます。外付けブラインドであれば、太陽からの熱を81%もカットして快適な室温を保てます。

一戸建てだけでなく、集合住宅や公共施設でも使われているので、気になった方は気軽に資料請求・お問い合わせください。

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