新築住宅の購入は、多くの人にとって最大のお買い物。
新築住宅でカーテンを選ぶ機会は一生に一度あるかないかなので、良いものを選びたいところです。
リビングや子供部屋など、それぞれで選ばなければならず、リビングのカーテンの選び方、子供部屋につけるカーテンなどで悩んでいる人も多くいます。
カーテンを選ぶ際の基準は、機能性やカーテンの種類はもちろんながら、レールも気に入るものを選べたら入居するワクワク感も増すでしょう。
そこで、この記事では新築住宅で入れるカーテンの選び方に関するポイントを、種類・お部屋のタイプ・機能などの面から説明していきます。
カーテン選びに悩んでいる人は参考にしてみてください。
カーテンの代わりに外付けブラインド「ヴァレーマ」もおすすめ
ヴァレーマの詳細を見てみる目次
新築の家のカーテンの選び方
新築住宅のインテリア選びで意外と見逃されがちなのが、カーテン選びの基準です。
カーテンは、基本的に窓がある場所にはすべて付けます。
そのため、どの窓に何をつけるかを含めて取り付けるカーテンを選ばなければなりません。
取り付け面積が広く、また普段から使う機会も多いため、デザイン性はもちろんのこと機能性も考えながら選ぶことが大切です。
ここでは、新築住宅で選びたいカーテンについて、種類・機能性・色合いから説明して、最後に部屋ごとにおすすめしたいカーテンを説明していきます。
カーテンの種類
カーテンを選ぶために必要なのが、種類・タイプを選ぶことです。
何を選択するかで光の採光性や見た目も変わります。
ここでは、その種類について紹介するとともに、どのような見た目になるのかについて説明します。
ドレープカーテン
ドレープカーテンとは、ひだがあり比較的ゆったりした感じのカーテンです。多くの家庭で使われているので、比較的イメージが付きやすいでしょう。
種類も豊富なのでデザインの幅も広く、メンテナンスにも手間がかかりません。
ただし、面積を取りやすいため、お部屋全体の見た目をスッキリさせたい方にはあまり向かないでしょう。
シェード
シェードカーテンとは、カーテンをする時は布を上から下ろし、上に向かってたたむような形で開けるカーテンです。
シェード式は、生地の厚みで印象が変わります。厚手のものを使うと重厚感が出ます。
また、窓の内側に収めることで窓周りがスッキリすることも特徴なので、スマートさを感じさせる部屋にしたい人に適しているカーテンと言えるでしょう。
ただし、コードやチェーンで上げ下げを行うため、業者によるメンテナンスが必要で費用がかかってしまう点はデメリットです。
参考記事:窓はカーテン以外にも選択肢がある!特徴や費用について解説
ブラインド
ブラインドカーテンは、細かい羽を使って開閉するカーテンです。スッキリした見た目になりやすいのが特徴で、横ブラインドのデザインはオフィスでもよく採用されています。
オフィスで使われやすいブラインドですが、最近では新築家庭で使われることも増えているからか、木製のナチュラルデザインややわらかさを感じさせるデザインも出るなど、デザイン性も進化しています。
羽根の角度を調整して、遮る視界と光の量を調整できるのがメリットです。ただし、先に紹介したシェードカーテンと同じく、コードやチェーンで開閉するので、故障した際は修理費がかかること、定期メンテナンスに費用がかかりやすい点はデメリットでしょう。
ロールスクリーン
ロールスクリーンとは、大きな生地を巻き取りながら開閉を行うカーテンです。巻取り式なので、シェードカーテンよりコンパクトになります。スッキリした見た目とデザイン性を両立したい場合におすすめです。
ただし、先に紹介したシェードカーテン・ブラインドカーテンと同じく、コードやチェーンで開閉するため、故障時の修理対応やメンテナンスで費用が発生しやすい点がデメリットです。
カーテンの機能性
カーテンの種類を選ぶ際、合わせて考えるべきなのが機能性です。
カーテンにはさまざまな機能がありますが、求められる機能は設置場所によって異なります。
ここでは、カーテンが持つ機能性について説明します。
遮光・遮熱
遮光性・遮熱性とは、文字どおり「光を遮断する」もしくは「熱を遮断する」性能を指します。カーテンの性能として、もっとも大切な要素のひとつです。
一例をあげると、リビングであれば冷暖房を効かせるための遮熱性、家具などの日焼けを防ぐためのUVカットなどの性能が求められます。
寝室も同じくUVカットの他、ゆっくり眠るために遮光性が高いカーテンが求められるでしょう。
どの部屋で使うかによってカーテンに求められる機能は大きく変わるため、事前にどの部屋に何を使うのかをイメージしておきましょう。
参考記事:カーテンで紫外線対策はできる?室内でも日焼けしてしまう原因
防音
新築住宅に入居する場合、防音対策をどうするかは大切なテーマです。
実際、ご近所さんとのトラブルでよく見られるもののひとつが、音に関する問題であることを考えると、ペットや幼児のいる家庭であれば防音対策ができるカーテンの導入も検討すべきでしょう。
ただし、カーテンで防音できるのは中高音域が中心となります。
たとえば、電車が通る音を防音することは困難です。
また、窓をしっかりカバーできていないと効果がないので、その点にも注意してください。
レールの種類
新築住宅の雰囲気を決める要素で、意外と大切なのがカーテンレールです。
後で詳しく説明しますが、新築住宅の場合は好きなレールを選択できることは、意外と知られていません。
ここでは、カーテンレールの種類と選び方で大切な点について説明します。
注文住宅の場合は選択できる
一般建売住宅や賃貸住宅ではすでについていることもあってか、あまり重要視されていませんが、注文住宅であれば好きなレールを選択できます。
住宅で使われるレールは、2種類。
- ・機能性レール
- ・装飾性レール
普段、私たちが目にしているレールは「機能性レール」といって、シンプルなものです。
新築住宅でレールを選ぶ場合は、ナチュラルな雰囲気を作るのであれば木製レール、シャープにしたいのであればアイアンレール、静音性を重視したいなら静音レール、レールを隠したいのであればカーテンボックスをつけるなどの方法を取ります。
何も言わなかった場合につくのは、メーカー指定のレールです。後で変更することもできますが手間もかかるので、できれば注文時に工務店などと相談しながらつけると良いでしょう。
部屋の色合い
カーテン選びのポイントは、種類や機能性だけではありません。
家の雰囲気など全体と一体感を出すためには、お部屋の色・柄を考慮することも大切です。
ここでは、どのような点を見て選ぶべきかを解説していきます。
家具に合わせて選択
カーテンを選ぶ際に大切なポイントのひとつが、家具の色調と合っているかどうかです。家具の色調を無視してカーテンを選ぶと、見る人にちぐはぐな印象を与えてしまいます。
後述する内装と家具を決定しながら、カーテンを決めるようにしましょう。
全体のトーンとアクセントになるアイテムを考えながら、その雰囲気に合うものを選んでください。
壁の色に合わせて選択
カーテン選びでいちばん大切なのが、壁・床・天井の色とうまくコーディネートすることです。
壁・床・天井と家具に合った色や柄を選ぶのが、基本的な考え方となります。
あえて違う系統の色を選んでアクセントにするのもひとつですが、それが調和を崩すこともあるでしょう。
カーテンは長く使うことを前提としたアイテムなので、なるべく妥協はせず、気に入ったものを選ぶようにしましょう。
部屋のタイプ
カーテンを選ぶ際の大切な要素のひとつが、お部屋のタイプです。
取り入れたいカーテンの機能・種類は、お部屋によって変わります。
ここでは、部屋の種類別におすすめしたいカーテンについて紹介します。
リビング
リビングは家族がくつろぐ場所です。そのため、多くの人がもっともこだわりを見せます。
家具も多いので、UVカット機能があり、かつミラー加工など室内を見えにくくする効果のあるカーテンを選ぶといいでしょう。
カーテンの種類でいうと、ベランダに隣接していればブラインドのバーチカルタイプ(縦型)、優雅な雰囲気を出したいならドレープ、モダンなムードにしたいならシェードあたりがおすすめです。
寝室
寝室で使うカーテンのポイントは、快適に寝ることのできるカーテンかどうかです。
その条件を満たすのは、防音性がありかつ遮光性の高いカーテンであること。
ただ、「朝の太陽を浴びて起きたい」という人もいるかもしれません。そういう場合は遮光性を少し下げるといいでしょう。
快適かつ安心して寝るためには、リラックスできる雰囲気が求められます。
たとえば、赤やイエローなどの暖色系より、ターコイズや青系統の落ち着く色が適しているでしょう。
和室
和室の場合、落ち着きを感じさせるような色・柄がよく合います。
最近では和室に合ったデザインのカーテンも多いですが、反対にあえて洋風のカーテンを選んでも良いアクセントになります。
子供部屋
子供部屋のカーテンを選ぶ際は、遮光性がありつつも、適度に太陽を浴びることのできそうなものがおすすめです。
一般的にはポップな柄や元気になれそうな柄がおすすめですが、基本的には子供の好みに合わせて選んでください。
人気が高いブラインドの種類
新築のカーテン選びで人気の高いのが、ブラインドです。
ここでは、特に人気の高いブラインドの種類について紹介します。
ロールスクリーン
ロールスクリーンとは、無地の生地1枚を上下させながら採光・遮光する作りのブラインドです。
調光タイプであれば、ボーダー柄の生地(レース・不透明)をスライド、もしくはブラインド風の立体生地を開閉しながら調光できる、おしゃれなブラインドとして人気があります
ウッドブラインド
ウッドブラインドとは、木の特性でもあるナチュラルさを活かしたブラインドです。
アルミブラインドと比較すると、羽根に重みがあるため、強風時や人が行き来した際のパタパタ音が軽減されています。
また、静電気も少ないので、埃もつきにくくお手入れも乾いた布でサッと拭くだけと簡単です。
基本的にどんなコーディネートでも合うデザインであるとして、多くの人に選ばれています。
シェード
シェードとは、大きな布を上げ下げしながら開閉するタイプのブラインドです。
通常、ブラインドというと羽根をイメージする人が多くいますが、生地を上げ下げするだけなので、色柄デザインも選択できるなど、オシャレ度もアップしやすいという特徴があります。
ただ、上げている時は窓枠の上部にたたまれているので、少し前にせり出すような形になるのがデメリットです。
外付けブラインド
「外付けブラインド」とは、その名前のとおり窓の外に取り付けるブラインドのことです。
原理は室内に取り付けるブラインドと変わりありませんが、室内のそれは手動で開閉するのに対し、外付けの場合は室内からリモコンやスマホアプリでスラット(羽根)の角度を調整します。
外付けブラインドの機能性
外付けブラインドの最大の特徴は、開口部の断熱性を向上させている点です。
特に夏場は、日光を遮断するだけでは熱が入ってきてかえって熱くなってしまうでしょう。
それによってより暑く感じてしまっては本末転倒です。
そこで、外付けでは窓の断熱性を向上させる狙いがあります。
そして寒い冬場は、太陽光をうまく取り入れることで、寒くなりがちな部屋を暖めることも可能です。
省エネ化が叫ばれている現在、少しでも省エネ効果を高める工夫が必要な中、外付けブラインドを付けることがエコへの配慮につながります。
参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!
カーテンの代わりに外付けブラインド「ヴァレーマ」もおすすめ
ヴァレーマの詳細を見てみる新築の家でカーテンやブラインドを購入するには
新築の家であれば、カーテンやレール、ブラインドを自分で選べます。
ハウスメーカー・工務店など施工業者と打ち合わせを行っているときにも、カーテンに関する話題は必ず出てきます。
入手方法は様々あるので、それぞれに合った方法を選びましょう。
工務店やハウスメーカーに相談
新築住宅のカーテンを選ぶ際、一般的な方法として施工業者(工務店・ハウスメーカー)に相談することがあります。
その場合、施工業者が連携している専門店が建築時に施工するための見積もりを出します。
カーテン・カーテンレール・カーテンの機能などによって変わるので、どういったインテリアにしたいのかなど事前に考えた上で相談するといいでしょう。
専門店に相談
自分でカーテン周りのアイテムを取り扱っている専門店に見積もりを依頼して、入居時に工事してもらう方法もあります。
すでにインテリアなどを入れた後であれば、専門店と相談しながら雰囲気に合うカーテンやレールについて相談できます。
新築住宅だからこそカーテンはじっくりと選ぼう
この記事では、カーテンの種類・機能・部屋のタイプごとにおすすめのカーテン、ブラインドについて、選び方やそれぞれの詳細について説明してきました。
いかがでしたでしょうか。
どのようなカーテンを選ぶか、カーテンレールを選ぶかによって、家全体の雰囲気を左右します。
せっかく注文した新築住宅だからこそ、しっかりとこだわりながら選んでください。
オスモ&エーデルでは、外付けブラインドを取り扱っています。遮熱性能が高く、カーテンにはない開放感を味わえるため心地よい空間づくりが期待できるでしょう。
気になる方はぜひ一度お問い合わせください。