吹き抜けのある家は、明るく開放感があるので憧れますよね。
「吹き抜けがあると、夏場は家の中が暑くならないの?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。


そこで本記事では、吹き抜けのある家は暑くなるのか?そして、吹き抜けのある家で快適に過ごすためのポイントについて紹介します。吹き抜けのある家で快適に過ごしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

住宅の吹き抜けとは?

吹き抜けとは、2階以上の建物の下階の天井と上階の床を設けずに、開放的な空間を指します。吹き抜けは建物内に広がりや明るさをもたらし、上階から下階までの視覚的なつながりや開放感が生まれるでしょう。


また吹き抜け部分には高い窓やガラスパネルが設けられ、自然光が室内に入り込み、空気の流れも改善されて通風効果が高まります。

吹き抜けを作るメリット

吹き抜けがあると、天井が高くなり視野が広がるため空間がより広く感じられます。
さらに吹き抜けの天井部分には天窓を設置したり、高い位置に窓を配置したりするなど、自然光が室内に豊かに取り込まれることで明るさが増します。


そのため吹き抜けのある空間は、開放的で光が満ちた印象を与えられるでしょう。
他にも吹き抜けの天窓部分にトップライトやハイサイドライトを設置したり、2階までのアクセスをスケルトン階段にしたりするなど、おしゃれな空間になるのもメリットです。

吹き抜けを設けると家の中は暑くなるのか?

結果としては吹き抜けがある家は空調の調節が難しいため、暑くなりやすく寒くなりやすいといえます。


吹き抜けは空気の流れを作るために設計されていますが、暖かい空気が上に上昇し、冷たい空気が下に沈むという自然の対流現象によって、暖房や冷房の効率が低下します。


また、暖かい気候や直射日光の強い場所では吹き抜けが太陽の熱を取り込み、家の内部に熱を伝えてしまうことで家の中が暑くなってしまうのです。

参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

吹き抜けのある家で快適に過ごすために抑えたいポイント

吹き抜けがある家で快適に過ごすためには以下の4つのポイントがあります。

  1. 一定の断熱性能を確保する
  2. 季節にあわせて日射調整をする
  3. 空気が行き届きやすい箇所にエアコンを設置する
  4. シーリングファンを設置する

それぞれの快適に過ごすためのポイントを確認していきましょう。

ポイント①一定の断熱性能を確保する

エアコンは1階の冷気が2階にも上がり温度調整できます。


しかし、断熱性能が低い場合、エアコンの効きが悪くなってしまいます。そのため、温度調節するには一定の断熱性能を確保することが大切です。

ポイント②季節にあわせて日射調整をする

特に日差しが強い夏には、室温を上げないため日射調整をすると良いでしょう。


日射調整にはロールスクリーンの設置や、日差しが窓ガラスを通過する前に熱の流入を抑える外付けブラインドの設置がおすすめです。

ポイント③空気が行き届きやすい箇所にエアコンを設置する

エアコンは広さに合わせて台数を増やしたり、大き目の畳数のものを選んだりするなど、馬力のあるものや高性能なものを選んでください。


なお、家の中で空気が行き届きやすい箇所にエアコンを設置することもポイントのひとつです。

ポイント④シーリングファンを設置する

天井にシーリングファンを設置すると風が流れるため、心地よく感じられます。
しかし、前述した温度調整をして快適に過ごすポイント①~③と比較するとシーリングファンの優先度は低めです。


そのため温度調整のためにではなく、シーリングファンは涼やかな演出をするインテリアとして取り入れると良いでしょう。

吹き抜けのある家には太陽の光を遮り調節しましょう

今回は吹き抜けのある家の特徴や快適に過ごすためのポイントについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?


吹き抜けのある家で快適に過ごすためのポイントを押さえて、暑くならないよう採光部分や断熱性に気を付けてください。


オスモ&エーデルでは吹き抜けの温度調整に、外で光を調節するドイツの外付けブラインド「ヴァレーマ」をおすすめしています。
そもそも窓ガラスを通過した太陽の光と熱は、室内の温度を上げる原因となります。そのため外付けブラインドを設置し、窓の外で光と熱を遮ることが暑さ対策に効果的です。
またオスモ&エーデルでは、断熱性に優れた住宅を建てたいとお考えの方の相談も承っています。吹き抜けのある快適なマイホームを実現させるためにも、お気軽にご相談ください。