家づくりの中でも、窓は重要な要素です。大きな窓から入ってくる自然光を取り入れた暮らしはおしゃれな雰囲気もあるため、憧れている方もいるでしょう。またリビングルームなど家族が集まる場所に大きな窓を取り入れると、家の中が明るくなり、開放感を演出できるのも魅力的です。

本記事では、家づくりで大きな窓を設置するか悩んでいる方に向けて、大きな窓を家に設置すると生まれるメリットやデメリット、その対策方法などを説明します。

【この記事のまとめ】

・大きな窓を家に設置するメリットとは?

家に大きな窓を設置するメリットには、大きく分けて下記の4つがあります。

  1. 開放感が生まれる
  2. 日差しが入りやすくなる
  3. 風通しが良くなる
  4. 外の風景を楽しめる

・大きな窓を家に設置するデメリットは?

家に大きな窓を設置すると下記のようなデメリットも考えられます。

  1. 家の断熱性が落ちる
  2. 日差しが入り過ぎて部屋の温度が暑くなる
  3. 家具や床が日焼けする
  4. 屋外からの視線が気になる

・家に大きな窓を設置して後悔しないためにできることは?

窓の断熱性を高めたり、効果的な日除けやプライバシー効果のある目隠しを導入したりするなどの対策を行いましょう。また、大きな窓の開放感を楽しみながらデメリットを抑えるには外付けブラインドの設置がおすすめです。

 

 

窓の選び方で住み心地は変わる

 

窓の選び方は、家の住み心地をどのように変化させるのでしょうか。

家づくりをする際に日当たりを考慮しながら窓の位置を決めていくのは一般的ですが、窓のデザインや大きさは家の雰囲気や居心地にも影響してきます。

例えば、家の周辺の景色や美しく整えた庭の植栽を窓から眺められると、家の中にいながら季節の移ろいを感じられます。日当たりの良い方角に大きな窓を設置すると、朝日や夕日など暮らしの中で時間の流れを感じる暮らしができるでしょう。

 

大きな窓を家に設置するメリット

大きな窓を家に設置するメリット

家に大きな窓を設置すると住み心地やその機能性から多くのメリットが生まれます。ここでは、家に大きな窓を設置する主なメリットを紹介します。

 

開放感が生まれる

家に開放感が生まれるのは、大きな窓を設置するメリットの一つです。

大きな窓から日差しが入ると壁による圧迫感や閉鎖感を覚えにくくなり、室内にいながら開放的な気分を味わえます。

また設計上の理由で部屋の面積を広く取れない場合でも、大きな窓があると広々とした空間に見せることが可能です。家に開放感が生まれることで、家族がゆったりと過ごしやすい環境の家になるでしょう。

 

日差しが入る

日差しが入りやすくなるのも、家に大きな窓を設置するメリットの一つです。

大きな窓から一日中日差しが入ると部屋が明るくなり、心地いいのはもちろんのこと、日中の照明にかかる電気代の節約につながります。また寒い冬の日中には、大きな窓を通じて暖かい日差しが部屋の奥まで入るため、暖房代を節約しながら暖かな環境で過ごせるのも魅力的です。

太陽の光を浴びると体内の生活リズムを整えやすくなる効果もあるため、大きな窓のある家では、家族の心身ともに健康的な暮らしが期待できるでしょう。

 

風通しが良くなる

家に大きな窓を設置すると、風通しが良くなるのもメリットの一つです。

大きな窓を設置すると比較的家の中の空気の入れ替えを行いやすいため、新鮮な空気を取り入れた快適な生活が送りやすくなるでしょう。

 

外の風景を楽しめる

家の中から外の風景を楽しめるのも、大きな窓を設置するメリットの一つです。

部屋から海や山が見えたり美しい夜景に囲まれていたりなど、風景に恵まれている立地であれば、大きな窓を設置して家の中から景色を堪能するのがおすすめです。家が住宅地の中にあり自然な風景が見られない方は、植栽や生垣などでこだわった庭が見えるように大きな窓を配置するのも良いでしょう。

大きな窓から美しい風景が見えると、日々の暮らしの中で心が癒され、より穏やかな家族の生活を楽しみやすくなります。

 

大きな窓を家に設置するデメリット

大きな窓を家に設置するデメリット

ここまで大きな窓がもたらすさまざまなメリットを紹介しましたが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは大きな窓を家に設置するデメリットを紹介します。

 

断熱性が落ちる

大きな窓を設置すると、窓の断熱性が不十分である場合、家の断熱性が落ちる可能性があるのはデメリットの一つです。

窓が大きいと室内の熱が出入りする開口部が大きくなるため、窓の断熱性が不十分である場合、家の断熱性が落ちてしまうことが懸念されます。冬に室内の暖気が大きな窓を通じて外に逃げるのを防ぐためには、家の断熱性を上げる対策を同時に行うのがおすすめです。

例えば、断熱効果の高い素材でできた窓を選んだり窓の大きさや位置のバランスを考慮したりするなどです。家づくりをする段階で断熱性の高い建材を使用し、断熱性・機密性を上げるのも良い対策になるでしょう。

 

日差しが入り過ぎて暑くなる

日差しが入り過ぎて暑くなることも大きな窓を設置するデメリットです。

太陽光の「日射」には、太陽から直接地上に達する「直達日射」と大気中に散乱・反射して全方位から降り注ぐ「天空日射」の2種類があります。8月の東京では直達日射よりも天空日射の量が多くなるため、窓から太陽光が入らなくても全方位から家の中に熱が入り、室温が上昇してしまいます。

夏に部屋が暑くなり過ぎるのを防ぐには、サンシェードや遮光効果のあるカーテン、外付けブラインドなどを取り付け、窓から入ってくる日射量を調節できるようにすると良いでしょう。

 

家具や床が日焼けする

大きな窓を家に設置するデメリットには、家具や床の日焼けも挙げられます。

大きな窓があると、家具や床が一年中日光にさらされてしまい日焼けによる劣化が早まってしまいます。またお気に入りのソファーやカーペットなどの鮮やかな色が退色してしまう可能性もあるでしょう。

そのため、必要に応じて日差しを遮れるカーテンやサンシェード、ブラインドなどの設置や、日差しが当たりにくい場所へ家具を配置するなどの対策をしておくのがおすすめです。

 

家の外からの視線が気になる

大きな窓を家に設置するデメリットの一つに、家の外からの視線が気になるケースもあります。

特に家が住宅地の中にあったり、道路に面した場所に大きな窓があったりすると、外からの視線が気になり、家の中でくつろぎにくくなってしまうでしょう。

このような立地にある家でも大きな窓を設置したい場合は、目隠しになるフェンスや植栽などを効果的に配置して外からの視線を遮ったり、ロの字型の建物の真ん中に大きな窓を設置してプライベートなスペースを設けたりするのもおすすめです。

 

大きな窓を設置して後悔しないためのポイント

大きな窓を設置して後悔しないためのポイント

家づくりで大きな窓を設置して後悔しないためには、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか。ここでは、断熱性とプライバシー保護の観点から後悔しないためのポイントを2点紹介します。

 

断熱性を高める工夫をする

大きな窓を設置して後悔しないためにも、窓の断熱性を高める工夫をしましょう。具体的には、窓やサッシの種類のアップグレードやアウターシェード、外付けブラインドを取り付けるなどです。

窓ガラスには、厚みのあるトリプルガラスのものや特殊な金属膜(Low-E膜)が施工されたガラス、二枚のガラスの間にガスが充填されているものなど、断熱性が高いものも多くあります。これらの高機能の窓を樹脂製サッシと組み合わせると、冬でも高い断熱性が期待でき、家の中の暖気を外へ逃しにくくなります。

また夏に窓から入る日射量を調整し、部屋が暑くなり過ぎるのを防ぐために、窓の外側にアウターシェードや外付けブラインドを取り付けるのも良いでしょう。

 

プライバシー保護には目隠しを導入

プライバシー保護の観点からしっかりと対策を行うことも、大きな窓の設置を後悔しないために大切なポイントの一つです。

特に家の立地上、外からの視線が気になる場合は、目隠しの対策をしっかりと立てておく必要があります。例えば窓の外に中庭を設けたり、壁やフェンス、植栽で外部から家の中が見えにくくしたりするなどです。

家族のプライバシーを保護しながら大きな窓のある暮らしを楽しめるように、効果的な目隠しを導入すると良いでしょう。

 

大きな窓には外付けブラインドがおすすめ

ここまで家に大きな窓を設置するメリットやデメリットを紹介してきました。大きな窓を設置した家で、プライバシーを守りながら断熱効果に優れた快適な生活を送るためには、外付けのブラインドの設置がおすすめです。

外付けのブラインドを設置すると、室内からの眺望を保ちながら外からの視線を効果的に遮れます。季節や天候、留守時など生活のシーンに応じて、窓からの眺望を確保したり外からの視線を遮ったりできて便利です。

また外付けのブラインドは季節や時間帯によって変化する日射量を、ブラインドのスラット(羽根)の角度を変えるだけで簡単にコントロールできます。そのため、カーテンなどを室内に取り付けないで、カーテンの生地やレールにたまるホコリなど定期的な掃除を省いて窓際をすっきりときれいに保てるのも大きなメリットでしょう。

このように、外付けブラインドは前述した大きな窓のデメリットの多くを解決できます。

 

まとめ

本記事では、大きな窓を家に設置すると生まれるメリットやデメリット、大きな窓を設置して後悔しないための対策方法などを説明しました。

開放感に溢れる家づくりを考えている方で、大きな窓のプライバシーの保護や窓の断熱性を懸念されている方は、オスモ&エーデルの外付けブラインド「ヴァレーマ」 をぜひご検討ください。

ヴァレーマは、窓を通じて入ってくる太陽の光と熱をコントロールして快適な室内空間を実現できる環境先進国ドイツ生まれの外付けブラインドです。あらゆる窓のサイズに対応可能なため、これから家づくりをされる方だけではなく、家のリフォームや夏の西日対策を考えている方にもおすすめです。

またヴァレーマはオプションでWi-Fiに接続し、遠隔操作でブラインドの開閉をコントロールする機能を追加することもでき、利便性を高めることもできます。

太陽の光と熱をコントロールしながら、快適な暮らしの実現ができる外付けブラインドを設置して、大きな窓のある暮らしを存分に楽しみましょう。