ドイツと言えばビール!というイメージは誰もが持っていることでしょう。
ですがワイン好きの私にとってドイツと言えば「ワイン」なんです。
ドイツは世界のワイン産地の北限。
ドイツの真ん中にあるケルン・ボンから南の地域では、ライン川沿いを中心に多くのワイン産地があるんです。
写真はライン川沿いに広がるブドウ畑。
南向きの傾斜地(27~28度)に設けられたブドウ畑は平地の畑に比べ15%以上多くの太陽エネルギーを得ることが出来るのだとか。
そんなドイツワインの中でも私たちが今回訪れるのはフランクフルトから南東に約100km、ロマンチック街道沿いにありますベックシュタイン村。
写真はライン川クルーズを終え、ベックシュタインに向かう道中の景色です。
この景観もドイツの魅力。
到着しました。
こちらがワイナリー「ベックシュタイン」のミュージアムショップです。
そして私たちを出迎えてくれたのはワイナリーの責任者ブラウンさん。
まずはミュージアムをご紹介します。
目次
ミュージアムとセラーを見学
中には入りますと店内はこんな雰囲気。
この地方のワインボトルはボックスボイテルと呼ばれ、古い伝統があるんです。
ワインでは非常に珍しい形ですよね。
以前、ドイツのお土産としてこのワインを友人に渡したのですが、ワインだと言って渡したにもかかわらず、後日「これはウイスキーですか?」ってメールが来た事がありました。
こちらが地下のセラー。
プレミアムワインはこの樽で熟成している。
ボックスボイテルのボトルの歴史をジョーダンも交えて説明していただきました。
ボックスボイテル以外にも古いワイングラスが展示されています。
このグラスは指を入れる穴が設けられたとても珍しいグラス。
こちらはセラー内にありますパーティスペースです。
このスペースは地元の方との交流の場、イベント会場として一般の方に開放されています。
ワインを飲みながら音楽コンサートをしたりするのだとか。
広いでしょ。
100人ぐらいは入れそうですよ。
ホールの中央に祀られていますのは聖キリアンの像。
7世紀に司教としてベックシュタインのあるフランケン地方でキリスト教の布教活動をしながらブドウ栽培を奨励した人物。
ヴュルツブルクの守護聖人であり、この地方のブドウ栽培者の守護聖人でもあります。
そしてここベックシュタインのワインセラーは「聖キリアンセラー」と呼ばれています。
ブドウ畑を見学
さて、お次はブドウ畑を視察。
ワイナリーの前に広がるブドウ畑です。
この日はあいにくの雨。
ベックシュタインでは人が目で確認し、良いブドウだけを一房ずつ丁寧に手摘みをしているんです。
機械を使わず収穫するため、9月の収穫時期はとても人手が必要なのだとか。
なのでみなさん、9月にもう一度来てくださいだって。
ワイン醸造所を見学
さて続いてはワイン醸造所です。
こちらはブドウを絞る機械。
ここで絞ったブドウは下の階のタンクに貯まるという仕組み。
下の階にはズラ~っと並んだタンク。
1つのタンクに400リッターほど入るようです。
そしてこれはボックスボイテルのボトルにワインを充填する機械。
訪れた時間は午後の3時頃でしたが、すでに本日の作業は終了しているとのこと。
こちらはボトルにラベルを貼る機械。
こちらも当然作業は終了していました。
写真に写っている人物はココで働く従業員ではなく、自分のワイナリーを持っている人なんだって。
手伝いに来ているのだとか。
ラベルが張られたボトルは箱詰めされて出荷。
ベックシュタインのワイナリーではブドウ作りから醸造・瓶詰めまで自社で一貫しておこなっています。
ですからワインラベルには「生産者元詰め」と表示されているんです。
そして最後はみんなで乾杯!
ドイツワインの製造工程を実際に見させて頂き、その美味しさに納得です。
この日訪れたみなさん、ドイツワインのポテンシャルに大満足のようでした。
まとめ
みなさんドイツワインに興味を持っていただけましたでしょうか。
ベックシュタインのワインは数々の賞も取っており、ドイツの中でも名立たるワイナリーとして評されています。
日本食にも良く合いますので、一度飲んでみたいという方は下記よりご購入いただけます。
私たちオスモ&エーデルではベックシュタインワインの販売もしています。
オンラインショップより【ベックシュタインクラブ】にご加入頂きますと15%OFF。
この記事を読んでいただきました方はぜひ!