ドイツ視察ツアー2日目はドイツのホームセンター【BAUHAUS】の視察です。
ちなみにドイツではホームセンターの事をBaumarkt(バウマークト)と呼び、ドイツで定番のホームセンターと言えばOBI(オビー)、Hornbach(ホルンバッハ)、 Bauhaus(バウハウス)などがあります。
今回、私達が訪れたのは人口約26万人で学生街であるミュンスターのBAUHAUS。

ここでちょっと前置きとしてミュンスターの街の話もしたいと思います。


ミュンスターとは大聖堂という意味で、旧市街の中心に建つ大聖堂がそのまま街の名前になっています。
写真がミュンスターの大聖堂。
街の中心は石畳になっており、長い歴史を感じますが、なんと京都よりも1年前に出来た古い街なんです。


また京都と同じく学生が多い街であり、ミュンスター大学を含め6つもの大学に約5万人の学生が通っています。
自転車で学校に通う学生が多いミュンスターはドイツ屈指の自転車の街。
そのため自転車の交通整備が進んでおり、自転車にやさしいエコロジーな街なんです。


自転車専用の信号機もあるんです。

さて話を本題のBAUHAUSへ。

市街地からバスで15分程度の郊外にあるBAUHAUS。
日本のホームセンターよりも広大な敷地の駐車場で観光バスがスイスイと入って駐車が出来るほど。


店内に入ったエントランススペース。


エントランススペースの横には常設のパン屋さんがあります。
パン屋があると言うことは日常的に通うお客さんが多いということでしょう。
日本のホームセンターでは見かけない光景ですね。
パン屋にも驚きですが、エントランスでバスタブが展示販売されているのも驚きです。
ドイツの人は建材選びを業者提案に頼らず、自分で選ぶのが一般的なんです。


店内の通路は広く、大きなものでも運べるようになっています。
なんとこの店内をフォークリフトが行き交うんです。


ドアも売っており、在庫も並べられておりますので買ってすぐに取り付けられるということでしょう。
日本では買ってすぐに取り付けるという想定の販売はあまりないですよね。


こちらはフローリングの展示、陳列スペースです。
種類の豊富さと在庫の数が日本とは随分と事情が違いますよね。
フローリングだけでも相当な種類を取り扱っていますがこのBAUHAUSは決してプロ向けのホームセンターではないんです。
ドイツにはどこにでもある一般的なホームセンターなんです。


もちろんトイレも取り扱っております。
まぁこれぐらいの数なら日本のホームセンターでもよく見る光景。
しかしドイツのホームセンターは違います。


これだけの種類を常時在庫してあるんです。
ドイツ人のこだわりって凄いとつくづく関心させられます。


トイレの種類が豊富なのだから、当然便座の種類も豊富です。


流石はDIY大国ドイツ。
この容量の塗料が山積み陳列されているとは。
リッター以上の容量が売れ筋って事なんでしょうね。


誰でも簡単に壁紙が貼れますよっていうキットが目のつくところに陳列されていたりします。


これぞ工具のフルオーケストラ。
これだけの詰め合わせは日本国内ではあまり見かけませんよね。

 
こちらはネジや釘を扱うコーナー。


BAUHAUSではネジや釘は量り売りのようです。

日本ではよくDIY趣向が強い人のことを日曜大工といいますが、ドイツ人の日曜大工は桁が違います。
とにかく時間があれば部屋の修理や改装を自分の手で行い、自分流の住まいを作るのが何よりも豊かな生活だと考えます。
ドイツ人にとってそれは趣味のDIYではなく、ライフワークなんですね。
ですからドイツの一般的なホームセンターでは、日本国内ではプロ向けの製品や工具が一般向けとして売られているんですね。

以上、ドイツの定番ホームセンター【BAUHAUS】でのドイツのDIY事業の調査でした。

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