空間づくりにおいて、「色」は素材と同じくらい重要な要素です。
設計者様にとって、空間の印象や建築との調和を決定づける色選びは、創造的且つ重要なプロセスではないでしょうか。
そのなかで、木材保護塗料オスモカラーが設計者のみなさまから選ばれている理由。
それは、「植物油ベースの安心・安全な塗料だから」だけではありません。
その高い保護性能に加え、多くの方がオスモカラーの“仕上がりの良さ”や“色そのものの美しさ”にも魅力を感じており、これらもオスモカラーが選ばれる大きな理由であると私たちは考えています。
目次
ヨーロッパの感性が息づく色調
オスモカラーの色設計には、ヨーロッパの気候や自然、ライフスタイルに根差した感性が息づいています。
過度に主張することなく、木という自然の素材や光と美しく調和する、深みと落ち着きのある色合い。
発色はしっかりしていながらも、木の質感や表情を感じられる仕上がりです。
私たちはよく、「オスモカラーは着色しても、いかにも塗装したという印象になりません」とお話ししています。
“塗る”というより、木になじみ、木と一体感のある仕上がりになる塗料だと考えています。
ある設計者様からは、「塗装した直後でも、何年か経って木材が空間や周辺環境になじんだような、落ち着いた風合いに仕上がる」と評価していただいたこともあります。
建築家から選ばれ続けるオスモカラー
──住宅から文教・商業施設まで
私たちオスモ&エーデルが、オスモカラーをドイツ・オスモ社から輸入し、日本で販売を始めてから30年になります。
日本でもその魅力に共感が広がり、住宅はもちろんのこと、幼稚園・保育園・学校などの文教施設、都市部から自然に囲まれた場所にあるホテル等の宿泊施設、商業施設など、住宅・非住宅を問わず全国の設計者のみなさまから高い評価をいただいています。
採用事例ご紹介
CASE1 千葉県市川市:昭和学院小学校ウエスト館
設計:日建設計
CLT工法による木造校舎で、国産の杉やヒノキをふんだんに使用。
木の香りや調湿性を活かし、快適な学習環境を実現しています。
内外装は、明るさと木の質感を両立するオスモカラーの特別混合色仕上げ。
床には、オスモカラー塗装のヨーロピアンオーク無垢フローリング「オスモフローリング」を採用。
外装木部:ウッドステインプロテクター ヘムロックファー+ホワイト+外装用クリアープラス混合色
内装木部:ウッドワックス ホワイトスプルース:#3101ノーマルクリアー混合色
CASE2 島根県隠岐郡海士町:Entô(エントウ)
設計:MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
ユネスコ世界ジオパークに認定された自然環境の中にある「泊まれる拠点施設」として誕生。
設計はマウントフジアーキテクツスタジオが手がけ、風景と一体となるようなデザインに。
CLT工法を採用し、木の温かみと環境負荷低減を両立。
内外装木部にはオスモカラーのオリジナル混合色を使用し、床にはヨーロピアンオーク無垢材の「オスモフローリング」が採用されています。
外装木部:ワンコートオンリー ヘムロックファー+オーク+外装用クリアープラス混合色
内装木部:ワンコートオンリー ヘムロックファー+オーク+フロアークリアー混合色
床:オスモフローリング オークナチュラル(節有)
関連コラム:
自然と一体化する建築に採用された、地球にやさしい塗料とフローリング
https://osmo-edel.jp/column/confort184/
CASE3 宮城県気仙沼市:男山本店
設計:株式会社 ユー・エス・シー
創業大正元年(1912年)の歴史ある酒蔵・男山本店は、自然豊かな気仙沼で100年以上にわたり酒造りを続けています。
昭和初期に建てられた木造3階建ての本店店舗は、国登録有形文化財および気仙沼市指定有形文化財に指定されています。
2011年の東日本大震災で被災・倒壊しましたが再建され、内外装木部、床・柱・梁の塗装にオスモカラーが使用されています。
気仙沼のランドマークとして、今もなおその歴史をつないでいます。
内装木部:ワンコートオンリー ローズウッド
関連コラム:
国登録有形文化財・気仙沼市指定有形文化財 男山本店店舗保存修理工事について、 設計を担当された、ユー・エス・シー様にお話をうかがいました
https://osmo-edel.jp/column/nationally-registered-tangible-cultural-property-otokoyama-head-office/
塗装しても木の個性が生きる、オスモカラーの色設計
オスモカラーは、塗装しても木の良さ、魅力が引き立つよう設計されています。
完全に覆い隠すのではなく、木目を活かした仕上がりの美しさが特長です。
色のバリエーションも、木材の種類や設計意図に合わせて選べるよう、細やかに設計されています。
ナチュラルな明るい色調から、深みのあるダークトーン、グレイッシュなニュアンスカラーまで、空間や光の表情と自然に呼応するカラーバリエーションをご用意しています。
(左)内装用フロアーカラー、(右)内装用ウッドワックス
最後に―設計者のこだわりに応える塗料
色は空間の空気感、質感、印象を決定づける、設計における本質的且つ重要な要素であると思います。
だからこそ私たちは、安心・安全といった機能面だけでなく、「色の設計と仕上がり」にこだわる設計者様の視点を大切にしています。
設計において「色にこだわりたい」と思ったとき、木材の魅力を引き出し、空間と調和するグローバルスタンダードの色を──
それがオスモカラーのご提案です。
木材保護塗料に何を求めますか?
保護性能はもちろん、安心、安全、自然由来。
そして、その先にある“仕上がりの美しさ”。
私たちオスモ&エーデルがお届けしたいのは、オスモカラーの“色の力”で建築や空間の可能性を高めることです。
色のご提案や塗装サンプルの作成などお手伝いさせていただきます。
お気軽にご相談ください。
https://osmo-edel.jp/contact/
■オスモカラーHP:
https://osmo-edel.jp/product/osmocolor/