COLUMN

オスモカラー

ドイツ オスモ社の木材塗装コンサルタントに、ドイツと世界の木材塗装事情について、インタビューしました!

「オスモカラー」「オスモフローリング」の輸入元メーカーである、ドイツ オスモ社から、木材塗装コンサルタントのホーツマン氏が来日。ドイツと世界の木材塗装事情について、教えてもらいました。

ホーツマン氏は、オスモ社で、インターナショナルトレーナーとして働いています。
彼の肩書は、 “International wood finish consultant”
木材塗装のコンサルタントということですね。

現在、オスモカラーは世界60か国以上に輸出されています。
ホーツマン氏は、オスモカラーが輸出されている、世界のさまざまな国を訪問し、オスモカラーの塗装方法について、セミナーやコンサルティングをしています。

この4年の間に、アメリカ、メキシコ、中国、ハンガリー、ポーランド、ニュージーランド・・・など、すでに30か国以上は訪問したとのこと。
今回の日本訪問の後にはキルギスタンに行く予定。年内に、シンガポールにも行くことが決まっているそうです!

ホーツマンさんは、今まで、世界のさまざまな国で塗装セミナーをしてきたと思いますが、木部塗装という観点からホーツマンさんが感じるドイツと他の国との違いは何ですか?特に印象に残っていることを教えてください。

天候も塗装方法もよく使われる木の種類も仕事の仕方も、国によってそれぞれ違います。

例えば、私は、白パッドや刷毛やローラーなどいろいろな道具を使って、それぞれの道具を使うことによる違いを説明しますが、これは私のスタイルであって、それぞれの職人によってやりやすい塗装方法というものがあると思います。
刷毛はエコフレンドリーかもしれないですが、広範囲を塗装するのには適していないというように、道具によって特長があるので、用途に合わせて向き不向きがあると思います。

仕上げの違い(クリアー仕上げか、着色仕上げか、塗りつぶし仕上げが多いか)でいうと、まず、世界でもっとも売れているのは、フロアークリアー(床用のクリアー塗料)です。

国による違いでいうと、例えば、中国に対しては、china red と私たちは呼んでいますが、中国用の赤の塗料がありますし、ロシアにもロシア独特の色があります。
メキシコも、街中を歩いているととてもカラフルな印象です。国によって、特長的な色というのはありますね。

また、外用の塗装について考えてみると、例えば、ニュージーランドだとどうしても外の塗装はすぐにグレーになってしまうということがあります。
無塗装の場合、ドイツだと木材が灰色化するまでに1年くらいかかるところ、ニュージーランドだと1~2か月でグレーになってしまいます。
紫外線による劣化のスピードも違います。国によって、日差しの強さや日照時間、雨が多いか、湿度が高いかなど違うので、気候という観点からもそれぞれに違いがあると感じています。


日本の塗装業界全体からすると木部塗装の割合は少ないのですが、ドイツではどうですか? ドイツの塗装マイスターは木部塗装についてどのように思っているでしょうか?

はじめに、ドイツでは、その職人さんが「塗装マイスター」であるならば、その人は、学校で必ず木部塗装についても学んでいます。
例えば、キャビネットメーカーでトレーニングを積んだ職人であれば、彼らは、オスモカラーのような植物油からできた自然塗料をどのように塗装するか、ラッカーをどのように塗装するかを知っています。

1週間のうち1日か2日学校へ行き、残りの日は、企業でトレーニングを積みます。
もしくは、3週間企業で働いて、3週間学校へ行く、3か月企業で働いて、3か月学校へ行くというスタイルで経験を積みます。


期間は人によってさまざまですが、とにかく、学校で学んで、企業で実地訓練をしてということを繰り返していきます。
なので、ドイツの塗装マイスターは、ほとんどの人が木への塗装方法を知っていると思います。

もちろん、車への塗装やコンクリートの塗装などで訓練を積んで、その道のエキスパートになっている人もいるので、すべてが木部塗装のエキスパートとは言えないですが・・・。


続いて、ドイツの塗装職人さんについて教えてください。また、ドイツには「マイスター制度」がありますが、ドイツのマイスター制度についても教えてください。

ドイツの「マイスター」と呼ばれるひとたちは、ただ学校で学んだというだけでなく、知識もあり、それに加えて、プロフェッショナルな環境で働いた経験があり、実際の現場での経験を積み重ねて、スキルアップをしている人のことを指します。
いわゆる「本当のマイスターと呼ばれる人たち」(タイトルとしてのマイスターの資格を持っているだけではない人たち。
ホーツマンさんは、何度も“Real Мeister”と強調していました)というのは、現場のスタッフをまとめることができ、且つ、何かトラブルが起きて、普通の人だったらどうしたらいいかわからない状況であっても、積み重ねてきた経験とスキルによって、問題を解決する方法を見いだせる人のことです。


最後に、オスモ社の将来の展望について教えてください。

ドイツ国内での発展というよりは、もっと海外への発展を目指していくと思いますし、今も海外でのシェア拡大を意識しています。
もちろんドイツでのシェアを十分に獲得したとは思っていませんが。海外でのポテンシャルが非常に大きいと感じています。
もっと多くの人にオスモカラーの使いやすさ、エコフレンドリーであるという特長を知ってもらえればと思っています。

世界中、様々な国で使用されているオスモカラー。
オスモ社では様々な国の気候や文化、樹種に合わせて最適な塗装方法をアドバイスしています。 私たちオスモ&エーデルでも、日本におけるオスモカラーのスペシャリストして、木材塗装の注意点や綺麗に仕上げるコツなどをご案内させていただいております。 全国各地のショールームでは試し塗りの実演もさせていただきますので、ぜひお気軽にオスモ&エーデルのショールームに来てくださいね。

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