5月はドイツ観光のベストシーズンです。
新緑が美しく、夜9時頃にようやく日没という長い日照時間。
日中の気温は25℃前後と過ごしやすく、澄んだ青空から降り注ぐ日光が眩しいとても良い陽気。
冬が長いドイツにとって待ちに待った行楽シーズンの始まりです。
このシーズンになるとドイツ人はみな一様に休日を外で過ごすんです。
日本でもキャンプやBBQは盛んに行われていて、趣味や嗜好としてアウトドアを楽しむ人は多い。
ですがドイツ人のアウトドア事情は趣味や嗜好ではなく暮らしの一部なのだと感じます。
老若男女問わず、天気が良い日は自然の中で暮らすことが当たり前。
特別な道具を使って特別な場所でアウトドアを満喫するというものではなく、日常的に使っている食器を持って出て、お気に入りの場所で自然を満喫するのがドイツ流。
それは近くの公園であったり、河川沿いであったり様々。
目次
ドイツではキャンピングカーやキャンピングトレーラーを頻繁に見かける。
アウトバーンを走っているとキャンピングカーやキャンピングトレーラーを数えてられないほど頻繁に見かけます。
そして本格的なモノが多くその種類も豊富。
ベンツやBMWといった高級車がキャンピングトレーラーを牽引している光景って日本ではあまり見かけませんが、ここドイツではそれが日常の光景なんです。
キャンピングカーを運ぶトレーラーなんてのも見かけました。
気候が良くなり需要が高騰しているのでしょうね。
ドイツのホームセンターのアウトドアコーナーから見るアウトドア事情
やってきましたのはミュンヘンにあるホームセンター「Toom」。
都心にあるホームセンターだし、地下に売り場があるようなのでそれほど大きくはないのだろうなと・・・
って思ってましたが、売り場はかなり広いです。
やっぱりDIY大国ドイツですね。
都心であろうが、地下であろうが毎度ドイツのホームセンターのスケールには驚かされます。
さてアウトドアコーナーは見つかるのだろうか。
いろいろ見て回るうちに発見しました!
アウトドアコーナー!
まず目立つのは馬鹿デカイグリル。
しかもガス管まで付いているのでもちろんガスも使えます。
ガス管付きグリルの種類が豊富。
このタイプが良く売れるのでしょうかね。
ドラム缶を模したグリルなどもありました。
日本ではよっぽど広い収納がないとオフシーズンの収納が大変そう。
こちらもある意味ドイツらしいデザイン性が高いBBQグリル。
個人的に気に入って買って帰りたいなと思ったのがこのBBQグリル。
シンプルでデザイン性も高く、日本のBBQのスケールにちょうど良さそうです。
ドイツはBBQで使う燃料のスケールも凄い
まるでホームセンターにある園芸用の土みたいに積み上げられているのは燃料となる炭。
10kgのサイズがここドイツではもっともポピュラーなサイズなんでしょうね。
そしてこのサイズの炭を2~3袋購入するのだとか。
食べる量も凄いなら、当然使う炭の量も凄い。
そりゃ馬鹿でっかいグリルが必要になるわけだ。
そんな訳でこちらも当然でっかいです。
これ、何だと思います。
そう、ご想像の通り、着火剤です。
着火剤を1リットルも使うってどんなBBQなんだろうか。
まとめ
馬鹿デカイBBQグリルに大量の燃料。
それだけの荷物を持って出かけるとなるとトレーラーが必要なのも理解が出来ましたよね。
なるほど、アウトバーンでトレーラーを牽引している車が多いのも納得です。
おまけ
ドイツのホームセンターでアウトドアコーナーを探している最中にこんなものを見つけました。
これは便座です。
ドイツは便座カバーをしないので便座そのものにカラフルなペイントが施されているわけです。
気に入った柄の便座が見つかると当然、便座ごと換えるんでしょうね。
こちらも新たな発見でした。
関連記事>>ドイツの住宅展示場と実際に暮らしている住宅を訪問。最新のドイツの住宅事情とは?