環境先進国として知られているドイツ。
幼少の頃から「森の学校」と呼ばれる地域のエコセンターや学校で自然保護や環境教育を行っており、自然を守りつづける大切さを幼いころから学んでいます。
そんな自然を愛するドイツで開発された木材保護塗料が植物油由来の自然塗料オスモカラーです。
目次
木の専門家が開発した自然の木材保護塗料、140年以上の木部塗装の知識、技術があるオスモ社
オスモカラーを開発したドイツオスモ社は140年以上の長い歴史の中で木部塗装の知識、技術がある企業。
自社木材製品に塗装をする際に、仕上がりの美しさ、木を保護する耐久性などで納得する塗料が世の中になかったことから自社で木材保護塗料を開発。
オスモが独自の技術で精製し、不純物を取り除いた植物油(ひまわり油など)を使用、自然の植物油由来でありながらも高い耐久性と木目の美しさが際立つ木材保護塗料オスモカラーが誕生しました。
微細な分子レベルで精製されたオスモカラーは木に深く浸透し、木と一体化した浸透保護層を形成します。
ですから塗膜をはらず、木の肌触りや木の調質機能を活かしながらも、優れたはっ水性と耐久性が実現できるのです。
今では世界60か国で使用されている木材保護塗料です。
自然の力を活かす合理的な木材保護塗料、木材塗装の理にかなった考え方
一般的な木材保護塗料では木に浸透させるために主剤を溶剤で薄める必要がありますが、オスモカラーはそもそもの主剤の浸透性が高いため、多くの溶剤を使用して薄める必要がありません。
ですから木材保護塗料の中でも主剤が多く、木材保護成分がより多く木に浸透するのです。
ドイツらしい合理的な考えだと思いませんか。
また、外装木部の木部塗装において、木に含まれる自然成分であるリグニンを保護することが重要だとオスモ社は考えています。
リグニンは木が重力に逆らって高く成長するために必要な強度を保つ成分。
外装木部においてはこのリグニンが紫外線を含む太陽光で分解されてしまいます。
ですが、木に深く浸透したオスモカラーはこのリグニンの分解をつなぎとめるように補強する働きがあり、リグニンの劣化を防ぐことで木を保護しているのです。
自然が持つ力を最大限に活かし効果的に活用するというのもドイツらしい考えです。
メンテナンスまで考慮した木材保護塗料、木材塗装の総合的な価値を考えるオスモカラー
オスモカラーは仕上がりの美しさ、木材保護性能だけでなく、木材塗装のメンテナンスまで視野に入れて開発をしています。
まず、内装、特に、フローリングに塗装したオスモカラーのメンテナンスに関しては、オスモウォッシュアンドケアーとオスモワックスアンドクリーナーという専用のメンテナンス製品があり、日々のお掃除の延長でお手入れができるような簡単なものです。
定期的な塗り替えなどをする際は、元のオスモカラーの塗装を剥がすことなく、そのまま上塗りすることが可能で、傷などの部分的な補修もサンドペーパーをかけ、補修部分に同じ種類のオスモカラーを塗装するだけ。
建築において木を使用する場合、特に、内装の床や外装全般はメンテナンスが必要です。
木材塗装のメンテナンスをできるだけ簡単にできるように、そして、メンテナンスのことまで長期的な視野で、総合的に考える価値観は時間の作り方が上手で合理的なドイツならではなのかもしれません。メンテナンスしやすい木材保護塗料を選択することが、サステナブルな価値観にもつながります。
自然にやさしい木材保護塗料
オスモカラーの主成分である植物油で使用されているひまわりなどの植物は栽培後の再生にそれほど手間がかからず、枯渇することのない環境持続性の高い原料です。
また塗膜をはる合成樹脂塗料と違い、マイクロプラスチックゴミの原因にもなりません。
工場では製造過程での廃液を一滴も出さないように管理されており、これらの環境に対する取り組みはドイツオスモ社の ISO14001 の継続取得によって証明されています。
木の風合いを活かす美しい仕上がり
品質の良い植物油が木に深く浸透し、顔料の質にもこだわったオスモカラーは木目の美しさを鮮やかに引き出し、木の風合いを生かした仕上がりを実現します。
そのため、意匠にこだわる建築家が生み出すさまざまな建築の木部塗装に採用されています。
Entô(エントウ)
設計:株式会社マウントフジアーキテクツスタジオ一級建築士事務所
http://fuji-studio.jp/
写真:鈴木研一写真事務所
昭和学院小学校ウエスト館
設計:株式会社日建設計 Nikken Wood Lab /大庭拓也+松丸真佑美
https://www.nikken.co.jp/ja/
写真:野田 東徳/雁光舎
国登録有形文化財・気仙沼市指定有形文化財 男山本店
気仙沼 男山本店
https://www.kesennuma.co.jp/
設計:株式会社 ユー・エス・シー
http://usc.yokohama/index.htm
新青森県総合運動公園陸上競技場
世界有数の豪雪都市青森に誕生した自然と一体化したオープンスタジアム。
強い風雪に耐える工夫が随所に見られます。
1階メインスタンドコンコースは、CLTの大屋根の下、スタンド軒天井の県産スギによる木ルーバーと外壁のレンガタイルが明るく温かみのある雰囲気を生み出しています。
その他の事例
協力:棲栖舎桂一級建築士事務所
協力:株式会社北條建築事務所
協力:design it
写真:平井広行
協力:株式会社デザインボックス
協力:企業組合針谷建築事務所
オスモカラーを使用したその他の実績はこちら。
https://osmo-edel.jp/product/osmocolor/case/