後付けで暑さ対策を強化。機能とデザインの両立が魅力豊かな暮らしに調和するヴァレーマ

閑静な住宅街の一角にたたずむお住まい。
オーナー様は、住まいや暮らしに対して一貫した信念があり、細部までこだわられて、お住まいを新築されました。
設計を担当されたのは、株式会社アトリエハレトケ様。オーナー様のご希望を深く理解され、その上でプラスアルファのご提案をされた設計様との素晴らしい関係によって生み出されたステキなお住まいです。

今回は、そのようなステキなお住まいで暮らしを楽しまれている、ヴァレーマをお使いになって約2年になるユーザー様にお話をうかがいました。

ヴァレーマを採用された経緯

南向きの吹き抜けの窓がとても気に入っているのですが、5月下旬か6月くらいになると、窓から入る日差しの影響で床が熱いと感じるくらいまで部屋の中が暑くなり、何か対策をしたいと思いました。
設計の長崎さんにご相談したところご提案いただいたのが、ヴァレーマです。

当初は、室内側にブラインドを付けるということも考えましたが、長崎さんから「本当の意味で日射を遮蔽するのであれば、日本の昔ながらのすだれと同じ概念で、窓の外に付けるのが最も効果的である」ということを教えていただいて、そこで初めてそういう考え方を知り、納得しました。
自分たちが解決したかった問題を解決するのに最適なソリューションだと思いました。

いろいろなところにこだわってデザインした家なので、ヴァレーマは色の選択肢が豊富である点、また、羽根の角度を調整することができ、且つ、この幅の窓を1台で覆えるのがヴァレーマしかなかったという点も決め手になりました。
デザイン面のことを考えるとできるだけ1台で覆えるようにしたいなと考えていたので。
機能性とデザイン面でも私たちのこだわりにマッチした製品でした。

家の外観とちょうど合う色があったのもうれしかったです。
窓枠と外壁、ベランダの手すりの色、外観の全体的な雰囲気とマッチするように、スラットの色にもかなりこだわって、じっくり検討して、選びました。

オーダー品で、1台で覆えるサイズ(W4,000×H2,400mm)

色は、オーダー品のみ対応可能なW8803 W-ELOX ブロンズマット

ヴァレーマの使い方

例えば、今日は(5月下旬のよく晴れた、最高気温28℃、午前10時の時点で24℃という日でした)、午前10時くらいには暑さを感じたので、ヴァレーマを降ろしました。
吹き抜けのLDKで過ごしていると、日々、太陽の光を感じることができます。
過ごしていて、暑いな、眩しいなと感じたら、ヴァレーマを降ろして、羽根の角度を調整して適度に日射を切って、ちょうどよい角度に調整しています。

直射日光が入らない時期もあるのですが、6月くらいから、朝の陽ざしが強くて、ヴァレーマを使っています。
羽根の角度を上向きにして、太陽の熱は遮断しつつも、明るさは取り込むような使い方をすることもあります。
6月以降、7月、8月の午前中が特に暑くて、ブラインドを降ろして、羽根の角度を上向きにするという使い方をしています。
光の入り方の関係で、8月半ば以降は、毎日ヴァレーマを降ろさなくてもよくなります。
逆に冬は太陽の光と熱を取り込みたいので、ほとんど上げています。

ヴァレーマを採用してみての感想や使い心地

ヴァレーマがあるとないのでは生活が全然違います。
一般的なエアコンの特に暖房の風が嫌で、我が家は、輻射冷暖房システムを採用しています。

夏はパネルに冷水が流れることで、輻射的に冷気で部屋の中が涼しくなる仕組みなのですが、部屋の中が暑すぎるとせっかく冷気が流れてもこれだけだと涼しさを感じられないこともあるんですね。
ですが、ヴァレーマがあると涼しくなり、快適に過ごせます。

ヴァレーマがなかった時は、特に真夏、朝の陽ざしが強すぎて、朝起きると、二重サッシの窓でありながら、窓の周りが温室のようになってしまっていました。

ヴァレーマは我が家にとって必須アイテムで、ヴァレーマがない暮らしはもう想像できないです。

ヴァレーマを採用してみての感想や使い心地

ヴァレーマがあるとないのでは生活が全然違います。

一般的なエアコンの特に暖房の風が嫌で、我が家は、輻射冷暖房システムを採用しています。
夏はパネルに冷水が流れることで、輻射的に冷気で部屋の中が涼しくなる仕組みなのですが、部屋の中が暑すぎるとせっかく冷気が流れてもこれだけだと涼しさを感じられないこともあるんですね。ですが、ヴァレーマがあると涼しくなり、快適に過ごせます。
ヴァレーマがなかった時は、特に真夏、朝の陽ざしが強すぎて、朝起きると、二重サッシの窓でありながら、窓の周りが温室のようになってしまっていました。
ヴァレーマは我が家にとって必須アイテムで、ヴァレーマがない暮らしはもう想像できないです。

温水と冷水がパネル内に流れることで部屋を暖めたり涼しくしたりできる輻射冷暖房システム

スラット(羽根)の上げ下ろし、角度調整も自在にできるという点もとても魅力に感じています。
ただブラインドを降ろして閉じてしまうだけですと部屋の中が暗くなってしまいますが、暑さは遮りつつ、適度にスラットの角度調整をし、スラットの角度を上向きに開くこともあります。
スラットの角度調整で明るさを取り込むことができるのはとても便利ですね。

リモコンで自在にコントロールできるのが便利

使わない時は、収納ができて部屋の中から全く見えなくなる点も私たちのデザインへのこだわりという観点から気に入っているポイントです。
収納したら、外から見ても中から見ても、誰もブラインドが付いていると気がつかないと思います。
吹き抜けの2階部分に取り付けるということで、1階から見上げた時に畳んだブラインドが下から見えないようにするため、通常よりもブラインドの取付位置を少し上にするという提案もしていただきました。

窓枠よりもかなり上に取付
このようにブラインド収納時は部屋の中から全く見えなくなる

実際には新築時に採用したわけではなく、後付けなんですが、後付けに見えないのもいいですね。
まるで、新築時から付いていたかのようです。

ブラインドなんですが、「ブラインドブラインドしていない」「デザイン上のエレメントかな」と思わせるデザインも魅力に感じています。
さきほどお話した輻射熱冷暖房パネルもそうなんですが、冷暖房という機能だけではなく、デザイン的要素もあるようなものが好きなんですね。
そういった意味で、ヴァレーマも同様で、太陽の光や明るさをコントロールするという機能に加えて、デザイン的要素もある、機能とデザインが両立している点も気に入っています。

一台で作ったので、左右のバランスもいいですし、取り付けに関しても、細かく打ち合わせした上で、工務店様にもご尽力いただき、ベランダの手すりを一部カットするなどして、窓をしっかりカバーできるようにし、きれいに取り付けることができました。
窓を一枚のブラインドでカバーして絵のように見せたいという想いがあったので、実現できて満足しています。

後付けながらきれいに納まるよう細部まで工夫

また、ヴァレーマの高さについて窓の下まで降ろして、できるだけしっかり覆い隠したいと考えていたのですが、部屋の中から見た時に、結果的にこのくらいの高さでも下から見て特に気にならないです。
既存の空間にうまく融合させられたと思っています。
後付けだったので、いろいろなものを調整しながら取り付けたのですが、結果的にうまく取り付けることができ、満足しています。

すでに設置されていたベランダの関係でギリギリの高さとなったが、結果として内観1階から見た時に気にならない高さに

ヴァレーマが演出する陰翳について

先ほどもお話した通り、ヴァレーマは、熱を遮断しながら、一方で、光をとり入れることができるので、季節と時間帯によって、ヴァレーマを通して入ってくる光の線や光と影の感じも好きです。
もともと、陰翳というか光と影のバランスみたいなものが好きなので、そういった点でも私たちの好みに合っていますね。
ヴァレーマは和的でモダンな光の演出をしてくれると感じています。
この家のテーマが、「ジャパニーズモダン」、日本の昔ながらの光と影、陰翳を遊ぶような空間構成や光の演出をイメージしていて、そうした家の雰囲気やデザインのトーンと調和していますね。
私たちがディテールまでこだわって、設計者にも苦労していただきながら、つくった家なので、何かを後付けするにあたっても、自分たちが納得するものを付けたいと思いましたから、それをうまく叶えてくれたのがヴァレーマだったということですね。

採用前に心配だったことや気になったこと

ブラインドを外に付けるということに関しては特に抵抗はなかったです。
設計の長崎さんから、「暑さ対策として日射遮蔽をするには、内側に何かをつけるよりも、外で遮蔽したほうが効率的である」という説明をしていただいて、「日本の昔からあるすだれと同じ概念である」ということで、すごく納得感はありました。

また、後付けということでデザイン的に違和感が出たら嫌だなという懸念もありましたが、HP等で施工事例をいろいろと見たり、ショールームで実物を見て羽根の動きなどを見ながら、私たちが目指している機能性とデザイン性を両立している事例もたくさん確認できました。

加えて、カスタマイズができるということと、一台で覆えるということ、色の選択肢が豊富である点などもあり、これは採用する価値がありそうだと思いました。

ただ一点、オーダーのため、納期がかかるという点は気になりました。
この点に関しても私たち自身が希望する完全カスタムメイドなので致し方ないと思いました。

最後に・・・

ヴァレーマのお話だけでなく、オーナー様の家づくりと暮らしを楽しむ姿勢が印象に残るインタビューでした。
オーナー様の一貫した信念とセンス、こだわりが詰まった豊かな暮らし。
その中で、ヴァレーマを後付けしていただいたのですが、機能とデザインが両立されている点、オーナー様のお住まいに調和するデザイン、陰翳についてなどデザイン面も高く評価していただき、気に入っていただいている様子が伝わってきて、とても嬉しく感じました。 

 

■設計:株式会社アトリエハレトケ
https://haretoke.co.jp/

■アトリエハレトケの長崎様にインタビュー時の様子を以下のブログでご紹介いただいています。
アトリエハレトケ長崎様のブログはこちら
https://www.denen-arch.com/post/15762

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