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今回は雨戸とシャッターの違いを解説します。

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時代の変遷と共に、雨戸だけではなくシャッターを設置する家庭が増加しています。雨戸とシャッターを比較した場合、どのような点で違いがあるのかわからないという方もいるでしょう。

そこでそれぞれの違いについて、詳しく説明したいと思います。またメリットとデメリットにも触れるので、いずれかを導入する際にはきっと役立つことでしょう。

雨戸とシャッターの役割

雨戸とシャッターの共通点として、マイホームを守る役割を持っている点が挙げられます。また不審者が室内に侵入するのを防ぐ役割を持っており、防犯対策の点でも役立つアイテムと言えるでしょう。 台風などが起こった際に、瓶や木材などが窓に当たれば割れてしまいます。

雨戸やシャッターによって窓を保護すれば、割れるのを防ぐことが可能です。また割れたガラスの破片が人に当たるなど、怪我を防止する役割も持っています。 雨戸やシャッターがあれば、空き巣による被害も防げます。防犯面を強化したいのであれば、雨戸などを設置するといいでしょう。

参考記事:防犯対策のカギとなるのは「カーテン」!空き巣対策を3つ紹介

雨戸とシャッターの違い

雨戸とシャッターは、開閉する場合の動かす方向が大きく異なります。雨戸は一般的に左右へスライドさせて使用しますが、シャッターは上下に開閉して使用するアイテムです。 いずれもマイホームを防護する役割を持っていますが、価格の面でも違いが見られます。

雨戸は強度があるのにもかかわらず、安価に購入できます。 雨戸の設置に関しては、1か所当たり2万円が一般的な相場です。一方で、シンプルでリーズナブルな手動タイプのシャッターであっても、1か所当たり6万円程度の施工費用がかかります。

雨戸とシャッターの特徴

昔ながらの雨戸は、引き戸タイプの木製が一般的でした。頑丈ではあるものの、重量があるといったデメリットがあったのです。

現在では木製だけではなく、アルミなど軽量の素材も登場しています。 収納性の面で雨戸よりも優れているシャッターが登場したことによって、雨戸を取り付けている家庭は減っています。シャッターはアルミだけではなく、鉄やステンレスなど金属で作られている点が大きな特徴です。

また、一般的に手動で開閉を行う雨戸に対して、シャッターの中には電動で開閉ができるタイプも登場しています。

雨戸とシャッターを設置するメリット・デメリット

予算面だけを考えれば、雨戸に魅力を感じることでしょう。しかし雨戸もシャッターも、暮らしを快適にする目的で設置します。 自宅に関してどちらがいいのかしっかりと考えた上で、選択する必要があるでしょう。ここでそれぞれのアイテムに関して、メリットとデメリットの両方に関して説明したいと思います。

雨戸とシャッターのメリット

窓ガラスの保護や防犯性を高めるだけではなく、雨戸などを取り付けることで様々なメリットが生まれます。光熱費の削減にもつながるため、日頃から節約を心がけている方にとっては見逃せないポイントでしょう。ここで雨戸とシャッターについて、メリットと感じる部分をそれぞれ説明したいと思います。

雨戸

カーテンだけではなく雨戸を取り付けることで、遮光性を高めることができます。強い日差しが差し込んでくる夏の時期では、特にその効果を高く実感することでしょう。

シャッターに比べて施工費用を抑えられますし、遮光性が高くなればエアコンの設定温度を必要以上に下げる必要がなくなります。毎年光熱費を抑えられるので、設置費用は掛かっても無駄な出費とはなりません。

また最近では断熱雨戸が登場しており、断熱材が使用されています。断熱効果に優れており、寒い外気を効果的にカットすることが可能です。このアイテムを設置すれば、冬の時期であってもエアコンの使用量を抑えることができるようになります。

参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

シャッター

シャッターはどんどん進化を遂げており、最近では電動で開閉が行えるタイプも販売されています。雨戸を動かすのがとても面倒だと感じる方にとって、リモコン一つで操作できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

また電動式はモーターで動くタイプが多く、屋外から無理やりこじ開けることが難しいといった点も特徴として挙げられます。 雨戸に比べてシャッターは、微妙な調整ができるという点も魅力です。強い日差しはカットしながら少しだけ風を室内に取り込みたい場合でも、シャッターであれば少しだけ開けることが可能です。

雨戸とシャッターのデメリット

紫外線カットや防犯対策など、雨戸やシャッターは様々なメリットがあります。しかし良いところだけではなく、デメリットと感じる部分も実際にはあります。 設置を検討したいと思ったときには、注意すべき点もきちんと知っておくことが大切です。

ここで、デメリットと思われる部分に関して説明したいと思います。

雨戸

雨戸を開けるときに、ガタガタと音がすることがあります。毎回音がすると、段々ストレスに感じてしまうことでしょう。またあまり音を立てると近隣住民に迷惑をかけるので、ゆっくりと開閉しなければなりません。 開閉をしない時でも、風が強いと音がする場合があります。

風が強い、また雨天時に音がすることはあらかじめ理解しておかなければなりません。また雨戸は手動のため、面倒だと感じる場合には電動式のシャッターを選ぶといいでしょう。

シャッター

室内を快適な環境にしてくれるこのアイテムは、設置に費用がかかってしまう点には注意が必要です。さまざまあるタイプの中で、最も安いと言われる手動式でも2万円程度の費用がかかります。 手動式は自分で開閉をしなければならず、面倒に感じる方もいることでしょう。

このストレスを解消するために、電動式を選択することも可能です。ただ停電になってしまったら動かなくなってしまうことは、あらかじめ理解しておかなければなりません。

雨戸の種類

雨戸は昔ながらの引き戸タイプだけではなく、現在ではバリエーションも豊富です。洋風の建築物に使用しても違和感がないため、多くの住宅で使われています。ここで雨戸にはどのような種類があるのか、主流となっている3タイプについて説明したいと思います。

単板引き違い雨戸

昔ながらの和風住宅でよく見られるタイプで、板状になっているのが大きな特徴です。数枚を重ね、左右にスライドさせて使用します。

最も大きなメリットは、他のタイプに比べてリーズナブルな点です。ただ収納性の点で劣っており、木製については重量がある点もデメリットです。 木製は大きくて重いため、女性にとっては扱いにくいタイプと言えるでしょう。

その後アルミなど木製よりも軽量のタイプが登場しましたが、閉めると室内が暗くなってしまう点はどの素材でも感じられます。

ルーバー引き違い雨戸

自分で動かすのが面倒な引き戸に比べ、このタイプはより扱いが簡単です。ルーバーと呼ばれる羽根の部分は、細かく角度を変えられます。雨戸を閉めた状態でルーバーの角度を変え、日差しの調節を行うのです。 ルーバーを完全に下に向ければ、日光をシャットアウトすることができます。

また少し角度を変えれば、上手に日光を室内に採り入れて明るい空間にすることも可能です。 このタイプは洋風だけではなく、和風の建築物との相性が良いと言われています。

最近ではネコちゃんが出入りするための小窓を設置しているなど、機能性に優れたルーバー引き違い雨戸も登場しています。

折れ戸タイプ

一枚の板をスライドさせるタイプと大きく異なっており、両開きで使用します。外側に向かって開けば、雨戸が半分に折れる設計になっている点が特徴です。 設置をするときに戸袋が不要ですし、雨戸を完全に開いた状態にすると小さく収納できます。

そのため、室内を広く見せられます。スタイリッシュな見た目なので、現代的な洋風建築との相性が抜群です。

シャッターの種類

雨戸よりも収納性に優れており、多くの住宅で導入されているのがシャッターです。現在ではさまざまな種類の製品が販売されており、とても便利な電動式も見かけるようになっています。

ここでシャッターの中でも主流となっているタイプについて、いくつかご紹介したいと思います。

電動式シャッター

電動式は自分で開閉を行う必要が全くないので、快適さの点で非常に優れているアイテムと言えるでしょう。リモコンを使って簡単に操作ができるため、お子さんでも難なく扱うことが可能です。 誰でも扱えてとても便利な電動式ですが、その反面、施工のために費用が多くかかってしまいます。

また故障した場合には、他のタイプに比べて修理費用が多くかかる点はデメリットです。費用面よりも快適さを重視したい、そんな方には特におすすめしたいタイプと言えます。

手動式シャッター

電動式は設置に高額の費用がかかるので、もっと安くシャッターを導入したい方にピッタリなのが手動式です。自分で開閉をするだけなので、操作の点で難しい部分は基本的にありません。

そして、設置や修理をする場合に費用を抑えられる点は嬉しいポイントと言えます。ただ自分で開閉しなければならず、雨が降りやすい地域に住む方にとっては不便に感じられることでしょう。

スリットタイプシャッター

このタイプは、スラットと呼ばれる通気孔がついています。シャッターを閉めた状態でも、少しだけ日光を確保することが可能です。また風通しも良くなるので、スムーズに快適さを得られる点はスラットが持つ大きな特徴と言えます。 スラットは手動式だけではなく、現在では電動式も登場しています。

またスラットを全体的に開閉するタイプに加え、一部だけ開閉ができるタイプもあります。

クローズタイプシャッター

スラットタイプなどとは違い、クローズドタイプは風や日光を完全にシャットアウトするのが大きな特徴です。窓を覆ってしまうので、室内は暗くなります。 室内に照明があるため、完全に遮光したい場合には適しているタイプです。

またプライバシーを確保できるため、住宅のガレージによく使用されています。 クローズドタイプは微妙に開閉する位置を調節すれば、室内に入る日光や風の量をコントロールすることが可能です。

見た目がスタイリッシュなので、おしゃれなシャッターを求める方にはぴったりです。

ブラインドタイプシャッター

オフィスの窓に設置されているブラインドと同様に、スラット呼ばれる羽根の角度を変えて使用します。スラットの角度を変えれば、風通しと光の量を調整できます。 ブラインドタイプは完全に閉めた状態にできるので、閉めたままでスラットだけを調整することも可能です。

スラットの調整について、手動式だけではなく電動式も登場しています。頻繁に光の量を調節する場合には、電動式の方が便利だと言えるでしょう。

雨戸やシャッターの後付けが難しい窓

大きな吹き出し窓や出窓の場合、後付けで雨戸やシャッターを設置できないことがあります。枠などを設置するためのスペースが確保できないと、施工を行うことは困難です。

ただこのようなケースの場合、室内側へのシャッターの設置を検討するといいでしょう。室外用だけではなく室内用もあり、日差しをシャットアウトする効果が十分に期待できます。

また木目調などデザインも多様なので、室内の雰囲気にフィットするタイプを見つけられるでしょう。

新しい選択肢に外付けブラインド

まだ日本ではあまり見かけないアイテムとして、外付けのブラインドがあります。昭和の時代によく見かけていた、すだれやよしずのような感覚で使用することが可能です。

現在ではドイツなど、ヨーロッパでも特に環境への意識が高い国では普及しています。スタイリッシュな見た目だけではなく、機能面でも優れています。

特に優れているのが、遮光性と遮熱性です。使用することでエアコンの使用量を抑えられるため、環境への配慮にもつながります。

参考記事:窓はカーテン以外にも選択肢がある!特徴や費用について解説

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外付けブラインドとは

外付けのブラインドは、スラットの角度を自由に調整することができます。スラットがついている、スタイリッシュなシャッターと同じ感覚で使用することが可能です。 ブラインドは一般的に屋内に設置するアイテムですが、外付けタイプはより遮光性に優れています。夏の暑い時期には日光をカットするため、エアコンの温度を無駄に下げる必要がなくなります。

また外部の冷たい冷気をカットすることができるため、暖房代の節約にもつなげられるでしょう。

参考記事:外からの視線を遮る窓の目隠し方法とは。目隠しの工夫と具体例を紹介

まとめ

いかがだったでしょうか。

昔から日本で設置されていた木製の雨戸は、時代の変化と共にさまざまな素材が使われるようになりました。またスタイリッシュなシャッターが登場し、最近では外付けのブラインドに注目する方が増えています。 いずれのアイテムにもメリットだけではなく、デメリットがあります。またニーズによって、選択すべきタイプが違う点も理解することが大切です。

予算や機能性などの中から優先順位を決め、ニーズにピッタリ合うシャッターや雨戸を決めるといいでしょう。

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