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オスモ&エーデル広報部です。今回は窓際が暑くなる原因と対策についてご紹介します。

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「夏になると部屋が暑くなりすぎて困っている」 「エアコンをつけてもなかなか涼しくならない」

このようなお悩みをお持ちの方は多くいらっしゃるでしょう。
気象庁の調査によると、日本の夏の気温は年々上昇していて、2021年の夏は過去123年の統計なかで7番目に高い平均気温となりました。
さらに、今後も平均気温は長期的に上昇し続けるという調査結果も出ています。

参照:気象庁 日本の夏(6〜8月)平均気温偏差の経年変化(1898〜2021年)

また、別の調査では「室内で熱中症にかかる人」の人数が増加しているという結果も出ました。
2000年以降、家庭内での熱中症患者は増加しており、そのうち約40%が室内で発生しています。
「暑くて我慢できない場所」についてのアンケートでは、『居間:39.6%』『寝室:32.1%』『台所25.8%』という回答結果でした。

参照:熱中症対策シンポジウム 住まいと住まい方による熱中症予防

このような結果からも、「室内の暑さ対策」の重要性がわかります。

本記事では、部屋が暑くなる原因とその対策をまとめました。
室内が暑くなりすぎないように対策したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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部屋が暑くなる原因

部屋が暑くなるのには、さまざまな原因があります。
主に考えられる理由は以下の4つです。

  • 屋根が金属の素材である
  • 外壁に遮熱効果がない
  • 吹き抜けがある
  • 日当たりが良く窓が大きい

屋根の素材にはいくつかの種類がありますが、実は熱を集めやすい製品があることをご存知でしょうか。
屋根材に鋼板を使っている「金属屋根」は、屋根が熱くなりやすい傾向があります。

金属は熱伝導が良い性質を持っているため、その熱気が室内まで伝わりやすいのです。

外壁も室内に熱を伝えやすい要素のひとつです。家屋において面積も広いため、その影響は大きいでしょう。

外壁からの熱気を防ぐために有効なのは「遮熱塗料」です。

外壁に塗布することで、太陽光の熱を吸収して室内の温度が上がることを防いでくれます。
遮熱塗料は、外壁だけでなく屋根の上に塗布することも可能です。

また、間取りに「吹き抜け」がある住宅も室内が暑くなりやすいでしょう。
吹き抜けがある住宅の多くは、天窓や屋根に近いエリアに窓があります。

採光の面では人気がありますが、空に近い位置の窓は太陽の熱を直に受けることになります。
さらに、吹き抜けがあることで上部へ風がながれてしまい、エアコンがあまり効かないケースも多いです。

最後に、もっとも身近な暑さの原因は「窓」からの熱気です。
以下で、窓からの熱で部屋が暑くなる原因を詳しく解説します。

参考記事:なぜ戸建ての二階は暑いのか?原因と対策方法をご紹介!

窓から日光が入るため

部屋が暑くなる大きな原因は、窓から日光が入るためです。
窓に太陽光が当たると、その熱が室内に伝わり、部屋の気温を上昇させます。
窓際は、部屋のなかでも暑くなりやすい箇所なので、近くに配置する家具やインテリア用品にも注意しておいたほうがよいでしょう。

窓が無ければ換気が出来なくなり、暑くなるからといってまったく窓を開けないわけにもいきません。

遮熱できるアイテムを使いながら、窓の機能も果たせるようにしておきましょう。

窓が大きい

窓が大きいことも部屋が暑くなる原因です。
リビングやダイニングの窓はある程度の大きさがあるため、室内に取り込む光の量も多くなります。

さらに天窓が設置されている場合は、上部からの光も室内に入ってくるため、気温が上がりやすいです。
また、住宅が建っている向きによっても日差しの入り方は異なります。

大きな窓があると、部屋が明るくなり気持ちの良い空間作りができますが、暑さへの対策を考えておかないと夏場に困ってしまうこともあるでしょう。

窓の大きさを決める際は、採光と機能面のバランスを考えることがおすすめです。

部屋の暑さ対策は遮熱がおすすめ

夏場でも快適な居住環境を作るために、部屋の暑さ対策について把握しておきましょう。
部屋が暑くなる原因として、前述した『屋根』『外壁』『窓』のそれぞれの遮熱対策を紹介します。

1.屋根の遮熱対策

屋根の種類のなかでもっとも熱を帯びやすいのは「金属屋根」でしたが、熱伝導率が低いとされているのは「瓦屋根」です。

瓦は基本的には粘土が原料になっていて、熱を吸収しやすい素材のため屋根の遮熱には効果的です。

また、屋根の遮熱対策としては「ソーラーパネルの設置」も有効で、太陽光の熱を逆に利用する方法もあります。

2.外壁の遮熱対策

外壁が熱を持ってしまう際には、遮熱効果のある塗料で塗り替えをすることで室内の気温上昇を抑えられます。

外壁におけるもう1つの対策としては、白系のカラーを選ぶことです。
明るい色にしておくことで、太陽光を反射しやすくなり熱の蓄積を防げる可能性があります。

外気温が非常に高いときは、ホースを使って外壁に水をかけるだけでも室内の温度が下がるのでおすすめです。

3.窓際の遮熱対策

窓から伝わる熱気を遮るためにはいくつかの方法があります。
窓際の遮熱対策については、以下で詳しく解説します。

窓の遮熱対策

効果的な窓際の遮熱方法を4つ紹介します。

  • カーテン
  • すだれ
  • 断熱フィルム
  • 外付けブラインド

それぞれを詳しく見ていきましょう。

カーテン

カーテンは室内の目隠しやインテリアとしての用途もありますが、外からの熱を遮ってくれる効果もあります。

カーテンのなかでも暑さを防げるのが「遮熱カーテン」です。
遮熱カーテンとは、特殊な繊維の生地で作られている遮熱効果の高い製品のことで、特に夏場に最適です。

遮熱カーテンと似た製品で「断熱カーテン」も、窓際が暑くなりにくい素材です。
断熱カーテンは光を防ぐだけでなく、保温できる機能も備えているため冬場は室内を暖かく保てます。

どちらのカーテンをつけた場合も、冷暖房の効率が良くなるので、電気代の節約になります。


参考記事:窓はカーテン以外にも選択肢がある!特徴や費用について解説

すだれ

昔ながらの日よけアイテムといえば「すだれ」が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

すだれと同じ竹で出来た製品に「よしず」がありますが、この2つの違いは『壁に吊るすかどうか』です。

一般的に窓枠の上に括り付けて吊しているのがすだれで、縁側やベランダに立てかけて使われるのがよしずです。

ナチュラルな竹の素材には根強い人気があり、どちらも夏場の日よけとして広く活用されています。

窓際にすだれやよしずを設置しておけば、日差しを程よくシャットダウンしながらも、心地よい風だけを運んでくれます。

すだれやよしずのメリットは、設置が簡単なことと価格がリーズナブルな点です。
ホームセンターや量販店などで手軽に入手できて、サイズ展開も豊富なので、自宅の窓に合う製品が見つけやすいでしょう。
近年ではプラスチック製のすだれも販売されていて、機能はそのままにスタイリッシュなデザインに変化を遂げています。

断熱フィルム

窓ガラスに直接貼って使う「断熱フィルム」も窓際の暑さを防いでくれる優秀なアイテムです。

「窓用遮熱フィルム」と検索をすれば、インターネット通販に多数の商品が出てきます。
その他には、ホームセンターやインテリアショップなどで取扱いしていることもあるでしょう。

遮熱フィルムには豊富な種類があり、選び方にもコツがあります。
購入する前に以下のポイントをチェックしてみてください。

  • オールシーズン用か確認する
  • フィルムの貼り付け方法を確認する
  • 商品の厚みをチェックする

遮熱フィルムのなかには、冬だけ使えるワンシーズン用の商品があります。
冬用の製品は窓際の暑さ対策ではなく、結露を防ぐことを主な目的としています。

オールシーズン用と記載された製品であれば、張り替えをせずに1年中使用できるので、こちらの商品のほうが使い勝手が良いでしょう。

遮熱フィルムには透明や無地だけでなく、さまざまな柄があるのでインテリアのアクセントとしてもおすすめです。

また、貼り付けの方法についても、あらかじめ確認しておくとスムーズに取り付けできます。

大きく分けて2つの設置方法があり、「シール式」と「水を使って貼り付ける」製品があります。
シール式のほうが比較的、簡単に設置できるため、取り付けが心配な人はこちらを選びましょう。

製品の厚みについても、忘れずにチェックしておいてください。
遮熱フィルムは3層になっている製品と、1層だけの薄手のものがあります。

厚みがあれば遮熱効果は高まりますが、いかにも「貼っている」という見た目になってしまうため、インテリアには馴染みにくいです。

一方で薄手のフィルムは窓に自然に馴染むので違和感なく使用できますが、遮熱効果は3層の製品に比べて劣ります。

一長一短なので、重視したい要素を優先して決めるとよいでしょう。

外付けブラインド

外付けのブラインドも窓際の暑さ対策に有効です。
国内ではまだ導入している住宅が少ない「外付けブラインド」ですが、海外では多くの住宅で採用されています。

外付けブラインドについては、以下でさらに詳しく解説します。

部屋の遮熱対策に「外付けブラインド」がおすすめの理由

窓際の暑さを防げる「外付け」ブラインドのおすすめポイントは以下のとおりです。

  • 日射エネルギーをカット
  • 品質機能

それぞれを詳しく解説します。

日射エネルギーをカット

日射エネルギーとは、太陽光から放出される熱エネルギーのことです。
あるメーカーの調査では、外付けブラインドの羽(スラット)を閉じた場合、約85%の日射を遮ぎれるというデータが出ています。

外付けブラインドの設置が多く見られるドイツやスイスでは、「パッシブクーラー」とも呼ばれて、住宅のほかに病院や公共施設でも採用されています。

※バシップクーラーとは、可動式の日よけを付けたり、間取りを工夫したりして冷房効果を高める仕組みのことです。

日射エネルギーをカットすることで、エアコンにかかる電気代も約50%前後削減できるようになります。

品質機能

外付けブラインドは、品質と機能にもこだわりがある製品が多数あります。

ブラインドを外に設置することで、太陽光を防ぎながらもフレッシュな外気を取り入れられる点がメリットです。

室内にブラインドやカーテンが不要になるため、窓際のインテリアの幅も広がり、部屋が広く見えるようになります。

アルミ製の外付けブラインドは水洗いできるため、外側からホースで水を流せば簡単に汚れが落ちます。

また開閉は室内から電動で出来る製品もあるので、手間なく羽の向きを調整できるでしょう。

参考記事:ブラインドの掃除は大変?簡単な掃除方法や裏技をご紹介!

窓際の暑さを防いでエコな暮らしをしよう

窓際の暑さ対策をする目的は大きく3つあります。

1.室内を適温に保つことで熱中症を防ぐ 真夏日は窓からの太陽光で、室内が非常に暑くなりやすいです。

大丈夫だと思って過ごしていても、気付かないうちに熱中症にかかってしまう可能性もあります。
温暖化が進む現代では、これまで以上に室内の温度管理に注意しておきましょう。

2.住宅の劣化を防ぐ 窓際に太陽光が当たり続けると、窓枠や壁、床などが日焼けしてしまいます。

また窓ガラス自体も目に見えない劣化が進んでいるので、経年劣化によって割れやすくなります。

これらを防ぐためにも、窓際の遮熱対策は欠かせません。
特に、外側から住宅を守れる外付けブラインドは、窓ガラスの劣化を遅らせる効果も期待できるでしょう。

3.省エネ対策になる 窓際の遮熱対策を行うことで、省エネ効果もアップします。

日本の住宅におけるエネルギーの使用量は年々増加しており、1900年代に比べると約2.5倍になっています。
さらに家庭内のエネルギー消費の分布を見ると、約3割が冷暖房費です。

これらのデータからも、個人単位でも省エネ対策を行う重要さが見えてきます。
窓からの太陽光を遮ることで、夏場でも室内が暑くなりすぎないようにできます。

さまざまな対策を講じて、快適な住まいづくりを目指しましょう。
窓際の暑さを軽減させる対策はさまざまあるので、住宅に合うものを選んでみてください。

参考記事:日射遮蔽とは?日差しを遮るための対策方法について解説

オスモ&エーデルでは、外付けブラインドを取り扱っています。窓際の暑さ対策には外付けブラインド「ヴァレーマ」がおすすめです。機能性にくわえデザイン性にもこだわりのある製品になっておりますので、気になる方や詳しく知りたい方はぜひ一度お問い合わせください。