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ロートアイアンの工房へおじゃましました

こんにちは、設計の永木です。
「ドイツの家」に採用したロートアイアンの工房におじゃましました。
場所は京都の亀岡、よし与工房さんです。

なぜ「ドイツの家」にロートアイアン?
中世から続くヨーロッパの伝統と言ってしまえば身もふたもありませんが、実は設計としてはもう少し別な思いもあるのです。
「ドイツの家」の3大建材といえば、断熱性能世界トップクラスの樹脂サッシ・フェンスター、ドイツではもはや当然の省エネ設備の外付ブラインド・ヴァレーマ、21ミリ極厚無垢銘木に自然塗料オスモカラーをかけたオスモフローリング。
このすべてを弊社がドイツより直接かつ独占的に取引しています。
これだけの高性能建材を標準化した「ドイツの家」はほとんどオートマティックに高性能住宅になります。(もちろん設計のコツはあります)
環境配慮が地球的課題である建築において、もはや現代住宅もその課題から逃れることはできません。
その意味においても「ドイツの家」を自信をもっておすすめしています。
しかし同時に高性能だけを誇りたくない思いも設計としてはあるのです。

それがたとえばロートアイアンです。
ロートアイアンつまり「鍛鉄」。職人さんが火と会話するように鉄を叩き曲げ捻り、作品を創りだしていきます。
金床、溶接機、各種ハンマーなどたくさんの道具たちが整然と並び、中央には炉が酔ったように美しく燃え、見つめる顔に熱気を塗りつけてきます。
手仕事で生まれるリズムを聞きながら職人さんの背中を見つめていると、思考は20世紀初頭へと飛んでいきます。
場所はもちろんドイツ、モダニズム前夜です。
規格化を進める近代のなかで手仕事や個性を主張しつづける一群の人々がいました。
彼らの仕事は「ドイツ表現主義」と呼ばれ、紆余曲折をもって日本にも大きな影響を及ぼすことになります。
このモダニズム前夜は長い建築史のなかでもっとも人気の高い一時代でもあります。
ドイツ表現主義以外にも、有名なイギリスのアーツアンドクラフツとフランスのアールヌーヴォー、オーストリアのゼツェッション、イタリアの未来派、ロシアの構成主義、オランダのデ・スティル、そしてドイツのバウハウス。
モダニズムという巨人のまえにヨーロッパに現れた百花繚乱です。


なかでもドイツ表現主義に強く魅せられています。(永木)

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